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2013.09.30

政策科学部が韓国の国民大学校社会科学大学と学生交換の協定を締結

立命館大学政策科学部は、韓国の国民大学校社会科学大学と協力協定と学生交換協定を締結しました。政策科学部にとって、中国・東北財経大学公共管理学院、北京理工大学外国語学院につづき、3番目の学部間協定による連携プログラムです。

立命館大学政策科学部は、英語基準専攻(CRPS専攻)の設置(2013年9月)を中軸とする国際化をすすめ、コミュニティの政策課題をグローバルに比較することを通じて学ぶ「コミュニティ・エクスチェンジ型学習」を促進するため、世界各国の大学と連携を深めています。その一つが、韓国の国民大学校社会科学大学です(「大学」は日本の「学部」に相当)。


国民大学校は1946年に創設され、1981年に総合大学となり、韓国各界に卒業生を送り出しています。日本との交流も深く、社会科学大学の国際学部には日本学専攻がおかれています。社会科学大学は、国際学部の他に行政政策学部、言論情報学部から構成され、中国、ロシア、日本をはじめ多くの留学生を受け入れています。

このプログラムに参加する政策科学部の学生は、交換留学制度を利用し、国民大学校社会科学大学(学部に相当)の韓国語、日本語あるいは英語による正規科目を受講できます。あるいは、オプショナルで国民大学校で韓国語を学ぶことも可能です。帰国後、取得した単位が認定されれば、4年間で大学が卒業できます。政策科学部からの最初の派遣は2014年3月を予定しています。

国民大学校社会科学大学の学生は、政策科学部に交換留学生として半年あるいは1年間在籍し、政策科学部の日本語あるいは英語による科目を受講できます。政策科学部への最初の交換留学生の受入は、2014年度からです。

これまで政策科学部は、研究入門フォーラムで韓国海洋大学や淑明女子大学の学生と交流を続けてきました。また2014年度入学生より始まる新しい政策科学専攻のカリキュラムでは、Koreanを外国語として選択することができます。Koreanを学び、「コミュニティ・エクスチェンジ」の学習を通じて韓国の政策課題を研究する学生が増えることを期待しています。

(写真)国民大学校初代学長申翼熙氏の像の前で、張悳俊国民大学校社会科学大学長(右から3番目)ならびに立命館大学政策科学部重森学部長(右から4番目)をはじめ両大学関係者で記念撮影(2013年9月12日 国民大学校撮影)

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2013.09.30

研究入門フォーラム・政策科学特別実習 ベトナムプロジェクト現地調査

政策科学部2回生の小集団演習科目である研究入門フォーラムでは2013年度にベトナムプロジェクトを設定しました。日本の投資先として注目されているベトナムについて、持続的な経済発展を達成するための方策を、日本の金融政策との比較から検討する課題を1年間に渡り検討しています。その一環の「政策科学特別実習」として、4名の受講生が2013年9月14日~23日に渡り、本学部教員の豊田祐輔准教授、鐘ヶ江秀彦教授とともにベトナムのハノイ、ホーチミンを中心に訪問調査を行いました。

本調査の主な目的は、①日本のマスメディアや書籍、インターネットで流されている情報が、どの程度、現地の実情を反映しているのかを確認すること、②現地銀行ならびに銀行の融資先となる企業等への聴き取り調査から、ベトナムの金融システムの現状をより詳細に把握すること、③受講生が考えているベトナムへの金融システムの今後の課題や提言についてベトナム人と意見交換をすることでした。

首都ハノイでは、ベトナム国家大学ハノイ校経済学部の教員や学生と意見交換を行い、ベトナムや日本の金融システムについて意見交換を行いました。立命館大学ハノイ校友会との交流会では、現地で働いているOBやスペシャルゲストとして参加した日系金融機関に務めている日本人から見たベトナム経済やベトナム人の国民性について議論しました。またジェトロ・ハノイ事務所を訪問し、日系企業によるベトナム進出に関わる情報を中心に聴き取りを行いました。さらにハノイ郊外の現地銀行、現地企業や日系企業向上を視察し、原材料の調達や資金の入手手段など銀行と企業に関わる現地の事情について積極的な質疑応答を行いました。

