Feature #03
新型コロナウイルス
感染症と図書館の記録
新型コロナウイルス感染症拡大予防の対策を講じながら、サービスを継続してきた2020年度春学期。学修と研究を止めない図書館サービス(サービスのオンライン化)など、図書館の対応を記録しました。
※文中のリンクを貼っているサービスについては、実際にご覧いただけます(一部学内関係者のみのサービスも含まれます)。データベースをキャンパス外から閲覧される場合は、VPN接続が必要になります。
※「本学の対応」については学園ホームページ、「社会の動き」についてはNHKのニュースサイトを参考にしました。
2020.3.9~4.7
図書館の対応(通常開館の中での利用制限)
- 3月9日
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- 一般市民の図書館利用と中高生対象の図書館公開(オープンライブラリー)を停止。
- 3月14日
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- ぴあら(ラーニング・コモンズ)・プレゼンテーションルーム・セミナールーム・グループ学習室・電卓室・シアタールーム・個人研究ブースの利用を停止。
- 3月中
~下旬 -
- サービスカウンター、利用者との接触時間を減らすため内線電話を設置。閲覧座席使用時のルールを広報。
- 感染症拡大防止のための啓発ポスターを館内に設置、オンラインで利用できる電子ブック・データベースの広報を開始。電子書籍試読サービス(Maruzen eBook Library)の導入。
- 4月1日
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- MyLibrary(図書館ホームページ)からの貸出延長可能を広報。自動貸出返却機での返却を延滞時にも可能に。
- ライブラリーカードの発行、メールでの申請も可能に。
- 4月6日
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- レファレンスサービスを遠隔レファレンスに切替。
本学の対応
- 2月27日
- 2020年3月卒業式、2020年4月入学式の中止を発表。
- 3月2日
- 新型コロナウイルス感染症対策のための法人危機対策本部の設置。
- 3月12日
- 「学園関係者に新型コロナウイルス感染者が発生したときの初期対応に関するお知らせ」発表。
- 4月1日
- 春学期開始。
- 4月6日
- 4月8日~5月6日の間、学生等の入構禁止措置、教職員の原則在宅勤務または自宅待機を決定。
社会の動き
- 1月14日
- WHO:新型コロナウィルスを確認。
- 1月16日
- 国内で初めて感染確認。
- 2月3日
- ダイヤモンド・プリンセス号横浜港へ入港。
- 3月2日
- 首相、全国の小中高校に臨時休校を要請。
- 3月24日
- 東京オリンピック・パラリンピック延期を決定。
- 4月7日
- 7都府県に「緊急事態宣言」発出。
2020.4.8~5.31
図書館の対応(臨時休館)
- 4月上旬
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- 電子書籍試読サービス(KinoDen)の導入。
- 4月8日
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- 政府の緊急事態宣言発出を受け、臨時休館。
- 4/8~4/22対面サービスを停止。
- 4月15日
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- 「「緊急事態宣言」に伴う、キャンパス入構禁止期間中の利用者サービスについて」を発信(①一般問い合わせ、②Webレファレンス、③電子書籍サービス、④ライブラリーガイド、⑤ライブラリーナビゲータ、⑥RAILチャットボット、⑦学習図書館ツアー動画)を図書館ホームページとmanaba+Rで紹介。
- 4月中旬~
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- シラバス指定図書のうち電子書籍で購入可能なタイトル、その他学習に役立つ電子書籍を順次購入(前期中で計約800タイトル)。
- 4月23日
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- 春学期中に学位論文を提出予定の大学院生に図書の郵送貸出(返却)サービスを実施。
- 4月28日
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- 春学期中に卒業論文提出予定の学部学生に図書の郵送貸出(返却)サービスを実施。
- 5月7日
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- オンライン授業開始に合わせて、オンデマンドによる「図書館ガイダンス」配信開始。
- 5月11日
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- 事前予約による図書資料の郵送サービスの対象者拡大(全学部生・大学院生)と資料取り置きサービスを開始。
- 資料取り置きサービスの利用に限り図書館の入館を許可(対象:教員・学部生・大学院生・研究系職員)。
- 5月14日
