立命館大学 図書館だより ライブラリーナビゲーター Ritsumeikan University Library Library Navigator

Spring/Summer 2023Vol. 131

Library Navigator(図書館だより)は、立命館大学図書館と利用者のみなさんをつなぐため、1974年から発行している逐次刊行物です。第126号より、オンラインに移行して発行します。

Message

図書館長からのメッセージ

小久保 みどり
経営学部教授

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。立命館大学へようこそ。そして在学生の皆さん、新学期を迎え、勉学、課外活動等に実り多き一年となりますようお祈り申し上げます。

さて、生まれて初めて図書館というものに足を踏み入れて以来ずっと図書館が大好きです。図書館に行くとわくわくします。図書館に住むことができたらいいなあ、と思ってきました。BKCにいた時にはその願いが少し叶いました。研究室と同じ建物にメディアライブラリーがあり、研究室からほんの少し歩いただけで、もう図書館の中という幸せな環境でした。立命館大学には、各キャンパスにすばらしい図書館があります。BKCにはもう一つの図書館、メディアセンターもあります。OICライブラリーでは、岩倉公園を見下ろす窓際の席でお気に入りの本や雑誌を読む、なんとも言えない至福の時。そして圧巻の平井嘉一郎記念図書館、まさに知のワンダーランド。立命館大学の学生になったからには、このような図書館をぜひ活用してください。読みたい本が見つからない、データーベースはどう使う等、わからないことがありましたら遠慮なくレファレンスカウンターへご相談ください。レファレンスライブラリアンが親身に応対いたします。

この数年私たちを苦しめたコロナウィルスも、ようやく通常の感染症という扱いに変わろうとしています。この間、私たちの学びや研究のスタイルは大きく変わりました。オンラインを活用した、あるいは対面と組み合わせたハイブリッド型の授業、会議、研究会が当たり前のものとなりました。大学の図書館はそのような変化を支える砦の一つです。書籍や学術雑誌、各種資料のデジタル化が進んでいます。立命館大学図書館は、そうした変化に対応できる利用環境の整備を続けてきています。デジタルネイティブの学生の皆さんにはより親しみやすい図書館になってきているのではないかと思います。さらに、意見交換や議論が可能なラーニング・コモンズ(ぴあら)と呼ばれる開放的な空間を設けています。立命館大学図書館が、皆さんの学習・研究活動のホームグラウンドとして活用され、皆さんの伸びやかな学びを促し、数々の知的発見につながることを願っています。そして何よりも、存分に図書館を楽しんでください。

小久保 みどり/経営学部教授 1996年に本学経営学部に着任。2019年から2023年まで経営学部長・経営学研究科長。専門は社会心理学、組織心理学。社会心理学の視点から、不確実な状況下でのリーダーシップ行動、非正規従業員の雇用環境と働き方や、若者の職業選択のジェンダー差などについて実証的に研究してきた。最近は、緊急事態におけるリーダーシップと組織の対応について研究を進めている。趣味はピアノ、演劇鑑賞、美術館めぐり。

Regulars

連載企画
「図書館の使い方がうまい人」

「調べる」「考える」のプロフェッショナル、先生方の図書館の使い方を紹介

  • 第6回(vol.133 Spring/Summer 2024) 矢藤 優子

    総合心理学部 教授

    図書館は自分の知らない世界と出合う場所。自分を超える思考を身につけよう。

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  • 第5回(vol.131 Spring/Summer 2023) 漆原 良

    産業社会学部 教授

    仲間とともに学び合うことで、能動的な学びへ転換しよう。

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  • 第4回(vol.129 Spring/Summer 2022) 廣野 美和

    グローバル教養学部 准教授

    人と人との繋がりを大切に、自分のリサーチ・クエスチョンを突き詰めよう

    日本語 English
  • 第3回(vo.l127 Spring/Summer 2021) 谷口忠大

    情報理工学部 教授

    仲間とともに学び合うことで、能動的な学びへ転換しよう。

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  • 第2回(vol.125 Apr.2020) 小川さやか

    先端総合学術研究科 教授

    あなただけの「脳内研究マップ」の作り方-「点検読書」のすすめ

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学生ライブラリースタッフから新入生へ送る一冊