- 立命館大学国際平和ミュージアム平和教育研究センター主催 映画「憲法を武器として-恵庭事件 知られざる50年目の真実」上映会およびゲスト対談 開催
- 立命館大学広報課
-
国際平和ミュージアム平和教育研究センターは、下記のとおり、映画「憲法を武器として-恵庭事件 知られざる50年目の真実」の上映とゲスト対談を開催いたします。
本作は、1962(昭和37)年12月、北海道恵庭(えにわ)町にある陸上自衛隊・島松演習場のすぐそばで酪農を営む兄弟が、長年に渡る戦闘機や大砲の騒音による乳牛への影響や家族への健康被害を抗議してきたにもかかわらず無碍にされ、実力行使として自衛隊の通信線を切断した事件(恵庭事件)と、その後3年半で40回の公判が開かれた裁判(恵庭裁判)を描いた作品です。裁判では検察が被告である兄弟を自衛隊法違反で起訴し、弁護側は自衛隊が憲法9条に違反していると主張し争いました。1967年3月29日の判決は被告を「無罪」としましたが、裁判所は自衛隊に対する憲法判断について言及せず、「肩すかし判決」とも言われました。
ゲスト対談には、本作監督の稲塚秀孝氏と恵庭裁判に関わった弁護士の内藤功氏をお迎えします。判決から50年目に公開された本作の上映を通して、自衛隊と日本国憲法について、改めて考えるきっかけとなることを願っています。
プレスリリース全文は、以下をご覧ください。
- プレスリリース全文