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元衆議院議員 野中廣務氏をお迎えしての講演が開催されました

元衆議院議員で自治大臣・国家公安委員長、内閣官房長官等を歴任された野中廣務氏をお招きし、講演が2014年11月19日におこなわれました。

本講演は、政策科学部の講義科目「人物からみる政策科学Ⅱ」の特別講義として、野中氏をお迎えしておこなわれたものです。前半は野中氏の政治活動の回顧、後半は学生からの質問に野中氏が答えるという形で開催されました。

講演の中で、野中氏は、京都府船井郡園部町議会議員、同町長、京都府議会議員、京都府副知事を歴任した時代を振り返り、その後の衆議院議員としての中央政界での活動においてこの地方政治の経験こそが重要であったと述べられました。また、政界から引退したあとの日本の政治をめぐる状況については、日本の将来に対して警鐘を鳴らす観点からお話がありました。

野中氏の講演を聴いた学生より「政治家を目指された契機とは?」、「今議論されている地方創生はどうあるべきか?」などの質問が寄せられました。野中氏は、学生の質問に丁寧に答えるなかで、「政治家は命が尽きるまで自身の信念を曲げてはいけない。それが政治家の責任だと思う」、「地方の政治を経験して、地方の痛みや苦しみを知った政治家がもっと中央政治に参画してほしい」と、ご自身がもつ政治家としての矜持とこれからの日本の政治に求められる人材についての考えを述べられるとともに、これからの日本を背負う若者に対する大きな思いと期待が語られました。

会場には、当該講義を履修する学生のほか、本学教員、他学部生、大学院生など多くの方々が訪れ、盛況のうちにおわりました。

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