• 2020/03/31
  • SOFIX技術により「土作り」にこだわって栽培した 京野菜をイオン京都五条店で販売開始
  • 立命館大学広報課
  •  生命科学部の久保 幹教授らの研究グループが開発したSOFIXと呼ばれる土壌肥沃度指標技術に基づく土壌診断と施肥指導の下、「土作り」にこだわって栽培された京野菜が4月10日(金)より、イオン京都五条店で販売されます。
     健康な農産物を生産するには、「土作り」が鍵を握っており、農薬や化学肥料の使用をできるだけ低減し、堆肥や有機肥料などによって土壌の微生物を活性化することにより、地力を高めていくことが重要です。
     SOFIXは、土壌中の微生物量などを「見える化」し、勘や経験ではなく、データに基づく科学的な「土作り」を行うことを可能にした技術です。久保教授らは、京野菜を育てる農家の団体「京のこだわり旬野菜の会」(会長:樋口昌孝氏)に、3年前よりSOFIXによる土壌診断と指導を行ってきました。このたび、「京のこだわり旬野菜の会」に加盟する農家が育てた野菜を本取り組みに賛同いただいたイオン京都五条店で、「SOFIX・京の旬野菜」のコーナーを新設し、販売いたします。本コーナーで提供される野菜は、SOFIXを普及するために設立されたベンチャー企業であるSOFIX合同会社(代表社員:久保教授)が、農家の土壌診断を行い、土壌微生物数が1グラムあたり2億個以上の豊かな土壌と判定した畑からのみ、出荷します。
     本取り組みには、京都市の支援もいただいており、産官学農の連携による、「土作り」にこだわって栽培した京野菜を消費者に届ける仕組みを構築するうえでの第一歩です。本取り組みを皮切りに、消費者の食生活の充実と健康に貢献できる研究活動を行っていきたいと考えています。

     ※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、4月10日(金)14:00~14:30の間の生命科学部の久保 幹教授らによる売り場への常駐を取りやめます。京野菜販売に関しては、予定通り行われます。

     プレスリリース全文は、以下をご覧ください。
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