• 2019/08/20
  • 障害学生が IT 技術など専門性を生かして働く「ダイバーシティ雇用」を目指す 就職マッチング会を8 月30 日に実施 〜「強み」と「働きやすさ」を両立し、個性を生かして活躍できる新しい雇用の形を実現〜
  • 立命館大学広報課
  •  株式会社エンカレッジ(大阪府大阪市 代表:窪貴志)と立命館大学(京都府京都市 学長:仲谷善雄)は、IT 技術など専門性を生かして働きたい障害学生と、パナソニックやオムロングループなどIT・技術系職種の障害者雇用を行う企業との就職マッチング会を、2019 年8 月30 日(金) 立命館大学大阪いばらきキャンパスで実施します。従来の就職活動では専門性を生かして働く機会が少なかった精神・発達障害の学生を中心に、個性を生かして活躍できる「ダイバーシティ雇用」の実現を目指します。

     従来の障害者雇用と一般雇用の課題を解決する雇用の形
     昨今の若手人材の採用難や障害者の法定雇用率引き上げなどを背景に、障害のある学生の新卒採用の機会は増加しています。
     しかし、従来の障害者雇用は、一定の配慮が受けられ働きやすさは整っているものの、専門性が評価される形の雇用は少なく、専門性を生かして働きたい障害学生にとっては、働きがいやキャリアアップの面で物足りなさを感じることがあります。一方で、一般雇用での就職を目指そうとすると、発達障害のある学生などは社会性やコミュニケーションの観点から採用されにくく、採用されても職場で配慮を受けにくいという課題があります。 そこで、適切な配慮を受けながら、専門性を生かして働ける新しい雇用の形(=ダイバーシティ雇用)を目指し、大学や支援機関などの支援者がサポートしながら、双方がマッチングする機会を創出していきます。

     本人の強みと必要な配慮を伴走者とともに明確にする
     今回の就職マッチング会は、エンカレッジと立命館大学が共催し、京都大学など関西圏 7 大学の協力を得て実施します。パナソニックやオムロングループなど、IT・技術系職種の障害者雇用を行う企業 5 社が参加し、専門性を生かして働きたい学生と交流し、双方の希望があれば採用に至る流れです。参加学生は、事前に自身の強みや専門性とそれを発揮するために必要な配慮を資料にまとめます。自分の強みが分からない、企業にどこまで配慮をお願いしていいか迷う学生も多いため、大学や支援機関の伴走者のサポートを得ながら準備し、さらに伴走者からの紹介文も用意してもらいます。それにより、企業側は、本人の強みや配慮事項を客観的な視点を含めて知ることができ、本人に合う仕事や勤務時の配慮を検討しやすくなります。
     今回を皮切りに、障害者手帳は持っていないが、コミュニケーションの苦手さなどから就職活動に困り事を抱えている学生も参加できるイベントなど、複数のマッチングの機会をつくる予定です。さらに、将来的には、IT 以外のクリエイティブ職などの専門分野・職種への展開や、LGBT の学生、留学生など、さまざまな働きづらさを抱えた学生にも支援の裾野を広げていきます。

     プレスリリース全文は、以下をご覧ください。
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