在学生の声

2022

法政展開

立命館との運命的な出会いから4年を振り返って

政治・市民社会プログラム
4回生

大阪府 泉陽高等学校

 2017年夏。その日、私は別の大学のオープンキャンパスに参加していましたが、1日の行程を終えても、しっくりこない自分がいました。ふと立命館大学も同じ日にオープンキャンパスをしていることを思い出し、衝動的にタクシーを止め立命館まで走らせました。オープンキャンパスは終了間際で、説明は 30 分ほどしか聞けませんでしたが、不思議なことに「ここに来たい」というのが自然な感情でした。
 そして2018 年、春。家族が心配する中、片道2時間半、往復5時間の通学を決断しました。自分の1日が 24 時間一5時間= 19 時間とならないように移動時間を有効に使うことを意識するようにしました。やることをリスト化し優先順位をつけて予定を逆算し自分を整理する時間でもありました。そうして削り出した時間で課外活動の交響楽団にも積極的に参加することができました。しかし活動の中心となる3 回生の時、新型コロナウイルスの蔓延で春と夏の演奏会が中止になり練習も半年間中止となってしまいました。団員の努力と対策の結果、冬の演奏会は 開催することができ、制限の多い中、成功をおさめることができたのは、同じ目標を持つ仲間の中で刺激を受け成長することができた結果だと思っています。
 また、この頃から志望する公務員試験に向け勉強を始めました。試験は科目数も多く、三次試験までの闘いは非常に長いものでした。何度も折れそうな気持ちを支えてくれたのは友人やゼミの教授、キャリアセンターの方々、そして家族でした。この 4 年間に巡り合った多くの方々に支えられて私は第一志望の大阪府警察行政職員に合格することができました。今、卒業を間近にして振り返ると、大学ではその時にしかできない経験がたくさんありました。だからこそ少しでも迷った時は踏み出す勇気が大切だと思います。
 運命的な出会いから始まった大学生活、この 4 年間に心から感謝したいと思います。

取材:2022年

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