海外での学び

海外留学

K.K さん

  • 所属学部:政策科学部
  • 留学国:イタリア
  • 留学先:ベルガモ大学
  • 留学期間:1年間
  • 留学時期:2023年度、参加時2・3回生(4・5セメ目)

留学を決めたきっかけ

私はイタリアのベルガモにあるベルガモ大学に政策科学部独自留学プログラムにより、10ヶ月間交換留学をしました。留学したきっかけは、大学生の間に一度留学したいと入学当初から考えていたからです。そのように思うようになったのは、日本に住んでいて、他の国のことも見てみたい、と強く考えていたからです。日本にずっと住んでいたら知ることのできないこと、見えなかったものが留学により見えるようになるのではないかと考えたからです。もちろん語学力を伸ばして、海外の人とコミュニケーションを取れるようになることも目標として考えていました。そしてイタリアを選んだ理由は、イタリアの文化とイタリア人の人柄に惹かれたからです。

現地での生活、授業

時期により異なるかと思いますが、ベルガモ大学に来ている留学生はスペイン、ドイツ、ロシア、スウェーデン、ノルウェー、中国、フランス、オーストラリアからが多いイメージでした。ベルガモ大学には、大学生のコースでは英語で開講されている科目が少なく、ほとんどの英語開講科目は大学院生のコースにありました。そのためレベルが高い印象でした。私は、語学力のレベルが高くなかったので、英語のコミュニケーションでさえ、最初の3ヶ月はとても苦労しました。しかし、分からないことを伝えると、ゆっくりと授業を進めてくださる優しい教授や助けてくれるクラスメイトがいたのでなんとか受講を続けることができ、並行してイタリア語も猛勉強しました。授業では生徒が積極的に発言する授業や、プレゼンテーションを行う授業もありました。試験に関しては、筆記試験と口頭試験の2パターンがあり、イタリアの試験は日本に比べると難しいと感じました。

ベルガモ大学の寮には入れないため、ベルガモ大学が提携している業者で滞在先を見つけました。業者からの返信がとてもゆっくりだったので、早めに探し始めること、また何度もメールを送ることをおススメします。

海外では、夜道を1人で歩くことは避けるべきですが、ベルガモの治安は比較的良く、安心して生活のできる街でした。他の都市と比べると、ベルガモは穏やかで過ごしやすく、そして空港があるので、気軽に他国に旅行することができました。

ベルガモ大学のマラソンイベントにイタリア人の友達と参加した写真
留学生の集まりでの写真

留学で得たこと、そしてこれから

新しい自分、文化、語学をゲット!

この留学で私は、今まで見えていなかった自分自身が見えるようになりました。自分自身が成長できたのは、イタリアでの時間の流れ方がゆっくりだったこと、かつ多様な人との出会い、その中で人と人との接し方から学んだことが大きく関係したと思います。他国の留学生が自信を持って自分軸で生活している姿が、自分自身を見つめ直すきっかけとなりました。他人に合わせることはとても良いことでもありますが、まず初めに自分の気持ちを中心に物事を考えるのが大切だと言うことに気づき、物事の考え方が変わり、自身の良い部分、悪い部分を認め、向き合うことができるようになりました。

もちろん留学では必須である語学力も伸ばすことができました。初めの頃は、イタリア語はもちろんのこと英語でさえ、コミュニケーションを取ることが難しかった私ですが、人とどれだけ話すかが大切であると考え、積極的に留学生やイタリア人の方との交流し、たくさんの人と話しました。そうすることでイタリアはもちろんのこと、様々な国の友達ができ、その国々の文化をさらに知ることができました。生活習慣の違い、宗教上の考え方の違い、人と人との距離感、どのようにコミュニケーションをとるのか、など国によって一概ではないですが、違いがありとても興味深かったです。このように、英語とイタリア語の2カ国語の語学力向上に努めた10ヶ月間でしたが、同時に、自ら新しいことを掴みに行く留学ともなりました。今回の留学で、国による政策の違いに大変興味を抱いたことから、今後も政策について研究をしながら、語学学習や異文化交流を続けていきたいです。

ベルガモのセンター街で中国人の友達とお別れの写真
ミラノのドゥオモの前での写真

どれぐらいの費用がかかったか※派遣時のレートや個人差があるので、
あくまでも参考(主な出費の内訳)

  • TOTAL150万円
  • 交際費2万円/月
  • 食費3万円
  • 渡航費30万円
  • 住居費7万円/月
  • 教科書代3千円

※渡航後に海外チャレンジ奨学金から30万円(1年)支給
※交換留学は学費相殺のため留学先大学への学費支払いは不要ですが、留学中も立命館大学へ学費を納める必要があります

とある1日

  • 7:30起床
  • 8:00朝食
  • 9:00授業開始 持続可能な観光
  • 12:00友達とお昼ご飯(食堂)
  • 13:00授業開始 イタリア語
  • 14:30授業終了
  • 15:00帰宅、スーパーへ買い出し
  • 16:00自習
  • 18:00夕食作り
  • 18:30夕食、ルームメイトとおしゃべり
  • 19:30留学生のイベントに参加
  • 22:30帰宅
  • 24:00就寝