市木 敦之教授 ICHIKI Atsushi
- 所属学科
- 環境都市工学科
- 研究室
- 環境計画・環境政策研究室
- 学位
- 博士(工学)
経歴概要
1989年3月 立命館大学理工学部土木工学科 卒業 1991年3月 立命館大学大学院理工学研究科土木工学専攻博士課程前期課程 修了 1994年3月 立命館大学大学院理工学研究科土木工学専攻博士課程後期課程 単位取得退学
研究について
- 研究分野・テーマ
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環境管理計画策定のための現象解析および政策分析手法に関する研究
- 研究キーワード
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汚濁物流出、微量有害物質、生態リスク、環境管理、政策分析
- 研究概要
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たとえば琵琶湖の場合、集水面積が広大で大小100以上の河川が流入しているため、その水質保全のための適切な水域管理施策を策定し、汚濁物の流出負荷量を制御する具体的な施設整備を行うためには、集水域からの汚濁物流出量や流出特性が把握できる必要があります。そのため、汚濁物の現存特性や発生・堆積・流出といった挙動特性を明らかにし、汚染のメカニズムを解明するとともに、環境管理モデルを用いた政策シミュレーションを通じて適切な水域管理施策を検討・提言することに取り組んでいます。現地での実態調査や室内実験、指標生物を使った毒性試験、コンピュータによる政策分析や計画論など、様々なアプローチを行っています。
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インドネシア・カプアス川における船上からの河川水質調査風景
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インタビュー
研究者になったきっかけ
琵琶湖に近いところで生まれ育ったためでしょうか、1989年に大学を卒業して以来、一貫して本学で、汚濁物の流出解析をテーマに研究してきました。「我々の都市活動に起因した汚濁物がどういった経路で堆積・流出を繰り返しているのか、またそれをどのような方法で制御すれば最も効果的か」といった議論を行い、学位論文にしました。フィールドでの成果を実際の環境計画や環境政策に如何に反映させていくか、が命題のひとつです。1994年のびわこ・くさつキャンパス移転と理工学部の拡充にともない、本学の教員になりました。地域や母校に少しでも貢献できればと思っています。