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10/18 オンライン企画「なぜ人はあいまいさを嫌うのか〜コントロールしたい欲望を解き放つ〜」
SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性となにか
[Session02] なぜ人はあいまいさを嫌うのか 〜コントロールしたい欲望を解き放つ〜
「確実に単位を取れる授業をとりたい」
「自分のことを好きとわかってる人なら告白したい」
「自分のしたいことよりも安定した企業へ就職したい」
こんな風に思ったりしませんか?
私たちは、自分の将来、ひとの心、時間、お金など、あらゆる事柄を計画し、コントロールしたいと思うのが常です。科学者たちも、AIを開発し未来を予測させたり、遺伝子操作により生老病死に介入しようとしたりしています。目下各国政府は、パンデミックのコントロールに手を尽くしています。
私たちが抱く「あいまいで不確実なことは嫌だ」「可能な限りコントロールしたい」といった気持ちはどこからやってくるのでしょうか? 一方で、私たちは何でもかんでも予想した通りにはいかないことも経験上知っているはずです。ならば、「不確実であること/あいまいであること」と付き合っていく方法を知ることも重要かもしれません。これはリベラルアールに必要な知の構えとも言えます。
医療社会学と文化人類学の専門家をゲストに迎え、曖昧さとコントロールしたい欲望の間で揺れ動く私たちの生きる時代、そして、私たちのすがたを、見つめてみたいと思います。
◆ゲスト
・立命館大学大学院先端総合学術研究科 小川さやか 教授 プロフィール 関連記事
・立命館大学大学院先端総合学術研究科 美馬達哉 教授 プロフィール 関連記事
◆日時:10月18日(日)12:00~13:30 <60分トークセッション、30分質疑応答>
◆場所:Zoom(アプリなどをダウンロードしなくても参加できます)
◆対象:大学生・高校生・一般の方
◆定員:500名
◆使用言語:日本語
◆情報保障:UDトークによる字幕配信を行います。字幕が必要な方は申込フォームにてお知らせください。
◆お申し込みはこちらから(申込締切 10/15(木) 17:00)
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“SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか”について
コロナ禍で社会の脆弱さが露出しています。
予想できない事態に遭遇する未知なる時代を生き抜くための知として、
専門知だけではなく領域を越境するリベラルアーツの存在が問われています。
リベラルアーツは社会と自己を自由にするための知であるはずだからです。
この世界は、答えのない問い、答えがひとつではない問いに溢れています。
大学は、そうした問いと遭遇し、向き合う場です。
高校までの勉強との違いにとまどうこともあるでしょう。
だから、私たち教養教育センターは「ようこそ、立命館大学へ!」の気持ちを込めて、
2020年度から「立命館科目群」を新設しました。
さらに、今まさに起こっている社会問題や学生の悩みに対して、
教員と学生がフラットに出会い自由に語り合う場として
オンライン企画“SERIESリベラルアーツ:自由に生きるための知性とはなにか”
をスタートします。ぜひ気軽に参加してください!
*詳しい趣旨説明はこちらをご覧ください。