海外での学び
海外留学
A.S さん
- 所属学部:政策科学部
- 留学国:イタリア
- 留学先:ベルガモ大学
- 留学期間:半年間
- 留学時期:2026年度、参加時3回生(5セメ目)
留学を決めたきっかけ
イタリア留学を決めた理由は三つあります。
一つ目は、一回生のときにヨーロッパの自転車インフラについて調べていたことです。日本では自転車利用率が低いという課題を感じており、ヨーロッパの自転車政策を実際に見て学びたいと考えました。
二つ目は、二回生になる前の言語選択でイタリア語を選択したことです。私はもともとピアノを習っており、楽譜に記されている多くの音楽用語がイタリア語であることを知り、興味を持ちました。例えば、cantabile(歌うように)やappassionato(情熱的に)などの表現に触れ、日本人とは異なるイタリア人の感性にも魅力を感じるようになりました。
三つ目は、ヨーロッパの景観への関心です。歴史的な建築物や街並みを、一度自分の目で見てみたいという思いがありました。
入学当初は留学を考えていませんでした。しかし、二回生になって政策科学部の交換留学プログラムでイタリアへ留学できることを知り、上記の三つの理由が重なったことから留学を決意しました。
現地での生活、授業
現地では、私のほかに日本人一人、イラン人四人の計六人でシェアハウス生活を送っていました。キッチンの使い方など共有スペースにはルールがあり、お互いにコミュニケーションを取りながら生活したことで、大きなトラブルもなく快適に過ごすことができました。
イタリアでは、時折パレードのようなイベントが開催されており、ハウスメイトと一緒に見に行ったり、旅行に出かけたりすることもありました。一方で物価が高かったため、旅行の日以外はできるだけ自炊を心がけていました。
授業はイタリア語科目に加え、英語で開講される授業も受講しました。同じ授業を受けていた留学生に助けてもらいながら学習を進めました。特に、ヨーロッパ各国から来ている留学生の中にはイタリア語が堪能な人も多く、イタリア語の授業では彼らの存在がとても心強かったです。
授業後には友人とピザやジェラートを食べに行くことも多く、学びだけでなく、充実した日常生活を送ることができました。
留学で得たこと、そしてこれから
留学中にまず強く感じたのは、現地の学生が自国の政治や歴史に高い関心を持っているということです。日本でも選挙を通じて政治について考える機会はありますが、自分自身が当事者意識を持って向き合えていたかというと、そうではなかったことに気づかされました。
特に、滞在中に中東情勢が緊迫し、周囲にイラン人の友人が多かったことから、政治が人々の生活に大きく影響することを身近に感じました。イランの指導者が亡くなった際には、イラン人の友人とその出来事について話す機会があり、報道だけでは分からないさまざまな考え方や背景に触れることができました。この経験を通じて、受け身になるのではなく、自分自身の考えを持ち、社会や政治に関心を持つ姿勢の大切さを学びました。
また、私は防災を専門とするゼミに所属しています。渡航前は、イタリアはヨーロッパの中でも地震が多い国という印象があり、現地で防災について学びたいと考えていました。しかし実際には、大学で避難訓練は実施されているものの、日本ほど防災への意識は高くないように感じました。現地の方に話を伺っても、日本のような防災文化はあまり根付いていないという声が多く聞かれました。
この経験から、日本には留学生や観光客をはじめ、多くの外国人が暮らし、訪れていることを改めて意識するようになりました。災害の多い日本において、言語や文化の違いから情報を得にくい人々を含め、“災害弱者”となり得る人をどのように守るべきかについて、今後も考えていきたいと思うようになりました。
どれぐらいの費用がかかったか※派遣時のレートや個人差があるので、
あくまでも参考(主な出費の内訳)
- TOTAL60万円
- 交際費1万円/月
- 食費2.5万円/月
- 渡航費27万円
- 住居費7.8万円/月
- 教科書代0円
※渡航後に海外チャレンジ奨学金から25万円(半年)支給
※交換留学は学費相殺のため留学先大学への学費支払いは不要ですが、留学中も立命館大学へ学費を納める必要があります
とある1日
- 9:00起床
- 8:00朝食
- 11:00スーパーへ買い出し
- 13:00昼食作り
- 13:30昼食
- 16:30授業開始
- 18:30授業終了
- 19:00夕食作り
- 19:30夕食、休憩
- 21:00課題
- 00:00就寝