研究活動

グローバルCOEプログラム

2002年度から地域研究学域では、世界的な研究教育拠点の創造をめざす文部科学省の21世紀COEプログラムに参画し、現在もグローバルCOEプログラムに参画し、スタッフを中心として主要な部分を担っています。

  • 歴史都市を守る「文化遺産防災学」推進拠点(2008~2012年度)

    本研究拠点は文化遺産とこれを取り巻く歴史都市を災害から守るための教育研究を推進し、その学理を国際規模で展開し、国内にとどまらず世界各地で文化遺産を災害から守るリーダーとなる人材を育成することを目指します。

    地域研究学域からは、片平博文教授、高橋学教授、矢野桂司教授、吉越昭久教授、河角龍典准教授がメンバーとして参画して、歴史地理学、災害地理学の視点から「文化遺産防災学」を推進しています。

  • 日本文化デジタル・ヒューマニティーズ拠点(2007~2011年度)

    本研究拠点は、21世紀COEプログラム「京都アート・エンタテインメント創成研究」で培ってまいりました資源の集積・活用を世界レベルで行っていきます。日本文化・芸術を実践領域として、文理連携の教育研究モデルと国際ネットワークを活用し、最先端の情報技術(デジタルアーカイブ、データベース、地理情報システム、Web2.0など)を駆使する文理連携の取り組みを更に展開していきます。また、日本文化・芸術研究を再構築し、国際的な人文学研究者育成を目指します。

    地域研究学域からは、矢野桂司教授が事務局長・研究プロジェクトリーダーを務めるほか、歴史地理情報研究班として中谷友樹教授らが歴史都市文化財フィールド調査研究、近代化以降の建築環境および社会空間の変遷に関する研究、京都地名辞書プロジェクト、京都の古地図アーカイブと空間表現の研究 、Virtual Kyotoシステムの発展をおこなっています。

  • 21世紀COEプログラム文化遺産を核とした歴史都市の防災研究拠点(2003~2007年度)

    このプログラムは、立命館大学としては4つ目のCOEプログラムで、2003年度に「機械・土木・建築・その他工学分野」から採択されました。これまで研究の「はざま」にあった文化遺産の防災について、地理学・歴史学・土木工学・建築学・情報学・政策科学などの諸分野から、「実態の解明」・「解決策の提示」・「社会的な実践」までを視野に入れて研究を進めています。

    地域研究学域からは、吉越昭久教授(研究拠点・サブリーダー)・片平博文教授が(研究拠点メンバー)として参画しています。

  • 21世紀COEプログラム京都アート・エンタテイメント創成研究(2002~2006年度)

    「京都バーチャル時・空間の構築」のCOEサブプロジェクトに、矢野桂司教授(プロジェクトリーダー)ほか、地理学教室のほとんどの教員が参画しています。そこでは、都市3次元GISとVRモデリングの最新技術を用いて、世界的な歴史都市京都のバーチャル時・空間(現在から過去にわたる4次元GIS)を構築しています。具体的には、現在の京都の高精度な都市3次元都市モデルであるMAP CUBE TM をベースとして、現在から、戦後、明治・大正期、そして近世までの京都の町並みの景観復原を試みています。

研究活動