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【授業紹介Vol.3】「アドベンチャーワールドから学ぶD&I経営の本質」~中尾建子アドベンチャーワールド副園長による講義が行われました
【Vol.1】で紹介した山本雅史社長による第一部に続き、6月5日からスタートした第二部では「アドベンチャーワールド、動物をパートナーとした事業」というテーマで、中尾建子氏(取締役、白浜事業部長、アドベンチャーワールド副園長)が第8講から11講までを担当されました。
第8講では、「パーク理念・いのちと向き合う」というサブテーマで、運営会社のアワーズの経営理念から、アドベンチャーワールドの運営理念とその解釈、そしてそれらがどのように日々の業務に落とし込まれているのかという点を飼育員の視点からご講演頂きました。アドベンチャーワールドといえば、ジャイアントパンダですね。
第9講では、「ジャンアントパンダから考える世界規模の貢献」というテーマで、パンダの取り組みを一事例として、種の保存を貢献する動物園や保護施設の役割を学びました。第10講では、ラーニングシアターでグループワークを行い、動物園の存在意義に関して、「動物園で暮らす野生動物と、その動物が生まれ育った場所で暮らす野生動物、どちらが幸せだと思いますか? 動物園は世の中に必要でしょうか?」というテーマで意見交換を行いました。そして第11講では、中尾副園長から未来のアドベンチャーワールド、動物園・水族館の姿をご紹介頂きました。
約120種類、約1,600頭の動物を飼育するアドベンチャーワールドでは、我々人間よりも寿命の短い動物たちの生死が繰り返されています。パーク経営の現実と動物たちの命の尊さの間でアドベンチャーワールドの皆様が抱える課題や葛藤されている問題意識を伺い知ることが出来ました。ご講演頂いた事例は学生たちにとって、経営学を超える学際領域の学びの必要性を悟らせる機会となりました。