中学時代に取り組んだ死刑制度の自由研究をきっかけに、法律や政治に関心を抱くようになりました。大学で多様な判例やそれを取り巻く多くの学説を学んだことで、ひとつの問題を多角的に捉えるための視野を養える学問として、ますます面白さを感じています。2回生から公務行政特修に所属し、とくに、行政学の授業では、社会問題の解決のために国や地方自治体の行政はどうあるべきかということを学んでいます。時代の変化のなか、どのような法益を、どのような手段で守っていくのか、法学と政治学との関係も目が離せません。学部で身につけた論理的思考力や多様な価値観を受容する力は、仕事や人間関係にもきっと役立つと考えています。

取材：2019年