橋本健志教授による講座

 2020年2月14日(金)、スポーツ健康科学部 橋本健志 教授による「脳の健康増進のための運動と栄養」をテーマに草津市笠縫東学区まちづくりセンターで健康リーダー研修が行われました。
 笠縫東学区まちづくり協議会が開催している健康リーダー研修(全8回)のうち、昨年12月、1月と引き続いて2月も本学教員が担当しました。今回の講座も講義だけでなく、あいだに測定や運動が盛り込まれていたため、21名の受講生の皆さんは、90分間一生懸命に聞いておられました。

健康リーダー育成事業

それぞれ計測の様子
両手の親指と人差し指でふくらはぎの最も太い部分を囲う様子
指輪っかテスト
それぞれ計測されていました
握力測定
握力も測定しました

 サルコペニア(加齢性筋肉減弱症)の診断基準の一つとして、自分でできる計測の仕方(ふくらはぎの最も太い部分を両手の親指と人差し指で囲む)を、教わった受講生の皆さんは、それぞれご自身の状態を把握されておりました。また、握力計を用いて握力も測定したうえで、資料を見ながら自分がどの評価にあたるのか確認されていました。

 講座の中で、今までのイメージを覆す「乳酸」の話や、筋トレといった運動だけで筋力アップを目指すのではなく、食べ物からも効率的に筋力アップにつなげようという情報は、とても興味深いものであったかと思います。既に実証されている「運動とココアフラバノールの認知機能亢進に対する併用効果」についての簡単な説明の後、チョコレートをお配りし、召し上がっていただいた後、運動も行いました。

鳴き声体操の様子
「鳴き声体操」を全員で実施しました

 スポーツ健康科学部学生がラジオ体操をアレンジして創作した、動物や虫の鳴き声を号令にした「鳴き声体操」。皆さんの笑い声の中、実施されました。ラジオ体操中の笑顔と実践中の鳴き声を想像することが認知予防になるとされています。

 今後も地域社会の中での健康づくりの気運を盛り上げるべく、また、健康増進の一助となる連携を進めていきたいと思います。そして、このような健康増進の活動が地域に根付くことで健康的なまちとなるのはもちろん、地域一体となって取り組むことによる地域の活性化にも役立つような連携を目指していきたいと思います。

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