経済的中心地であるホーチミンでは、ベトナム国家大学ホーチミン市校において、ベトナムにおいて得た知見を、経済やビジネスを学ぶ学生へ発表し、意見交換を行いました。また現地の合弁銀行や建設系外資企業への聴き取り調査を実施し、外資系企業がベトナムへ進出する際に当たっての有利な点について質疑応答を行いました。立命館大学サイゴン校友会との交流会では、日本におけるベトナムに対する印象と現地で働いている日本人が直に感じる印象の違いなど、現地でしか知りえない情報を得ることができました。

今回の訪問調査先は受講生たち自身で決めた研究テーマに合わせて決定され、日本における文献調査と調査デザインを踏まえた明確な目的意識をもって現地調査に取り組みました。特に、ベトナムは社会主義国家であるものの、ドイモイ政策による市場経済の受入や外資依存という経済構造などから、金融システムにおける重要な課題を発見することができました。また、このような研究知見を得られただけでなく、悪戦苦闘しながらもベトナム人へ英語で自分の意見を伝え質問をすることにより、今後、様々な場で活躍するために必要な貴重な経験を積めた現地調査となりました。最後に、訪問受け入れにご協力いただいた現地の大学、銀行、企業の皆さま、訪問するにあたって現地企業とのコーディネートをしていただいたAPUのOGの方、そして、立命館大学校友会の皆さまに、この場所を借りて厚く御礼申し上げます。


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2013.07.16

2013年度西園寺育英奨学金給付証書授与式を挙行しました

2013年7月10日(水)、2013年度西園寺育英奨学金給付証書授与式を挙行しました。

西園寺育英奨学金制度は、学業において優秀な成績を修め、学びと成長の模範となる学生を励まし、援助することを目的としています。
政策科学部から23名が2013年度の奨学生として選ばれました。

以学館1号ホールで行われた全体式では、見上崇洋副学長からの祝辞の後、政策科学部を代表して4回生の赤瀬恭子さんが証書を受け取り、謝辞を述べました。
謝辞では、政策科学部において学びの実践や発表の機会が多く設けられていることが挙げられ、3回生ゼミでの充実した指導が昨年度アカデミックフェスタ優勝につながった経験と今後の研究活動への抱負が述べられました。

全体式終了後には、政策科学部での授与式が行われ、重森臣広政策科学部長から奨学生一人一人に証書が手渡された後、祝辞が述べられました。
祝辞では、本学の建学の精神である「自由と清新」に触れながら、「大学時代は人生で最も輝いている時期であり、悔いのない学生生活を送って欲しい。のびのびと自由に貪欲に学んで欲しい。」と奨学生を激励しました。

最後に記念撮影をおこない、授与式は終了しました。

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2013.06.24

?id=7ACS政策リーダーシップ研修 「政策研究のためのグループ研究の進め方」pdf

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2013.06.07

ACS(Academic Communication Supporter)より、レポートヘルプデスクの開設のお知らせ

政策科学研究科の大学院生で構成されるACS(Academic Communication Supporter)は、今年度より発足した新しい組織です。ACSでは、政策科学部で学ぶ学部生の学修・キャリア形成をサポートすることを目的に、さまざまな取り組みを行っています。これまで、履修登録相談(4月)、「政策科学とキャリア」ワークショップ(5月)、統計学ワークショップ(5月)のように、学部生から特に需要の高いと思われるテーマについてのサポート企画を行ってきました。また、毎週1回程度常設のヘルプデスクを開設し、学修・キャリア形成に関する相談に応じる場を設けています。ACSに所属する大学院生は、それぞれが専門とする研究分野に関する知見や、学部時代からの経験を最大限活かし、活動にあたっています。

今年度6月より、ACSでは学部生が抱えるレポート執筆に関する悩みや相談に対応するため、レポート作成について総合的にサポートを行う「レポートヘルプデスク」を新たに設置します。

