立命館大学 図書館だより ライブラリーナビゲーター Ritsumeikan University Library Library Navigator

Spring/Summer 2022Vol. 129

Library Navigator(図書館だより)は、立命館大学図書館と利用者のみなさんをつなぐため、1974年から発行している逐次刊行物です。第126号より、オンラインに移行して発行します。

Feature #01

図書館へようこそ
ライブラリースタッフによる大学図書館の使い方

Message

図書館長からのメッセージ
新入生の皆さんへ

重森 臣広
立命館大学図書館長/政策科学部教授

2022年度が始まりました。新入生の皆さんには、心よりご入学のお祝いを申し上げます。在学生の皆さんには、新たな学期を迎え、勉学、課外活動等に実りある一年であることを願ってやみません。

二年以上に及ぶパンデミックは、こうした苦難を乗り越えることのできる社会の強靭化が課題であることを示してくれました。治療や予防に直接関わる医療分野はもちろんですが、およそありとあらゆる学問分野がこの課題への取り組みが求められているといってもよいでしょう。そうした取り組みの成果が、この二年間に露呈した私たちの社会の弱点を解消する手立ての発見に役立つかもしれません。また、そこで得られた新しい知見や価値観が苦難を乗り越えるために必要な心の強さを生み出してくれるかもしれません。苦境や危機の最中にあるからこそ、学習や研究活動そのものの意味が浮き彫りになるといえるでしょう。

大学図書館は、そうした学習・研究活動を支援する重要な基盤の一つです。学術研究は、これまでの長い時間の経過の中で堆積された成果の上に、また一つ新たな頂点を築く活動です。大学図書館は、そうした学術的知見の貯蔵庫のようなものです。また、どの分野においても日々刻々と新しい知見が生み出されています。大学図書館はいち早くそうした知見を活用できるように蔵書資料を刷新し続けています。

近年、書籍・論文・資料の刊行や利用の様態が大きく変化してきました。電子化された書籍が大幅に増え、学術雑誌も電子化されています。各種資料のデジタル化も進みました。立命館大学図書館は、そうした変化に対応できる利用環境の整備を続けてきています。

かつて図書館での勉強といえば静粛な環境の下で黙々と行われる孤高の活動のようでした。しかし、それだけでは十分ではありません。考えてみれば学習や研究には意見交換や相互批評のような共同作業が不可欠です。立命館大学図書館は、過去から現在までの知見を集積する図書館にこそ、そうした場が必要であると考え、ラーニング・コモンズ(ぴあら)と呼ばれる開放的な空間を設けてあります(ただし、閲覧室ではお静かに願います)。

立命館大学図書館が、皆さんの学習・研究活動のホームグラウンドとして活用され、皆さんの伸びやかな学びを促し、数々の知的発見につながることを願ってやみません。

Regulars

連載企画
「図書館の使い方がうまいヒト」

「調べる」「考える」のプロフェッショナル、先生方の図書館の使い方を紹介

  • 第4回(vol.129 Spring/Summer 2022) 廣野 美和

    グローバル教養学部 准教授

    人と人との繋がりを大切に、自分のリサーチ・クエスチョンを突き詰めよう

    日本語 English
  • 第3回(vo.l127 Spring/Summer 2021) 谷口忠大

    情報理工学部 教授

    仲間とともに学び合うことで、能動的な学びへ転換しよう。

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  • 第2回(vol.125 Apr.2020) 小川さやか

    先端総合学術研究科 教授

    あなただけの「脳内研究マップ」の作り方-「点検読書」のすすめ

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  • 第1回(vol.123 Apr.2019) 南川文里

    国際関係学部 教授

    「知的好奇心」をエンジンに、学びと研究の糸口を手繰り寄せよう

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学生ライブラリースタッフから新入生へ送る一冊