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政策科学部創設30周年記念式典・シンポジウムが開催されました

(ニュース)ps-250124-17


2024年12月21日(日)、立命館大学大阪いばらきキャンパスにて「政策科学部創設30周年記念式典・シンポジウム」が開催されました。在学生、卒業生、学園関係者など約250名が参加し、これまでの政策科学部30年の歩みを振り返り、さらなる進化に向けた展望を共有する場となりました。

式典の冒頭、岸道雄政策科学部長は、問題解決指向的な精神を備えた政策実践力と政策構想力を持ったグローバル人材を育成することにおいて、フロントランナーであるために、政策科学部は今後どのような進化が必要か、本式典・シンポジウムを通じて確認したいと式辞を述べました。

続いて仲谷善雄総長は、創設から現在に至るまで様々な挑戦に取り組んできた政策科学部の歴史を振り返り、「前例にとらわれない新たなチャレンジを通じて、社会課題の解決、そして未来社会へ貢献されますことを大いに期待しております」と述べました。

岸道雄学部長

仲谷善雄総長


来賓の福岡洋一茨木市長からは、「政策科学部の歴史を振り返り、その未来への一歩を祝う機会にご一緒させていただけることを大変嬉しく思います」と祝辞をいただきました。

基調スピーチは、佐藤満特命教授が「政策科学部の理念と社会的意義」をテーマに行いました。スピーチでは、本学部が数ある政策系学部の中で唯一「政策科学」と名乗る理由について、「政策の探求は必ず科学である」という創設時の思いが込められていることを語りました。また政策科学部が育成する人材は、個人の利益ではなく、公のために尽力する人格者であるべきだと強調しました。

佐藤満特命教授

佐藤特命教授 スピーチの様子



シンポジウムでは、福岡洋一茨木市長、村山皓名誉教授、政策科学部1期生の隼田正洋さん、5期生の水谷智子さん、森裕之政策科学部教授の5名をシンポジストに迎え、岸道雄政策科学部長の司会により、「政策科学部の30年と今後の進化に向けて」というテーマでお話しをいただきました。

福岡市長は、茨木市と政策科学部が行ってきた市政への専門的知見の活用や、講義での連携といった連携の実績について紹介しました。また学校法人立命館の学園ビジョン「挑戦をもっと自由に」を念頭に、「みなさんの挑戦を、もっと自由にするために茨木市を活用していただけたら」と語りました。

村山名誉教授は、政策科学部が「実証・実験・実践」を通じて得られる「飛躍の気質のDNA」を受け継いでおり、そのDNAが発想の転換をもたらしてきたことを語りました。また卒業生、市民、学生、研究者の「ネットワークハブ」が、政策科学部の進化において重要であると述べました。      

福岡洋一茨木市長

村山皓名誉教授


 隼田さんは、政策科学部が様々な学問を組み合わせて課題解決に取り組む学問であるため、どの時代も、どのような課題にも柔軟に対応できる力を持ち続けてほしいと語りました。また学生には主体性をもって取り組む重要性を伝えました。

水谷さんは、物事を多面的に見ることや、仲間とともにチャレンジすることを政策科学部で学び、社会に出てからも役立っていると語りました。また大学内で学びを完結させない「社会とつながる機会の提供」が今後ますます重要になると述べました。

隼田正洋さん

水谷智子さん


森教授は、教員、学生、事務局が一丸となった「コミュニティの力」が大学院GPやCRPS開設といった様々な取り組みを推進してきたことを紹介しました。加えて大学を超えて、茨木市や様々な団体、市民などと共創し、「政策のソーシャル・イノベーション」に取り組むことが、今後の進化において重要であると述べました。      

森裕之教授

シンポジウムの様子


シンポジウムの最後には、森島朋三理事長が、学部創設30周年を迎えるにあたり、多大な支援と協力をいただいたことに感謝の意を表しました。政策科学部の創設理念が、全学の目指すべき姿と大きく重なることに触れ、「政策科学部のさらなる展開が、全学に大いに生かされるものと信じております」と述べました。

森島朋三理事長

来場者には記念品が贈られました



式典後に開催された祝賀会には約150名が参加し、久しぶりの再会を喜ぶ声が多くの場で聞かれました。祝賀会の冒頭、川口清史元総長・元政策科学部長よりご祝辞をいただき、続いて見上崇洋元副総長・元政策科学部長より乾杯のご挨拶をいただきました。抽選会では、卒業生や政策科学部にゆかりのある企業から景品をご提供いただき、会場は大いに盛り上がりました。     

川口清史元総長・元政策科学部長

見上崇洋元副総長・元政策科学部長

祝賀会の様子

ご提供いただいた景品

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