政策科学部の学びでは、自分の意見や主張、調査の結果や分析、得られた結論などをまとめて表現する力が求められます。研究の成果をまとめる方法には、レポートや論文、ポスター報告、プレゼンテーションなど様々ありますが、その基礎となるのはライティング、つまり文章を書く力です。しかし、大学のライティングは感想文や作文とは違い、自分の意見や主張を、根拠を示しながら、論理的で見通しの良い文章で、さらに指定された分量や形式に則り過不足なくまとめる能力を身につける必要があります。政策科学でのカリキュラムの中では、ライティングのスキルを4年間かけて学んでいきますが、その第一歩として、「基礎演習」(1回生の小集団ゼミナール講義)ではレポート課題が課せられます。基礎演習で身につけたライティングの基礎能力は、その後の「研究入門フォーラム」(2回生の少人数ゼミナール講義)や専門演習での学びの中で、さらに高めていくことになります。


「レポートヘルプデスク」では、レポートの進捗に応じて、例えば次のような相談を受け付けています。

0 先行研究を調べる

レポートを書くには、まず、対象とする社会の現象に何が起こっているか、誰がどのような研究・調査をしているかを調べなければなりません。そのためには論文や書籍、新聞記事などを集めて、「事実」や「先行研究」を整理する必要があります。

・どのように情報を集めたらいいのだろうか?
・自分が欲しい資料が見つからない場合はどうしたらいいのか?

1 テーマ設定
レポートを書くにあたっての最初の問題はテーマ設定です。レポートの分量や執筆期間、資料収集の方法等により、適切なテーマは変わってきます。

・自分の選んだテーマが与えられた課題に適切なものになっているか?
・調べた事実や先行研究を踏まえて、どのようにテーマを設定したらいいのか?

2 レポートの構成
テーマを設定したら、次に考えなければならないのはレポートの構成です。学術レポートには、①タイトル、②序論、③本論、④結論、⑤文献資料リスト、の5つが必要です。この枠組みに乗って、自分の論述を展開していくことになります。

・自分が設定したテーマから外れていないか?
・書くべきことをきちんと書けているか?
・情報は集まったが、そもそも、構成をどう考えたらいいのか?

3 論述
テーマについての先行研究を集め、構成も考えたら、文章を実際に書いてみましょう。自分の主張をきちんと書くには、「人の意見」と「自分の意見」をきちんと分ける必要があります。また、読んでいる人に納得してもらうには、先行研究を順番に並べるだけではなく、「論理的な関係」を考えて書くことが大切です。

・根拠をきちんと書けているか、人の意見はどう書けばいいか?
・きちんと論理的に書けているだろうか?

4 見直し
レポートを一通り書いたら、提出する前に一度読み直しましょう。単純な誤字脱字に気付くことが出来るのはもちろん、より正確な表現を思いつくことがあるか切り取りもしれません。

・全体を通して、レポートの内容が相手に伝わるか?
・より上のレベルのレポートにするにはどうすればよいか?


学術的なレポートを書くということは、一回生の皆さんにとっては初めての経験となるはずです。先行研究の整理や、脚注・参考文献をつけるなど、慣れないことで戸惑う場面も多くあると思います。是非ヘルプデスクを活用し、良いレポートを作成してください。

