「第4回滋賀テックプラングランプリ」にて、情報理工学部の福森 隆寛 助教が「滋賀銀行賞」を受賞
本学は、株式会社リバネス(本社:東京都新宿区)が運営する、滋賀県内の理工系大学や第二創業を目指す企業などから、”モノづくり”や”水・環境”等の分野に関連したビジネスシーズを発掘し、事業化に向けたハンズオン支援をする「滋賀テックプランター」のコンソーシアムに参画しています。
本コンテストは、科学技術や情熱をもって滋賀県から世界を変えようとする研究チームを発掘・育成することを目的として滋賀テックプランターによって開催されており、今回情報理工学部の福森 隆寛 助教が「危機検知のためのロボット聴覚の開発」と題した発表を行い、見事受賞につながりました。
【研究内容】 騒々しい環境でも頑健に叫び声をリアルタイムで検出できるシステムを開発しました。 人間は喉元にある声帯で発生させた音を口の中(声道)を通過させることで様々な言葉を発しています。本研究では、この声道と声帯の構造をメルケプストラムとRahmonicと呼ばれる音声特徴量で表現できることを明らかにし、更にこれらの特徴量が通常音声と叫び声で大きく異なることを発見しました。本システムでは、これらの音声特徴量と深層ニューラルネットワークを用いて叫び声を検出しています。