学部概要

政策科学部のポリシー

Ⅰ.人材育成目的

政策科学部は、政策科学を研究・教育し、問題解決指向的な精神を備えた政策実践力と政策構想力を持ったグローバル人材を育成することを目標とします。

Ⅱ.入学者受け入れ方針(Admission policy)

政策科学部では、解決が必要とされている政策課題に対して、実践レベルに踏み込み、よりよい社会を創造するための学びを展開しています。こうした学びにチャレンジする学生をもとめていることから、入学時点において以下の学力、関心を有することを求めます。
①高等学校などの教育によって修得した基礎的な学力を有していること。
②それらの知識に基づく問題解決のための思考や態度、能力習得に関心があること。
③広く社会的な課題の解決に向けた実践や構想に意欲があること。

Ⅲ.教育課程編成・実施方針(Curriculum policy)

44単位以上 学術俯瞰科目(MLC) Meta-Learning Courses 可視化の方法やスキルを習得する科目群です。政策科学の学習に必要な広い社会科学的視野・価値観を学ぶとともに、社会や政策の構想を示すための基礎的な社会科学的・情報科学的手法と言語能力を学びます。以下の科目(群)から構成されています。
ヴィジョン科目 Vision Broadening 8単位以上 問題解決を指向する思考と判断力の裏付けや、基盤となるローカル・グローバルな視点からの広い社会科学的視野と価値観、人類の普遍的な価値規範を主に講義によって学びます。
情報技法科目(IM) Information and Methods 8単位以上 情報処理および社会科学的な分析技法を講義と演習によって学びます。
政策科学基礎科目(MP) Meta-policy 10単位以上 専門科目(政策科学科目)を学ぶための基礎的な視点と知識を講義により学びます。
グローバル言語科目(LGA) Languages for Global Actions 8単位以上 ローカルかつグローバルな視点から現代の政策課題を理解するとともに、政策を実践し構想するための外国語能力を身につけるために、必要なアジア言語/欧州言語を習得します。
政策科学科目(PLC) Policy Learning Courses 68単位以上 現代の政策課題を理解できる知識と理解力を身につけるために、政策科学の理論を講義と演習で深く学びます。中でも「コア科目」として位置づけられた各学年の小集団演習科目(「基礎演習」「研究実践フォーラム」「政策構想演習」「学士論文」)においては、政策を実践し構想するための基礎的な技能を鍛えつつ、専門的な知識と理解力を集中的に養います。また小集団ならではの問題解決的な取り組みを通じて、参加理念を重視する態度を基礎としたリーダーシップとネットワーク形成の意義を学び、問題解決を図る意欲と態度を養成します。
R+ 科目 政策科学部の学びを発展させたり、広い視野を得ることができる、他学部受講科目、外国留学科目等が含まれます。
政策英語科目(EPS)
8単位以上
英語により政策課題へ理解を深めるとともに、英語を用いて政策を実践し構想するための基礎的な技能を伸ばす授業です。

Ⅳ.学位授与方針(Diploma Policy)

政策科学部は、政策科学に関する科目を教授し、問題解決指向的な精神を備えた政策実践力を持った人材を育成することを目的として、卒業時において学生が身につけるべき能力(教育目標)を下記のとおり4項目定めます。

これらの能力は、本学部のカリキュラムが規定する所定単位の修得と学士論文の合格によりその達成とみなし、学士(政策科学)を授与します。

1 1-1 幅広い世代からなり多様な価値観を持つ地域・国際社会に関心を持ち、成熟した市民社会での参加理念を重視する態度を持つ。
1-2 リーダーシップとネットワーク形成の意義を理解し、問題解決を図る意欲と態度を持つ。
2 ローカルかつグローバルな視点をあわせ持ち、総合的な社会科学の素養に基づき、現代の政策課題を理解することができる。
3 政策を実践し構想するための社会科学的・情報科学的分析手法と外国語能力、基礎的な技能(資料読解力、論理的思考力、プレゼンテーション能力、文章作成力)を身につける。
4 人類の普遍的な価値規範(平和と民主主義、人権、公共性など)に立脚した、問題解決指向的に思考と判断をすることができる。