• 2018/07/03
  • 国際平和ミュージアム 第117回ミニ企画展示 「外山重男-ある兵士の日常Ⅱ」開催
  • 立命館大学広報課
  • 国際平和ミュージアムは、ミニ企画展示「外山重男-ある兵士の日常Ⅱ」を開催いたします。

    通信兵として日中戦争に従軍した外山(とやま)重男(しげお)氏(1910-1972)は、戦地から日本の家族のもとに、現地の様子をスケッチした軍事郵便(※)はがきを送りました。そこには、兵士の寛いだ姿や異国の風景、戦火に追われた農民のくらしなど、ひとりの人間の目に映った光景が描かれていました。外山氏はこれらを必ず保存しておくように伝え、受け取った家族は戦時中も大切に持ち続けていました。

    本展では、外山氏の家族が保管してきたはがきと、はがきのスケッチをもとに戦後外山氏が描き直した水彩画を中心に紹介します。戦地ではがきを「描くこと」、「記すこと」、そしてそれらを家族に託し「残すこと」で、外山氏がどのように戦争と向き合っていたかを知り、そこから改めて“戦争と人間”について考える機会となることを願っています。

    なお、本展は、昨年10月に嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学で開催された展覧会の第二弾です。第一弾の出品資料に、新たに外山氏のご家族からお預かりした資料やインタビュー映像を加えて展開します。

     

    (※)軍事郵便・・・1894年の日清戦争時に成立した制度を基に、戦地や軍事施設において送受信される郵便。

     プレスリリース全文は、以下をご覧ください。

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