教員紹介

Takuma SHIMIZU

清水 拓磨

清水 拓磨
専門
刑事訴訟法

現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

司法取引について研究しています。かつて日本では、司法取引という制度は存在しませんでした。ところが2016年に一部導入され、今日、社会的な注目を集めています。司法取引の問題は多岐にわたります。なかでも、えん罪を生むのではないかが危惧されます。こうした観点から、司法取引の本場ともいえるアメリカ合衆国の刑事訴訟法と比較する形で、研究を進めております。

どんな学生時代を送っていましたか。

大学に入学するまで、勉強をした記憶がほとんどありません。小・中・高のときは和歌山県の山奥にある学校に通い、寮生活をしておりました。朝から寝るまで、友達と遊ぶ。畑を耕して農作物を収穫する。そういう牧歌的な生活を送っておりました。そのような毎日が大きく変わったのが、大学に入学してからのことであります。法学部での学びは楽しく刺激的でした。多くの講義を最前列で受け、講義以外の時間も自習にあてていました。楽しい学生生活を送れたと思います。

現在の専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

無実の人を間違って処罰してはなりません。えん罪は許されないことです。これは多くの人が賛成できるでしょう。ところが現実には無実の人が処罰されることがあります。どのような制度にすれば、えん罪を防げるのでしょうか。いつも悩んでおります。現在の専門分野を志したのは、その悩みを解消したいと思ったからです。

受験生のみなさんへのメッセージ

学生は、学問上の対等なパートナーです。僕自身、まだまだ学びが足りません。皆様が本学の法学部に来られた場合には、一緒に議論し、ともに学べればと思います。心よりお待ちしております。

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経歴・業績について