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- 電子書籍にアクセスできるMaruzen eBook Libraryの試読サービスについてサービス期間を延長を決定。
本学の対応
- 4月27日
- 「新型コロナウイルス感染拡大に対する行動指針(BCP)」(5月7日発効)および「5月7日以降の対応について」を発表。
- 5月7日
- BCPレベル4(原則キャンパス入構禁止、WEB・オンライン授業の実施)を発表。
社会の動き
- 4月16日
- 「緊急事態宣言」全国に拡大し、13都道府県は「特定警戒都道府県」に。
- 5月4日
- 「緊急事態宣言」5月31日まで延長。
- 5月14日
- 「緊急事態宣言」39県で解除。8都道府県は継続。
- 5月21日
- 「緊急事態宣言」関西は解除される。
- 5月25日
- 全国すべての地域において「緊急事態宣⾔」が解除される。
2020.6.1~10.28
再開館(6月1日)後の対応
- 6月1日
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- 着席可能な座席数を半減、ソーシャルディスタンスを保つための各種注意書きの掲出、入口にアルコール消毒液ディスペンサー設置、図書資料、カウンターの定期的消毒(BV4、次亜塩素酸ナトリウム溶液)、ビニールカーテンの設置など、感染拡大防止のための環境を整備の上、利用者サービスを実施。
- 事前予約による書架利用のための開館開始(開館時間:平日10:00-17:00、土日祝休)。
- 入館者数は最大で座席数の2割以下を目安とし、利用時間は1時間以内に制限。
- 立命館アジア太平洋大学との図書館間相互利用サービスの再開。
- 6月22日
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- 事前予約による書架・閲覧席利用のための開館実施(開館時間:平日10:00-17:00、土日祝休)。
- 入館者数は最大で座席数の3割以下を目安とし利用時間は2時間以内に拡大。
- カウンターにおけるリモート(遠隔)レファレンスサービスを開始。
- WEB授業における図書館ガイダンスの実施。
- 貸出用PC対応を開始(平井嘉一郎記念図書館)。
- e-DDSサービス、貴重書閲覧利用を再開。
- イベントは小規模で短時間のものは開催可能とした。
- 7月6日
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- 学外ILLサービス(紹介状利用を除く)、NDLデジタル化資料送信サービス、マイクロ資料利用を再開。
- 9月26日
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- 秋学期開始。
- 入館者数の制限は座席数の3割以下を継続。
- 衣笠・BKC図書館の入館ゲート付近にサーマルカメラを設置(OICはキャンパス入口に設置)。
- 閲覧席にパネル衝立を設置。
- ぴあら、セミナールーム等の座席数の配置を変更、利用者の記録がとれるようQRコードをテーブルに貼付。
- 共用部分に除菌ウェットタオル、アルコール消毒液を追加設置。
- 利用時間の拡大(平日8:30-22:00(BKCは21:00)、土日10:00-17:00)。
- 利用停止としていた施設(ぴあら、セミナールーム等)の利用再開。
- 10月19日
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- BKC図書館の開館時間を平日8:30〜22:00に拡大。
- 10月28日
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- 入館者数の制限を座席数の6割以下に緩和。
本学の対応
- 6月1日
- 「立命館大学における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」。BCPレベル3(3密の徹底回避、キャンパス滞留学生数2割程度以下、オンライン授業継続)。
- 6月22日
- BCPレベル2(キャンパス入構可、キャンパス滞留学生数4割程度以下)。
- 9月16日
- 「新型コロナウイルス感染症に対する⽴命館⼤学の⾏動指針(BCP)の⾒直しについて」、「立命館大学における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン(第2版)」、「新しいキャンパスライフをはじめよう!(新型コロナウイルス感染拡大予防マニュアル第2版)」、「立命館大学における「マスク着用」に関する申し合わせ」を発表。
- 9月26日
- 秋学期開始。対面授業とWEB授業を組み合わせて実施。
- 10月5日
- 「学園関係者に新型コロナウイルス感染者が発生した場合の対応ガイドライン(第2版)」発表。
社会の動き
- 6月2日
- 東京都:初の東京アラートを発動。発動中は休業要請緩和せず。
- 6月5日
- 文部科学省:「⼤学等における新型コロナウイルス感染症への対応ガイドラインについて」。
- 6月19日
- 都道府県をまたぐ移動の自粛要請、全国で緩和。接待を伴う飲食業などの業種の休業要請を撤廃。プロ野球の無観客試合開始。イベントの一定の収容率での開催が可能に。
- 7月22日
- 「Go Toトラベル」キャンペーン始まる。
- 7月28日
- 国内の死者1,000人超える(クルーズ船除く)。
- 8月28日
- 政府が新型コロナ対策の新たな方針を発表。