学部ポリシー/教職ポリシー/自己評価・外部評価
- 人材育成目的
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立命館大学法学部は、法学および政治学の教育研究を通じて、幅広い教養と確かな専門知識に基づき法および政治に関わる社会現象を多面的に把握し、社会の様々な分野で平和と民主主義の実現に貢献できる人間を育成することを目的としています。
- 学位授与方針
(ディプロマ・ポリシー) -
立命館大学法学部は、学部則に規定する所定の単位(教養科目18単位以上、外国語科目12単位以上、および専門科目78単位以上を含む計124単位)の修得をもって教育目標が達成されたものとし、学士(法学)の学位を授与します。
立命館大学法学部は、「平和と民主主義の実現に貢献できる人間を育成する」という人材育成目的を踏まえ、卒業時までに到達すべき教育目標として、以下の5つのことを定めます。- 現代社会に生起する法現象および政治現象を的確に把握し、分析することができるだけの法学・政治学の基礎的知識と思考方法を身につけ、これらを関心のある社会問題の探究に活かすことができる。
- 「平和と民主主義」という本学の教学理念を踏まえつつ社会のあり方について主体的に学び、その成果を実践に活かすことができる。
- 法学・政治学に関する学術情報を主体的に収集し、分析するとともに、その分析結果に基づいて自己の見解を形成し、これを文章によって論理的かつ正確に表現することができる。
- 専門の枠にとらわれない広い視野を身につけ、多様性を尊重しながら母語および外国語で他者とコミュニケーションを図ることができる。
- 学びを通じて自己の適性を見極め、自ら設定した目標に向かって主体的かつ系統的に課題に取り組むことができる。
- 教育課程編成・実施方針
(カリキュラム・ポリシー) -
概要
立命館大学法学部は、学士課程での4年間の学びを通じて教育目標に到達するため、学位授与の方針に基づき、教養科目、外国語科目、専門科目の各科目を開講し、教育課程の編成にあたっては、個々の学生が問題関心や志望進路に応じて系統的かつ段階的に学修を進めることができるよう配慮しています。
初年次の学びとコース選択立命館大学法学部の学生は、1年次は、全員が同一のカリキュラムの下で学修を進め、2年次以降は、法政展開、司法特修、公務行政特修のいずれかのコースに所属して学修を進めます。
学部基礎科目
立命館大学法学部では、1年次の小集団科目として、春学期に「基礎演習Ⅰ」が、秋学期に「基礎演習Ⅱ」が開講されます。これらの科目を履修することで、大学での学びに必要とされる各種の基礎的な能力を身につけることができます。また、1年次の秋学期には、キャリア形成科目として、「社会に生きる法」が開講されます。この科目を履修することで、法学部で学ぶ意義を確認し、2年次以降に所属するコースの選択に備えることができます。学部基礎科目は、法学・政治学の基礎を身につけるための科目群です。学部基礎科目として、1年次春学期から2年次春学期にかけて、「法学入門」「政治学入門」「憲法Ⅰ(総論・統治1)」「憲法Ⅱ(人権)」「民法Ⅰα」「民法Ⅰβ」「民法Ⅱ(債権各論)」「刑法Ⅰ(総論)」「近代政治思想史」の9科目が開講されます(ただし、司法特修に所属する学生に関しては、「刑法Ⅰ(総論)」に代えて「刑法総論(法曹)」が学部基礎科目となります)。立命館大学法学部の学生は、これらの科目の中から14単位を修得しなければなりません。
法政展開法政展開は、法学部での学びを活かして社会の様々な分野で活躍することを希望する学生のためのコースです。法政展開では、個々の学生の問題関心や志望進路の多様性を踏まえ、法学・政治学を系統的かつ体系的に学べるようにするため、「専門化プログラム」と呼ばれる履修プログラムが設けられています。専門化プログラムには、「国際関係法プログラム」「ビジネス・企業法プログラム」「生活・環境法プログラム」「刑事・人権法プログラム」「政治・市民社会プログラム」の5つのプログラムがあります。法政展開に所属する学生は、これらの専門化プログラムの中から1つを選択し、その専門化プログラムの科目群(プログラム科目)の中から30単位を修得しなければなりません。
