渡部 弘達准教授 WATANABE Hirotatsu
- 所属学科
- 機械工学科
- 研究室
- エネルギー変換デバイス研究室
- 学位
- 博士(工学)
経歴概要
2004年 東北大学工学部化学バイオ系 卒業 2006年 東北大学大学院工学研究科化学工学専攻博士前期課程 修了 2009年 東北大学大学院工学研究科化学工学専攻博士後期課程 修了 2009年 東京工業大学大学院理工学研究科 助教 2014年 米国マサチューセッツ工科大学 客員研究員 2016年 東京工業大学工学院 助教 2021年 立命館大学理工学部 准教授
研究について
- 研究分野・テーマ
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電気分解/燃料電池デバイスと炭素資源変換
- 研究キーワード
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電極触媒設計
- 研究概要
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持続可能な循環型社会形成に向けて,エネルギーシステムの技術革新が必要とされています.我々の研究室では,燃料電池システムと炭素資源(バイオマス,石炭等)の高度変換を主なテーマとしています.燃料電池は,燃料が有する化学エネルギーと電気エネルギーを相互変換できる可逆的な特性があり,循環型社会に適合した特性を持っています.水素社会の実現に向けても,炭素資源のこれからの利用を考える上でも,燃料電池は重要なエネルギー変換デバイスといえます.燃料電池の心臓部にあたるのが電極です.電極で起こっている現象を原子レベルからマクロレベルの視点でとことん突き詰め,これまでにはなかった新機能を創出し,新しいエネルギー変換デバイスにつなげていく研究を進めています.
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SOFC電極のマルチスケール解明
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インタビュー
研究者になったきっかけ
高校生の頃あたりから,エネルギーに興味を持ちました.当時は,なんとなく面白そうだなと思っていた程度です.大学に進んでから,学問の面白さに気づいたように思えます.研究を進めていく中で,個性的で尊敬できる多くの研究者と交流できる機会に恵まれ,大変だけど楽しそうな世界だなと思えたことが,研究者になった最初のきっかけです.そんな方々とディスカッションを重ね,研究に邁進する日々を過ごすうちに,これから挑戦していきたいと思える研究テーマを見つけることができ,気づいたら研究者の道を歩んでいました.新しいアイディアは会話の中から生まれることが多い,という話を聞いたことがありますが,その通りかなと思います.