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教員紹介

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瀧口 浩一教授 TAKIGUCHI Koichi

所属学科
電気電子工学科
研究室
情報フォトニクス研究室
学位
工学博士

経歴概要

1987年3月 東京大学工学部電子工学科 卒業 1989年3月 東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻修士課程 修了 1992年3月 東京大学大学院工学系研究科電気工学専攻博士課程 修了

研究について

研究分野・テーマ

光信号処理技術と通信・センシングへの応用

研究キーワード

情報フォトニクス、光通信、光センシング、光信号処理、集積光デバイス、テラヘルツ波フォトニクス

研究概要

大容量化が進展する光通信技術は、インターネットのブロードバンド化を始めとして我々の生活に様々な恩恵をもたらしています。しかしながら電子回路を用いた通信用信号処理は、速度の限界、消費電力の増加などの問題を抱えています。本研究室では、ナノフォトニクス技術、光導波路・光ファイバ中の回折、干渉、非線形光学効果などを活用して、光信号をできる限り光領域で処理可能で、高速性と低消費電力性を併せ持つ光信号処理技術の研究を進めています。また光には、生体や環境に優しく、高感度な検出が可能なソフトプローブという側面もあります。このような特徴と光信号処理技術を活用して、バイオ、医療、環境分野を主な対象とした高感度光センシング技術の研究にも取り組んでいます。また最近、光技術を駆使することによって、未開の電磁波と呼ばれているテラヘルツ波を発生、処理し、通信、センシングへ応用する研究を開始しました。

  • 集積光デバイスのシミュレーションの様子

インタビュー

研究者になったきっかけ

大層なきっかけはありません。大学院に進学したのは技術系企業の就職に多少有利かなと思ったためで、当初は修士課程で終わりにする予定でした。博士課程に進んだのは、研究人口が少なかったテーマ(光ファイバジャイロ)だったためかもしれませんが、頑張れば自分でも世界初の成果を出せるというのがわかり、徐々に研究が面白くなったためです。学生の頃から、英語で情報収集・発信することは大好きでした。また、指導教員に進路を相談したところ、「テーマを進展させるためには博士課程に進んだ方が良い。電気電子系は博士課程に進んでも就職に困らない。技術系企業の研究開発職への就職には修士卒より有利になる場合もある。」と言われたためです。今冷静に考えると、世の中にないものを創出していく研究職は、自分の性に非常に合っていると思います。ただし、研究には失敗がつきもので(失敗の方が多い!)、アイディアがうまくいかず落ち込むことも多いです。

受験生へのメッセージ

電気電子工学の対象(半導体、回路、制御、電力、通信など)は、様々な社会基盤を構成する基本技術となっています。地味な印象を受けがちですが、今後も重要性が変わることはないと思います。電気電子系の学生に対する社会(企業、官公庁)からの要望(採用意欲)も、非常に高い状況が続いています。ぜひ多くの受験生のみなさんに、電気電子工学科を目指して欲しいと思います。大学入学後は、流行、外見などに過度に惑わされず、本質、中身を捉え、重要事項を着実に吸収していって下さい。答が1つとは限らない、答がないという状況に直面することも多いかと思います。そのような場合にも、自分自身できちんと考え、対応できる力を身につけて下さい。交通網、インターネットをはじめとする通信網の発展により、世界はボーダーレス化しています。どのような進路に進もうとも英語力は必須かと思います(もちろん、まずは日本語をきちんと身につけなければなりませんが)。

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