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2014年度プロジェクト入門リサーチ・プロポーザル・コンペティションを開催しました

2014年12月15日(月)に政策科学部1回生対象のリサーチ・プロポーザル・コンペティションが衣笠キャンパス以学館1号ホールにて開催されました。政策科学部1回生の小集団演習科目「プロジェクト入門」では、前期の小集団演習科目である「基礎演習」で基本的理解、社会科学の方法論、グループワークの手法、政策科学における討議・討論の手法等の理解を深めることを通して得た論理的思考力・多角的視野・批判的思考・表現力・文章力を踏まえて、リサーチ・プロポーザル(研究計画書)の作成を行いました。リサーチ・プロポーザル(研究計画書)は2回生での政策実践研究プロジェクト・フォロワーにおける研究につながるものです。

今回開催されたリサーチ・プロポーザル・コンペティションには、1回生各クラス代表者によるリサーチ・プロポーザルの発表行う場を設けることで、多数の聴衆の前でのプレゼンテーションを通して、政策科学部での1年間の学びの達成度を1回生各自が再確認する機会を提供する目的があります。また、2回生の政策実践研究プロジェクト・フォロワーの研究へとつながるリサーチ・プロポーザルなので、今後の小集団演習における学習意欲も高める機会となります。

リサーチ・プロポーザル・コンペティションでは各プロジェクト入門13クラスとCRPS専攻1回生クラスで予選を行い、クラス代表を決めました。評価の基準は、①先行研究のレビューを踏まえた研究課題および研究目的の明確さ(10点)、②先行研究の調査分析を主とする事前調査(10点)、③発表態度、質問対応などプレゼンテーション全般(5点)の合計25点満点です。担当教員以外の教員13名が採点を行いました。

今回1位にはGクラスの是安亮佑さんが選ばれました。是安さんは今後の日本の安全保障についてASEANを踏まえて考察し、外交の展望予測とそれに伴う有効な安全保障施策の提案を行うことを目的とした「日本の安全保障の現状と対ASEAN外交の重要性」というテーマで発表をしました。是安さんは「リサーチプロポーザルコンペティションに出場したときや他の出場している方々の発表を聞いているときにも最優秀賞をいただけるとは思いもしませんでしたので、この度のことは大変光栄に思います。今後は多角的な視点から分析を行い、かつ研究状況の変化にも柔軟に対応しながら研究を進めていきたいです。高い評価をいただけたことに慢心せず、一つ一つ着実に進めていければとも思います。」と述べました。

なお、最優秀者に選ばれた是安さんは12月19日に開催された政策科学部アカデミック・フェスタにおいて、1回生代表として発表を行いました。

(文:政策科学会学生委員会 杉本安友子)

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