私は高校生の頃から公務員を目指していたので、公務員の育成に特化した公務行政特修に惹かれ、立命館大学法学部への進学を決めました。

公務行政特修では、実際に公務員として働いているゲストスピーカーによる講義を受ける機会や、同じ公務員を目指す学生とともに、社会問題や政策及び関連する制度について議論する機会が多くあります。このような場を通じて、公務員の業務や政策についての理解が深まり、今までなんとなく目指していた公務員のイメージが明確になりました。

また、公務行政特修に限らず、法学部では法律の扱い方に関する具体的な事例を、法に基づいて客観的に考察する機会が多くあります。こうした学びを通して得られた法に関する知識が私の場合は行政書士の資格取得につながったほか、様々な物事や状況において、客観的かつ冷静な判断が下せるようになったように感じています。

現在私は、公務員試験の対策と卒業研究の両立に力を入れています。ゼミでは、効率的な獣害対策やジビエ振興に関する制度や政策について研究しており、将来は公務員として、これらに関連する業務に携わりたいと考えています。

法律を学ぶというと『難しそう』といったイメージがあるかもしれませんが、実際に学んでみると、法は思っていた以上に私たちの身近にあるもので、様々な形でアプローチすることができ、探究しがいのある学問だと思っています。そして立命館大学は、こうした多様な学びを深めることができる大学です。自分自身が楽しめるやり方で、法の世界に触れてみてください。

取材：2023年