司法特修
法政展開では、2年次の小集団科目として、春学期に「展開演習Ⅰ」が、秋学期に「展開演習Ⅱ」が開講されます。これらの科目を履修することで、関心のあるテーマについて探究することができ、3年次の「専門演習Ⅰ」「専門演習Ⅱ」のクラスの選択に備えることができます。司法特修は、法曹をはじめとする法律専門職を志望する学生のためのコースです。司法特修に所属する学生は、進路の開拓に必要とされる実定法学の基礎を身につけるため、特修独自科目と呼ばれる科目群の中から30単位を修得しなければなりません。
公務行政特修
司法特修では、2年次の小集団科目として、「特修憲法」「特修民法」「特修刑法」が開講されます。これらの科目を履修することで、それぞれ憲法、民法、刑法について、深く学ぶことができます。また、司法特修に所属する学生は、「法曹進路プログラム」(法曹コース)に登録することができます。公務行政特修は、国家公務員総合職や地方上級公務員などの公共的な分野で活躍する職種を志望する学生のためのコースです。公務行政特修に所属する学生は、進路の開拓に必要とされる法学・政治学の素養と政策立案の基礎を身につけるため、特修独自科目と呼ばれる科目群の中から18単位を修得しなければなりません。
専門演習・卒業研究
公務行政特修では、2年次の小集団科目として、「公務行政入門演習」「公務行政学演習」「公務行政法演習」が開講されます。これらの科目を履修することで、公務員に求められる基礎的な素養を身につけることができます。法学・政治学の特定の分野を深く学ぶための小集団科目として、3年次の春学期に「専門演習Ⅰ」が、3年次の秋学期に「専門演習Ⅱ」が、4年次に「卒業研究」が開講されます。これらの科目に関しては、全ての学生がいずれかのクラスに登録する必要がありますが(登録必須)、各学生は、自分がどのコースに所属しているかに関係なくクラスを選択することができます(ただし、登録希望者がクラスの定員を超過する場合には、受講者の選考が行われます)。
- 入学者受け入れ方針
(アドミッション・ポリシー) -
⽴命館⼤学法学部は、次に掲げる3つのことをすべて満たす者を、⼊学者として積極的に受け⼊れます。
- ①中等教育修了程度の基礎学⼒を有していること。
- ②法学・政治学の専⾨教育を受けるのに必要な素養を有していること。
- ③⽴命館⼤学法学部の⼈材育成⽬的を理解し、法学・政治学の学びに強い意欲を有していること。
また、法学・政治学の専⾨教育を受けるのに必要な素養(②)の有無を判断するにあたっては、社会科学に関する基本的な語彙の知識(漢字の読み書きの⼒を含む)、論理的思考⼒、⽂章読解⼒、⽂章表現⼒(理解した内容やこれに基づく⾃⼰の⾒解を⼝頭で述べる⼒を含む)、歴史や政治経済に関する基礎的な知識、および英語をはじめとする外国語の基礎的素養の有無ならびに程度を重視します。
- 教員育成に対する理念および認定課程設置の趣旨
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法学部の教員育成に対する理念および認定課程設置の趣旨等について公開します。
- 自己評価・外部評価
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立命館大学法学部・立命館大学法学研究科では、教学改革の方向性や、これまでの教育・研究などの考え方や取り組みについてご意見をいただくことにより、教学改革をいっそう実りあるものにするため、定期的に自己評価および外部評価を実施しています。
今回の外部評価結果でご助言いただいた各項目の改善にとどまらず、学生及び保護者をはじめとするみなさまのご期待にお応えできるよう、更なる改善・改革に取り組んでまいります。