教員紹介

Ryota TANI

谷 遼大

谷 遼大
専門
行政法

現在の研究テーマ(または専門分野)について教えてください。

専門分野は行政法であり、さらにそこから派生して、環境法(環境行政法)などの関連分野についても研究しています。これまでは、参加権の基礎理論などを中心に、行政法における個人の権利を主たる研究テーマとして取り組んできました。これからも、行政法や環境法について理論的な研究を続けていきたいと考えています。

どんな学生時代を送っていましたか。

学生時代は、大学院も含め9年間を北海道で過ごしました。学生時代はサークル活動に熱心で、毎日を楽しく過ごした記憶があります。他方で、少なくとも学部生だったときは、学業面ではお世辞にも真面目で優秀な学生とはいいがたく、試験勉強も大変で、試験前には一夜漬けをしたりすることもよくありました。もっとも、そうした中でもゼミについては毎回きちんと取り組むようにしており、結果的には大学院に進学して研究を続けることになりました。

現在の専門分野を志した理由・きっかけを教えてください。

もともとは日本の政治に興味・関心があり、これをさらに学びたいということで法学部に入学しました。他方で、大学に入学してからは政治系の授業が思っていたよりも自分に合っていないと感じることが多々あり、法律系に少しずつ傾いていきました。最終的には、4年生の前期に履修していた行政法のゼミをきっかけとして、今のところに落ち着きました。大学で専門分野を選択するにあたっては、自分の興味・関心はもちろんのことながら、指導を仰ぐ先生との相性も重要になると思います。私が行政法の研究者を志した最大のきっかけは素晴らしい恩師と出会えたことであり、その意味でとても恵まれていたと感じています。

受験生のみなさんへのメッセージ

大学生として過ごす期間は、おそらく多くの人にとって、人生の転機となるはずです。大学生活を実りあるものとするためにも、特に学部については熟考し、偏差値だけで判断しないことを強くおすすめします。もしご縁があれば、衣笠でお会いできることを楽しみにしています。

おすすめの書籍
生活保障:排除しない社会へ宮本太郎(岩波書店)

経歴・業績について