• 2020/08/03
  • 「Society 5.0」を支えるIoT システムとそのセキュリティに特化した研究拠点 立命館大学 IoT セキュリティ研究センターの開設
  • 立命館大学広報課
  •  立命館大学は、8 月1 日、IoT システムとそのセキュリティ分野に関する研究を推進する「IoT セキュリティ研究センター」をびわこ・くさつキャンパスに設立しましたので、お知らせします。

     IoT(Internet of Things)は「Society 5.0」実現の鍵を握る技術の一つに位置付けられ、より良い社会システムを構築するための原動力として、その進展が広く期待されています。今般の新型コロナウイルスの蔓延により、新しい生活様式、新しい働き方を推進する動きが国内外で加速していますが、新しいライフスタイルの実現には、IoT の加速度的な導入と、IoT システムのセキュリティの維持、発展が不可避となります。
     IoT システムのセキュリティに関しては、「基本ソフトが多種多様で、どのような技術セキュリティ対策を行うべきかが明確ではない」「家電製品など長期にわたり利活用するものでは機器更新(買替)による最新のセキュリティ対策が十分にできない」「プライバシーを保護しつつデータ利活用を推進するための匿名加工技術や暗号化状態処理技術などの研究開発がまだ途上」など、解決すべき課題が少なくありません。しかしながら、現在はIoT の利活用に関心が集中し、セキュリティの研究に十分なリソースが割かれているとは言えないのが実情です。
     こうした状況を踏まえ、本学は、IoT システムとそのセキュリティに特化した研究拠点として、IoT セキュリティ研究センターを設立しました。急速なIoT の進歩発展に呼応する強固なセキュリティ対策を支えるべく、自然科学、人文科学、社会科学の研究者による学際的な研究と産学連携を通じて、「Society 5.0」が目指す超スマート社会の実現に貢献してまいります。

     プレスリリース全文は、以下をご覧ください。
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