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2013.06.07

ACS統計分析ワークショップ「実践:政策研究のための統計分析の基礎」を開催しました。

ACS統計分析ワークショップ「実践:政策研究のための統計分析の基礎」

統計分析ワークショップの目的
ビッグデータの活用やネットリサーチなど、データをもとに回答を導き出す統計分析は社会からますます必要とされています。統計的手法による科学的分析は、政策の研究はもちろん企業のマーケティングなどでも用いられ、キャリア形成を考える上で重要な能力となっています。政策科学部では「統計学」や「調査分析技法入門」などの講義科目で、統計の基礎知識や理論、調査設計の方法を学ぶことができます。また「政策情報処理」や「データ解析入門」、「社会調査法」といった科目では、表計算ソフトや統計分析ソフトを用いてデータを分析する実習を行っています。このように、カリキュラムの中で体系的に統計分析の知識や技法を習得することができるようになっていますが、研究入門フォーラム(2回生向けの少人数ゼミナール講義)や専門演習(3回生向けの少人数ゼミナール講義)の研究のなかで統計分析を使いこなすためには、より少人数で実践的に統計分析手法を身につける機会を提供することがプラスになると考えました。そのために企画したのが、統計分析ワークショップ「実践:政策研究のための統計分析の基礎」です。ワークショップでは、統計分析の経験豊富な大学院生の講師が近い距離で受講生それぞれの理解度を把握しながら、きめ細やかな対応を行い、能動的な学びのサポートとなることを目指します。

統計分析ワークショップの内容
今回のワークショップでは、一から統計分析を学ぶ学生を対象に、「表計算ソフトを用いたカイ二乗検定による政策効果の分析」と題し、基礎的ながら実践的な統計分析手法としてクロス表分析とカイ二乗検定の実習を行いました。データの分析では分析を通して得られた結果が、確率的に偶然に発生するものなのか、それとも意味のあるものなのかを検証する必要があります。そのための手法の一つがカイ二乗検定です。

ワークショップは、参加した学生が研究入門フォーラムや専門演習のなかで統計分析を活用して、科学的な分析・考察によって研究を深めていくことを目標としました。そのために、最初に、統計分析を行う上で必要となる基礎的知識の準備を行いました。ここでは、政策研究における科学的方法としての統計分析の位置づけや利点、注意点について触れながら、母集団や標本といった統計学の基本概念や、変数と値からなるデータの構造などを解説していきました。

続いて、カイ二乗検定について解説し、受講生が手順にしたがって計算を行いました。分析結果そのものは表計算ソフトや統計分析ソフトの操作を習得すれば容易に得られます。しかし、統計分析の初学者にとって、カイ二乗検定のような統計学的仮説検定の考え方を理解するのは難しいものです。講師と受講生が一つひとつの手順の意味合いを確認しながら実際に手計算していくことで、仮説検定の理解を進めていきました。

 

最後に、表計算ソフトを用いて実際の意識調査データから政策効果について分析する実習を行いました。分析を行う上ではさまざまな技術的問題が起こりえます。ここでも講師と受講生がコミュニケーションをとりながら、そのような問題を解消しつつ、実習を進めました。

参加者からの声・意見と今後について
ワークショップには、計6名の学生が参加しました。大半の学生が、統計学を学ぶ意欲は強いものの、「苦手意識がある」「勉強法がわからない」などの課題を抱えていました。そのため、「少人数かつ実践型の本講義スタイルは非常にわかりやすかった」という意見が多くの学生から挙げられました。学部講義では疑問点があってもなかなか質問できないという学生も、ワークショップでは講師との距離が近いため、疑問を解消する場としては最適だったと答えています。その他、学生からは「具体的な講義内容を広報してほしい」、「目につく場所にチラシを張ってほしい」など、広報に関する声も多く寄せられました。

今回、ワークショップを企画したのはACS(Academic Communication Supporter)という、2013年度より発足した政策科学研究科の大学院生で構成される新しい組織です。ACSでは、政策科学部で学ぶ学生の学修・キャリア形成をサポートすることを目的に、これまで履修相談ヘルプデスク(4月)、政策科学とキャリアワークショップ(5月)を企画・開催してきました。統計分析ワークショップは、これらの企画に続き、学生から特に需要の高いと思われるテーマについてのサポート企画として開催されました。参加者は、ワークショップを通じて統計分析の基礎的な知識を学び、そのなかで抱いた疑問もその場で解消することができていました。そして、ワークショップで出された課題に積極的に取り組むなかで、参加者が統計分析を身につけるための一定の成果を収められたと考えています。今後は参加者からの声をもとに更なる内容改善に取り組み、学生の学修・キャリア形成をサポートするため、統計分析ワークショップの内容充実を図っていこうと思います。

