• 2019/07/25
  • 複数の原料から復元に成功! 古代の甘味料「あまつら」の試食体験イベントのご案内
  • 立命館大学広報課
  •  立命館グローバル・イノベーション研究機構(以下、R-GIRO)所属の神松幸弘助教と大学共同利用機関法人人間文化研究機構国文学研究資料館(以下、国文研)所属の入口敦志教授らは、2016 年より「料理・調味料の復元と活用に関する研究」の共同研究を行っています。その研究報告と研究成果のひとつである古代の甘味料「あまつら」の復元を記念した試食体験イベントを8 月3 日(土)に立命館大学衣笠キャンパスで開催いたします。
     古代の日本では、「あまつら」という甘味料が存在し、枕草子や今昔物語などにも記されています。しかし、砂糖の普及とともに中世中頃には消滅し、現在では幻の甘味料となっています。
     この度、R-GIRO と国文研は古文書の精査と20 種もの植物の樹液成分の化学分析による再検討を進めてきました。その結果、従来のツタを原料としたものだけではなく、さまざまな原料からあまつらを復元できることを明らかにしました。
     本イベントでは、最新の研究報告に加えて、枕草子の中で、清少納言が「あてなるもの 削り氷に甘葛(あまつら)入れて、新しき鋺入れたる」と書き記したあまつらのかき氷の試食体験を用意しており、参加者に五感を通じて古典の世界を味わってもらう企画となっています。

     プレスリリース全文は、以下をご覧ください。
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