文字サイズ


教員紹介

一覧へ戻る

井上 和真准教授 INOUE Kazuma

所属学科
環境都市工学科
研究室
インフラ・レジリエンス研究室
学位
博士(工学)

経歴概要

2007年3月 群馬工業高等専門学校 環境都市工学科 卒業 2009年3月 京都大学 工学部 地球工学科 卒業 2011年3月 京都大学大学院 工学研究科 都市社会工学専攻 博士前期課程 修了 2019年9月 京都大学大学院 工学研究科 都市社会工学専攻 博士後期課程 修了

研究について

研究分野・テーマ

構造物・地盤の耐震設計手法の高度化,社会基盤施設のモニタリング・地震被害調査

研究キーワード

防災・減災・地震・耐震・社会基盤

研究概要

構造物や地盤の地震時挙動の分析に基づき、地震に対する安全性や復旧性などの向上する研究に取り組んでいます。その他、近年はIoT技術を活用したセンサーにより、橋梁などの社会基盤構造物の常時・地震時のモニタリングやマネジメントに関する研究にも従事しています。これにより、橋梁などの構造物の損傷の程度、被災度、安全性を、遠隔かつ迅速に評価することを目指しています。また、国内外で被害地震が発生した場合、現地被害調査を実施することで、将来の地震被害軽減につながる知見の蓄積や発信も心掛けています。

  • トルコ地震被害調査

  • 地震計の開発

インタビュー

研究者になったきっかけ

大学院の修士課程を修了した後、民間企業の技術者として勤務していた当初は、大学教員になると思ってもいませんでした。振り返って見ると、技術者としてより良い実務を行うために、自己研鑽や知の探求を意識して業務に励んでいた結果、博士課程で勉強・研究をしたいと強く考えるようになりました。 その後、大学院の博士課程に在籍中に、私の母校である群馬工業高等専門学校の教員募集があり、「新しいことにチャレンジしよう」と決心し、教員・研究者となりました。

受験生へのメッセージ

橋や道路が無ければ、鉄道が走っていなければ、水道水が汚れて飲めなければ・・・と想像してみてください。安全・安心で暮らすために必要なインフラが当たり前のように整備・管理されていますが、これらは土木技術者の支えがあるからと言えます。頻発する自然災害や環境問題等も土木工学(環境都市工学科)の学問の対象ですが、先人達の知恵とIoTなどの新しい技術を組み合わせた、問題解決のための勉強をすることもできます。 また、大学生活は、勉強のみならず、新たな友人との出会いや様々な経験を積むチャンスがあります。新しい挑戦や学びにより、今まで知らなかった新たな自分を見つけられるはずです。当然ながら、楽しいことばかりではないかもしれませんが、それも含めて、大学生活は大きく成長できる大切な時間です。

関連リンク