立命館大学国際平和ミュージアムは、12月10日（土）、沖縄復帰50周年を記念した、谷ノ上朋美氏によるひとり芝居「ゆんたくしましょうね」を開催いたします。

　1972年に沖縄が日本に返還されてから今年で50周年を迎えます。太平洋戦争末期、沖縄では住民を巻き込んだ大規模な地上戦があり、とりわけ激戦地となった浦添市では多くの住民が犠牲となりました。

　今回、ひとり芝居を演じていただく谷ノ上朋美さんの祖母は沖縄戦で両親兄弟姉妹を一瞬にして失い、捕虜となり、たった一人で生き延びてこられました。谷ノ上さんが命と平和の大切さを伝えたいという思いで劇作家の樋口ミユさんや現地ガイドとともに沖縄戦を辿って記録したドキュメンタリーや祖母の体験談が、舞台脚本のベースとなっています。

　本公演会では、ひとり芝居のほか、三線演奏、谷ノ上さんと本学学生・教員とのトークセッション、エイサーの披露を予定しています。戦争を知らない若い世代に沖縄戦を伝承し、暴力や戦争を許さない世界、平和に生きる社会を築くために、私たちに何ができるかを考える機会にしたいと考えています

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