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2013.05.20

政策科学部・政策科学研究科が北京理工大学外国語学院と学生交換および大学院への推薦入学の協定を締結

立命館大学政策科学部・政策科学研究科は北京理工大学外国語学院と学生交換留学および大学院政策科学研究科への推薦入学に関する協定を締結しました。政策科学部にとって、中国・東北財経大学公共管理学院につづき、2番目の学部間協定による連携プログラムです。

立命館大学と北京理工大学とは20109月に「立命館大学と北京理工大学との協力協定書」を締結し、その後、両大学の教育・研究交流を進めてきました。今回のプログラムは、英語で政策科学部を学び卒業するCRPS専攻の設置(今年9月)、政策科学研究科の英語基準プログラムの強化、学部の特色を活かした国際展開のために、新たな学部間連携プログラムとして発足させたものです。

このプログラムに参加する政策科学部の学生は、交換留学制度を利用し、北京理工大学で中国語を学ぶと同時に、一定の中国語能力あるいは英語能力があれば、北京理工大学のすべての中国語あるいは英語による正規科目を受講できます。帰国後、取得した単位が認定されれば、4年間で大学が卒業できます。政策科学部からの最初の派遣は20143月を予定しています。

北京理工大学外国語学院の学生は、「大学院特別推薦入学」制度との連動を念頭に、3回生まで北京理工大学外国語学院のダブル・ディグリー(双学位)コースにおいて学修した後、政策科学部に交換留学生として1年間在籍し、政策科学部・政策科学研究科が指定した進学条件を満たせば、推薦試験を経て大学院博士課程前期課程に進学できます。政策科学部への最初の交換留学生の受入は、20132014年度については政策科学専攻のみです。2015年度からCRPS専攻の受入れも始まります。

 (写真)新たな国際交流の拡大を願って北京理工大学外国語学院李京廉院長(左から2番目)ならびに立命館大学政策科学部三上達也副学部長(左から4番目)をはじめ両大学関係者で記念撮影(201317日 北京理工大学撮影)

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2013.5.17

?id=3外国語作文コンテスト2012入賞作品集をアップしました。(学内限定)

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2013.02.12

立命館大学政策科学会の支援を得てSignificance of the Regional One-Product Policy:How to use the OVOP/OTOP movementsの出版記念シンポジウムがタマサート大学(タイ)で開催されました。

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立命館大学政策科学会の支援を得て、村山皓編Significance of the Regional One-Product Policy:How to use the OVOP/OTOP movementsが2012年12月に出版されました。本書の執筆には、立命館大学政策科学研究科の英語コースの博士後期課程を修了して、現在タマサート大学で研究員を務めているPuntita Tanwattana(博士 政策科学)とWarangkana Korkietpitak(博士 政策科学)、および立命館大学政策科学部助教の孫京美(博士 政策科学)と立命館大学名誉教授の村山皓、さらにJICA関係者に加えて、政策科学研究科と共同研究を進めているタマサート大学東アジア研究所の研究者があたりました。

本書は、日本の大分県を発祥地にして世界に広まり、現在も多くの国々で実施されている一村一品運動(OVOP)に政策科学の視点からアプローチしています。本書の目的は、日本のOVOPとタイの一村一品運動であるOTOPとの違いをも視野におき、さらなる展開の可能性を提示し、これら以外のアジア、アフリカ、南米の国々で現在進行中の一村一品運動に政策研究の基盤を提供することです。

当日の様子当日の様子

本書の出版記念を兼ねて、2012年12月14日にSignificance of the OTOP/OVOP Movement and Policyの国際シンポジウムが、タイのタマサート大学で開催されました。そこには多くの研究者などが出席し、執筆者のPuntia Tanwattana氏や孫京美氏などの発表について、熱い議論が交わされました。

当日の様子当日の様子

また、タイ政府が主催して様々な国の政府関係者が出席したOVOP/OTOP International Seminar 2012(12月16日)では、村山皓氏が招待され、本書を紹介しながらUnderstanding the OVOP movement in Japan: An evaluation of regional one-product activities for future world expansion of the OVOP/OTOP policyについて、基調講演がありました。

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