学部概要

教員紹介

平岡 和久 教授

専門分野
財政学、地方財政論、地域経済論

プロフィール
1960年、広島県で生まれ、岡山県で育つ。大阪市立大学大学院経済学研究科で学び、93年、高知短期大学に赴任。その後、高知大学を経て、06年度から本学に赴任。大学院では国際課税を研究していたが、高知に赴任してから地方財政、地域経済研究に取り組む。夜学での社会人学生や高知の研究仲間との共同研究・調査が私の財産となっている。
研究・教育

財政学をベースとしながら地域政策、地方財政の研究を進めている。最近の主な研究テーマは、自治体間連携と財政、新型コロナ対策と財政、地方公営企業の民営化問題、行政デジタル化と財政。

教育

学部では「地方財政論」「地域経済論」等を担当。政策構想演習では主に農山村地域を対象とし、自治体財政分析を軸として地域と自治体の分析とそれを踏まえた地域政策の検討を進めている。大学院のリサーチプロジェクトでは大学院生および複数の教員と共同でフィールド調査を行っている。

最近の著書・論文等

単著『人口減少と危機のなかの地方行財政』(自治体研究社、2020年)、共編著『新型コロナウイルス感染症と自治体の攻防』(自治体研究社、2021年、共編著『入門地方財政:地域から考える自治と共同社会』(自治体研究社、2023年)共著『デジタル化と地方自治』(自治体研究社、2023年)

メッセージ
政策研究はやりがいのある分野ですが、重要な社会問題を扱うのですから、それだけ責任が重いということを自覚する必要があります。現状を深くとらえ、批判していく専門的な知識とともに、現場の悩みやとりくみに共感し、学ぶ謙虚さも求められます。要は政策科学という新しい分野は勉強すべきことが山ほどあるということです。地域と自治体の問題、あるいは財政問題に関心のある学生、院生、社会人の方々との出会いを楽しみにしています。
キーワード
財政学、地方財政論、地域経済論