学部概要

教員紹介

高村 学人 教授

専門分野
法社会学、土地政策

プロフィール
1973年生まれ、石川県金沢市育ち。早稲田大学で法社会学を専攻した後、東京大学社会科学研究所助手、東京都立大学法学部助教授を経て、2007年4月に本学部に着任。博士(法学)、専門社会調査士。フランスのENS de Cachanに客員研究員として2回滞在。アメリカのUCバークリーでも2014年~2015年に客員研究員。2016年に第12回日本学術振興会賞を受賞。
研究・教育
土地利用・環境規制に関する法制度を中心にその実施過程を調査研究しています。建物や景観のルール、マンションや住宅地の管理、公園や緑の供給といった都市的なテーマを中心にしつつも、最近では、森林法や農地法についても新たに取り組んでいます。入会権という林野での慣習的権利につき調査研究を現在、進めています。国家の法律だけでなく、自治体や地域社会が法律の影響を受けながらも独自のルールを制度(Institution)として定めて自らの共同資源・空間を管理している現象に興味をもって研究を進めてきました。比較と歴史を重視する社会科学研究を目指しています。
メッセージ
立命館大学では、教育ではなく教学という言葉を使っているのをご存じでしたか。そこには、学生は、教えられる(instructed)だけの存在ではなく、教員が学生からも学びながら大学・研究の場を共に創り出すという積極的な意味合いがあります。そのような理想を皆さんと一緒に追求していきたいです。 不動産や都市、農業や森林に関心のある学生、地域やコミュニティに貢献してみたい学生、社会学や哲学・思想の本が好きな学生は、ぜひ研究室の門を叩いてください。自らの視野拡大も図りたいので、アジアや欧米からの留学生も歓迎です。学生達には、しっかり読んで深く考え、大きな問いを我々に発して欲しいと思っています。
キーワード
法社会学、土地政策、コミュニティ・コモンズ論、所有権論、都市・環境法