熊木 武志教授 KUMAKI Takeshi
- 所属学科
- 電子情報工学科
- 研究室
- マルチメディア集積回路システム研究室
- 学位
- 博士
経歴概要
1998年3月 防衛大学校理工学専攻数学物理学科 卒業 2003年3月 防衛大学校理工学研究科前期課程情報数理専攻 修了 2006年12月 広島大学大学院先端物質科学研究科博士課程後期半導体集積科学専攻 修了
研究について
- 研究分野・テーマ
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マルチメディアデータを効率的に処理するLSIの研究とそれを利用したシステムの開発
- 研究キーワード
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マルチメディア、集積回路システム
- 研究概要
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集積回路技術の発展によって、我々の生活は大きく変化してきており、より便利なものとなってきています。誰もが手軽に携帯機器を用いて高品質の画像や音声等のマルチメディアデータを楽しんでいる裏では、様々なLSIの働きがあるのをご存知でしょうか。当研究室では、マルチメディアデータをより効率的に処理する事ができる、独創的なLSIの研究を行っています。また、それを用いて世の中に貢献できるようなシステムを開発しています。これまでの研究成果例として、処理能力を大幅に向上させつつ、処理機能にゆらぎを持たせた機能メモリの開発、超並列に画像を処理するプロセッサの開発、LSIに組込まれた不必要な回路を検出する研究、デジタル画像の情報保護技術、及びLEDとスマートフォンを用いた犯罪抑止技術等があります。研究成果は積極的に国内外に発信する事を目指しています。
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(左)LEDを用いたデジタルサイネージシステム等、
(右)植物工場実験設備。 -
(左)インドのニッテ工科大学における研究室交流、
(右)中国四川省での大学技術展示。
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インタビュー
研究者になったきっかけ
子供の頃から、生き物の飼育や、工作をするのが好きでした。成長するにつれ自然と理系の道を選ぶようになり、大学卒業後は社会人として働いておりました。しかしながら、現代の我々の生活を支えている、コンピュータやLSIを、使用する側ではなく、開発・研究する側に立ちたいと思い始め、修士・博士課程に進学し今に至ります。研究者は興味あることを突き詰めていくことができ、世の中に技術的に貢献できる職業ですので大変やりがいを感じています。