Voices for future leaders修了生紹介

2期生

庄司 眞

庄司 眞Shoji Makoto

ピーアークホールディングス株式会社
代表取締役社長

  • 専務取締役
  • 代表取締役社長(2017年4月1日更新)

立命館西園寺塾を通じてのご自身の変化や成長について

いま私達の身の回りで起こっている様々な事象の一つ一つには、必ず背景となる理由が存在します。そして、それらの多くを紐解くと、歴史・文化・宗教・地政等、表層的な一次情報からは決して知ることの出来ない深い根っこの要因(真因)に辿り着きます。こうした根っこをきちんと正しく理解することが、より多くの協力者を巻き込み、実現性と有益性を兼ね揃えた事業や社会の創造に繋がるのではないでしょうか。
立命館西園寺塾では、各専門分野を代表する講師陣による講義はもとより、様々な業界の第一線で活躍されている塾生の皆さんとのディスカッションやフィールドワークを通じ、多様な知識と経験に触れることができました。こうした新しい刺激を基に、俯瞰と深堀りを繰り返し、好奇心を持って、根っこに向かって考え抜くことの意義と価値を体感できたことが大きな成長だと感じています。
それに加えて、1年間というあっという間の時間でしたが、塾生と培った横の絆もとても大切な財産となっていますね。

特に印象に残っている講義・フィールドワーク・出来事はどのようなことでしょうか。また、その理由についてお教えください。

講義一つ一つが素晴らしかったと思います。私が個人的に感じていることは、これらカリキュラムのバランスです。所謂学問的な講義だけではなく、歴史文化的な講義もあり、一方で現役経営者の方の生き方や考え方などに直接触れられる講義もある。また自らの見聞を通じて身体で感じ、仲間の塾生と共に習得していくフィールドワークもあります。どれかに偏ることがなく、総合的に専門的な気づきと学びを得ることができることが、西園寺塾の大きな特徴ではないかと考えます。

今後の夢や目標を教えてください。

パチンコ産業の発展への貢献です。弊社ピーアークホールディングス株式会社は、関東1都3県・36店舗のパチンコホールを中心としたアミューズメント施設を経営しています。パチンコ産業の遊技人口は直近では2002年をピークに減少し続けており、喫緊の大きな課題です。ただ私自身、やり方を変えればチャンスはまだまだある業界だと思っていますし、その答えは外(他業界)にもあると考えています。今回の西園寺塾で培った根っこを考え抜く力と幅広い他業界とのネットワークを活用し、より幅広いお客様から支持をいただける新しい流通システムの構築に挑戦し、遊技人口の回復に貢献できるよう努めて参りたいと思っています。

未来の西園寺塾 塾生にメッセージをお願いします。

今、リベラルアーツが世界的に見直されています。これはビジネスのグローバリゼーションによって、「関係者」の範囲が急速に広がり、国境を跨ぐような根っこが状況をより複雑化してきた結果だと考えます。これからの日本人が世界で勝負するためには、西園寺塾のような総合力を専門的に養う場が必要です。未来の塾生の皆様とは、ぜひ同じ想いを持った同士として、西園寺塾を一緒に盛り上げていければと願っています。