立命館大学 図書館だより ライブラリーナビゲーター Ritsumeikan University Library Library Navigator

Spring/Summer 2024Vol. 133

Library Navigator(図書館だより)は、立命館大学図書館と利用者のみなさんをつなぐため、1974年から発行している逐次刊行物です。第126号より、オンラインに移行して発行します。

Feature #01

図書館へようこそ
ライブラリースタッフによる大学図書館の使い方

Message

図書館長からのメッセージ

小久保 みどり
経営学部教授

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。立命館大学へようこそ。

そして在学生の皆さん、新学期を迎え、勉学、課外活動等に実り多き一年となりますよう期待しております。

さて、立命館大学には各キャンパスにすばらしい図書館があります。デジタル化が進んだ現在、図書館の重要性はますます大きくなっています。図書館は今や、目に見える書籍という紙ベースのものだけでなく、データベース化された情報を提供する重要な拠点でもあります。図書館という場所へ足を運ばなくても、あらゆるところから図書館とつながる事ができます。私自身、研究のために文献を探す時には、研究室や自宅から図書館のデータベースを検索し、必要な情報や資料を手にいれています。また、教室から図書館のデータベースにアクセスして、授業中に活用したりもしています。このように図書館に足を運ばなくても、図書館を十分に活用できますが、ぜひ実際に図書館へいらしてください。図書館に行くということは、わくわくすることです。図書館へ足を踏み入れると、場の力を感じます。先人が残したその膨大な知の集積に物理的にも圧倒され、厳かで謙虚な気持ちになります。学問の重みをひしひしと感じます。その感覚が学びの原動力になると確信しています。また、立命館大学の各キャンパスの図書館では、意見交換や議論が可能なラーニング・コモンズ(ぴあら)と呼ばれる開放的な空間を設けています。立命館大学図書館が、皆さんの学習・研究活動のホームグラウンドとして活用され、皆さんの伸びやかな学びを促し、数々の知的発見につながることを願っています。そして何よりも、存分に図書館を楽しんでください。

小久保 みどり/経営学部教授。2019年から2023年まで経営学部長・経営学研究科長、2023年度より図書館長を務める。専門は社会心理学、組織心理学。不確実な状況下でのリーダーシップ行動、非正規従業員の雇用環境と働き方や、若者の職業選択のジェンダー差などについて実証的に研究してきた。最近は、緊急事態におけるリーダーシップと組織の対応、ジェンダーとリーダーシップについて研究を進めている。

Information

各キャンパスで学生ライブラリースタッフ
主催企画を実施しています。

Regulars

連載企画
「図書館の使い方がうまいヒト」

「調べる」「考える」のプロフェッショナル、先生方の図書館の使い方を紹介

  • 第6回(vol.133 Spring/Summer 2024) 矢藤 優子

    総合心理学部 教授

    図書館は自分の知らない世界と出合う場所。自分を超える思考を身につけよう。

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  • 第5回(vol.131 Spring/Summer 2023) 漆原 良

    産業社会学部 教授

    仲間とともに学び合うことで、能動的な学びへ転換しよう。

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  • 第4回(vol.129 Spring/Summer 2022) 廣野 美和

    グローバル教養学部 准教授

    人と人との繋がりを大切に、自分のリサーチ・クエスチョンを突き詰めよう

    日本語 English
  • 第3回(vo.l127 Spring/Summer 2021) 谷口忠大

    情報理工学部 教授

    仲間とともに学び合うことで、能動的な学びへ転換しよう。

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  • 第2回(vol.125 Apr.2020) 小川さやか

    先端総合学術研究科 教授

    あなただけの「脳内研究マップ」の作り方-「点検読書」のすすめ

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