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大発見!OICキャンパスにキツネをはじめ希少な野生動物が生息~政策科学部教員の研究より~

政策科学部の教員が実施した調査より、立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)を、キツネやテンをはじめとする食肉動物が利用していることが分かりました。調査したのは政策科学部の桜井良准教授と政策科学部 授業担当講師の高畑優 研究員(OIC総合研究機構所属)。2025年の1月から2か月ほど、キャンパスに自動撮影カメラを設置した結果、キツネ、テン、タヌキなどの野生動物が撮影されました。

キツネは大阪府では減少傾向にあり、野生動物の種の絶滅の危険度を評価する大阪府のレッドリストにおいて絶滅危惧類に指定されている希少な野生動物です。近くにまとまった規模の緑地がほとんど存在しないOICにおいて、キツネが生息していることは、府内の野生動物管理者や研究者、そして地域の住民にも大きな驚きとともに受け止められました。また、テンも大阪府では山間部では生息が確認されているものの、OICが立地するようないわゆる都市部での記録はほとんどなく、研究者の予想を覆す発見となりました。

今回、野生動物が撮影されたのは、キャンパス内の通称「里山エリア」。2015年に更地からできあがったOICにおいて、地域住民や教職員、学生が一緒になって取り組む「コミュニティ共創プロジェクト」として、10年かけてつくりあげた緑地エリアです。様々な関係者が協力して、どのように野生動物と共存するまちづくりを進めたらよいか。これは政策科学の重要な研究テーマでもあります。学生の皆さん、野生動物と共存するキャンパスづくりに一緒に取り組みませんか。


[調査の結果は以下のプレスリリースの原稿からも確認できます。]

https://www.ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=655622&f=.pdf


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立命館大学大阪いばらきキャンパスで撮影された野生のキツネ(左)およびテン(右)


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