大学院での学び
大学院での学び
大学院での学びの特色
考古学教員だけですべての時代を網羅する
多彩な教員と外部講師による大学院生だけが受講できる大学院少人数講義
- 旧石器・縄文時代研究
(矢野健一教授) - 弥生・古墳時代研究
(長友朋子教授) - 歴史時代研究
(木立雅朗教授) - 歴史時代研究
(岡寺良准教授)
現役大学院生へのインタビュー(2022年度現在)
Interviews with current international students(English⇒Japanese)(2022年度現在)

留学生の声

E.L.さん
2018年入学
弥生古墳ゼミ
考古学に興味を持ったきっかけは何ですか
私は韓国からの留学生です。立命館大学文学部日本史研究学域へ入学しました。
幼い頃から教会を通じて遺跡地を歩き回って歴史を学んだり、博物館に行く機会が多かったです。
その中で、幼い私にとって旧石器時代から青銅器時代の遺物が本当に興味深く、考古学に興味を持つようになりました。実は、考古学者になりたかったのは私ではなく、私の兄で、歴史関連の本が家にたくさんありました。私は兄ほどではありませんが、一緒に本を読みながら考古学にも興味を持つようになりました。兄は今は全く違うことを研究していますが、私が考古学研究をすることになりました。
研究室では何をしていることが多いですか
研究室にはいつもいます。研究室で勉強したり、先輩や後輩たちと色々な話をします。研究室で一番賑やかな人がいたら、私だと考えても大丈夫だと思います。
趣味は何ですか
写真を撮るのが好きで、携帯電話やカメラがあればいつも写真を撮ります。そのため、私の携帯には友達の写真や風景写真が多くありますが、唯一食べ物の写真はあまり撮らないです。しかしプレーティングが可愛かったらそれは撮ります。
韓国にしばらく帰っている時は、芸能人の写真も何枚か撮りに行ったこともあります。iKON、 GFRIENDや(G)I-DLEなど、好きな芸能人たちの写真を撮る機会があれば、撮りに行きたいと思います。

淡路島の五斗長垣内遺跡。史跡見学に訪れ、撮影した写真。
博士課程前期課程の2コース
博士課程前期課程の2つのコースと社会人も多く在籍する後期課程
前期課程では、大学院生の目的に応じた2つのコースを設置しています。コースは入学出願時に決定し、入学後はそれぞれの目標に沿って研究を進めていきます。
研究一貫コース
博士課程後期課程に進学して博士学位を取得することを目指す人。
博士学位取得後は、高等教育・研究機関での教育・研究に従事することを目標とする人を対象とします。
高度専門コース
博士課程前期課程修了後は、中学・高等学校教員、公務員、学芸員などの専門的知識が必要とされる職業を目指す人。
また現役の有職者で、より専門的な能力を身に付けることを目指す人。その他、社会人として幅広い活動に応えられる教養を身に付けることを目的とする人を対象とします。
博士後期課程には、さらに研究を深めたいという社会人も多く在籍し、博士号取得を目指しています。
これまでの博士論文取得状況
取得年 | 取得者 | 博士論文タイトル | |
---|---|---|---|
2024 | 甲号 | 田中 元浩 | 古墳出現期の土器研究 |
2023 | 甲号 | 土谷 崇夫 | 縄文石器の形態組成論 |
2023 | 乙号 | 白石 耕治 | 和泉における古代開発の考古学研究―古墳時代の須恵器生産・集落・古墳― |
2023 | 甲号 | 乗松 真也 | 弥生時代瀬戸内地方における石器の生産と流通 |
2022 | 乙号 | 宮地 聡一郎 | 西日本縄文時代晩期の土器型式圏と遺跡群 |
2021 | 甲号 | Corey Tyler Noxon | Population and Mobility in the Middle Jomon Period Viewed from Architectural and Skeletal Remains |
2020 | 甲号 | 朴 成南 | 統一新羅土器様式の研究 |
2018 | 甲号 | 古川 匠 | 古墳時代の装飾馬具生産体制 |
2018 | 乙号 | 柳浦 俊一 | 山陰地方における縄文文化の研究 |
2017 | 甲号 | 原田 昌浩 | 埴輪生産体制の継続と断絶 |
2017 | 甲号 | KANG Dongseok | 韓日初期複雑社会の集落体系の比較 : GISを用いた空間考古学的検討 |
2017 | 乙号 | 尾関 清子 | 縄文の布 : 日本列島布文化の起源と特質 |
2015 | 乙号 | 和田 晴吾 | 古墳時代の葬制と他界観 |
2014 | 甲号 | 李 銀眞 | 近畿地方における7 世紀の造瓦体制と寺院造営の展開 |
2014 | 甲号 | 張 成 | 中国古代鎮墓像研究 |
2014 | 甲号 | 劉 振東 | 中日古代墳丘墓の比較研究 |
2013 | 甲号 | 鄭 銀珍 | 近代韓国陶磁史研究―浅川伯教・巧兄弟の活動を軸として |
2012 | 甲号 | 崔 榮柱 | 三国・古墳時代における韓日交流の考古学的研究 ―横穴式石室を中心に― |
2008 | 乙号 | 瀬口 真司 | 西日本縄文集落の研究 |
2007 | 甲号 | 李 基星 | 稲作農耕社会への移行期における石器の変化-近畿地方と韓半島中部地方との比較研究- |
2007 | 甲号 | 千 羨幸 | 弥生文化成立期における韓半島と西日本との地域間関係-縄文時代晩期~弥生時代早期の土器を中心に- |
2007 | 甲号 | 村上 昇 | 土器編年研究から見た縄文時代草創期における地域性の変化とその評価 |
2005 | 乙号 | 中井 正幸 | 東海古墳文化の研究 |
2004 | 甲号 | 廣瀬 覚 | 埴輪からみた古墳の展開と地域関係 |
2001 | 乙号 | 久米 雅雄 | 日本印章史の研究 |
2001 | 乙号 | 丸山 竜平 | 近江における出現期古墳の研究 |
2001 | 乙号 | 中村 浩 | 和泉陶邑窯の歴史的研究 |
1987 | 乙号 | 田邉 昭三 | 須恵器大成 |
「甲号」は課程博士(博士後期課程修了時に博士論文を提出して博士学位を取得)
「乙号」は論文博士(博士後期課程に在籍せずに博士論文を提出して博士学位を取得)