教員紹介
Norikazu TAHARA
田原 憲和

- 専門
- ドイツ語
現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。
現在はルクセンブルク語の歴史に関すること、ドイツ語教育に関することを研究テーマにしています。ルクセンブルク語はドイツ語の方言から生まれた言語で、現在では書き言葉としても用いられているのですが、常にドイツ語、フランス語との関係の中で不安定な立場にあります。その中でも特に関心を持って取り組んでいるのが、19世紀のルクセンブルク語による文芸活動です。外国語(ドイツ語)学習とモチベーションに関する研究も進めています。学習意欲をどのように高めることができるのかを中心に調査しています。
どんな学生時代を送っていましたか。
学生時代からドイツ語に限らず外国語学習が好きでした。暇があれば様々な外国語の学習書を手に取り、勉強していました。また、必死にアルバイトをし、2回生と3回生の夏休みには1〜2ヶ月間のドイツ語留学も経験しました。今では考えられないぐらいの集中力で勉強もアルバイトも頑張っていたように思います。
現在の専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。
もともとドイツ語と他の言語が接する地域で生じる現象に興味があり、学生時代の研究テーマはフランスのドイツ語でした。ルクセンブルクではドイツ語、フランス語、ルクセンブルク語がともに公用語であり、並存しています。こうした状況が、私をルクセンブルク語研究に誘ったのでしょう。