学部概要

教員紹介

西村 陽造 教授

専門分野
金融論、国際金融論、国際経済学

プロフィール
熊本県熊本市生まれ。一橋大学経済学部卒業後、1982年に東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行、調査部、経済調査部を経て、2000年に調査室ロンドン駐在チーフエコノミスト、04年に国際通貨研究所主任研究員、10年に国際通貨研究所経済調査部長、11年に立命館大学へ。
研究・教育
研究・教育において関心のある分野は、日本をとりまく国際金融情勢(金融政策、円相場・国際収支動向、東京市場の国際的地位など)、基軸通貨としての米ドルの地位と中国人民元の将来、欧州通貨統合の功罪、技術革新の金融制度に及ぼす影響。主な著書は、拙著『幻想の東アジア通貨統合』日本経済新聞出版社2011年、佐久間浩司と共著『新・国際金融のしくみ』有斐閣2020年。
メッセージ
日本の長期的将来を見据えると、新興国の台頭によって国際的影響力は低下し、過去の目覚ましい経済成長の恩恵ともいえる高齢化の悪影響が深刻化する。経済学を含む政策科学を学ぶことで、こうした困難を克服するための政策や戦略を皆さんとともに考えたい。一方、学生時代に学ぶことは、一生涯で学ぶ量のごく一部に過ぎない。卒業後に独力でも学べる力を培うことが不可欠だ。結局のところ、日本が直面する困難克服は将来世代の人間力にかかっており、皆さんがそれを左右する。それを踏まえて、学生として有意義に過ごして欲しい。
キーワード
金融政策、金融制度、為替相場政策、為替相場制度、基軸通貨、国際通貨、通貨統合、決済制度、金融制度、通貨危機、金融危機