在学生の声

2019

公務行政特修

夢の実現への出発点にて――法務省矯正局内定

公務行政特修
4回生

神奈川県・神奈川県立湘南台高等学校

私の理想は「明日もきっと今日と同じ安全な暮らしがあるはず」という無意識的な期待を裏切らない社会です。「当たり前の日常、当たり前の幸せ、空気のような安全安心」を一人でも多くの人に担保し、一つでも多く灯し続けたいという思いで国家公務員を目指しました。

公務行政特修コースでは、実際に公務員として働く職員の方をお招きする講義をはじめ「自分が公務員になったらこうなりたい」と将来像を描くことの助けとなる機会が多くあります。将来像の解像度を上げることで方向性が明確になり、心置きなく邁進することができました。また、同じように公務を志す仲間から良い刺激を貰うことも多々ありました。

法務省矯正局では、近年塀の「外」との繋がりを大切にする矯正行政を志向しており、組織内部だけでなく社会全体で一枚岩になろうとするスタンスに私は魅力を感じています。様々な主体との繋がりを大切にする職員となり、単なる再犯防止に留まらず、入所者・出所者がもう一度やり直して幸せになる方法を模索していきたいです。自分と向き合い、幸せになってはじめて、真の反省・更生ができると考えているからです。ひいては、未来の潜在的な加害者・被害者を、少しでも多く未然に救いたいです。
入所者に対し「それぞれが心から夢中になれる、没頭できる何か」を見つける機会を提供することが更生の鍵になるのではと、現時点では個人的に考えています。今後こうした自分の考えを積極的に周囲に共有していきたいです。また実際に働いていく中で、きっと考え方や考えることも変化していくと思います。それが楽しみです。

最後に後輩の皆さんへ。立命館大学には、自分の理想とするものや心からやりたいと思えるものに出会い、その実現に向けて進む環境が整っています。それらをぜひ大いに活用してください。振り返った時に納得できる大学生活が送れることを願っています。

取材:2019年

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