2019.06.30
[ 2019年06月 ] の記事一覧
2019.06.29
スポーツ健康科学セミナーⅡ JR西日本プロパティーズ様
その中でも2回生の担当授業が多く、火曜日と木曜日はほぼ全員と顔を合わせます。
担当する授業のいずれも課題が多く、2回生のこの時期は、やってもやっても課題が襲ってくるという感じだと思います。
実は、課題を出す私も準備と課題の評価に追われており、
現在の2回生と同時にスポーツ健康科学部に着任したので、2年目を共に乗り切ろう、と思ったりしています。
これはキャリア形成のための正課の授業です。
1週目は、講義とディスカッションが中心なのですが、
挙手で意見を求めると、なかなか手はあがりません。ただマイクを向けると何かしら話してくれます。
また、授業後に他の学生の意見を聞くことによって考えが深まったというコメントもあります。
JR西日本プロパティーズ企画管理部の辻 崇(つじ たかし)さんにご登壇いただきました。
私に取っては数少ない、「スポーツ」が全く絡まない友人です。
是非学生たちに会ってほしい方の一人で、今回スポーツ健康科学セミナーⅡを担当するに当たって、すぐにご連絡をしました。
他業界でも応用できるように、「JR西日本グループ]を一つの題材として、“考え方を身にける”ためのポイントを非常にわかりやすく、そして学生たちがあらゆることに前向きに取り組めるようなお話をしてくださいました。
このような授業があって、今の学生たちは本当にうらやましいなと思います。
インターンシップを始め、就職がより身近になってきた今の3回生にキャンパス内でお会いした際には、
昨年、スポーツ健康科学セミナーⅡにもっときちんと取り組めばよかったという声も聞かれました。
課題、課題、課題で追われる日ですが、耕した先には笑顔の花が咲くことを期待します。
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。
#辻さん、ありがとうございました。
2019.06.28
Procrastinate と P
みなさん、こんにちは。嶋村です。相変わらず忙しいので今日もさっくり行きたいのですが、まあ2週連続で内容が薄いのもアレなんで、少しだけちゃんと書きます。。。
僕が担当している P は来週から発表になります。というわけで最近学生さんが僕の研究室によく来ます。授業の最初の方でも言ってたんですが、「ギリギリになって持ってこられても困るよ~」という人が結構います。あれだけ、「早め早めの行動を!」って言っていたのに何なんでしょうかね?それで今回は(忙しい中 笑)3つほどその理由を考えていました。1つ目は単純に他にクラブなど優先することがある場合です。まあここは大学なんで、僕としては到底受け入れられませんが、まあ理解できなくはないです。あとの2つはちょっと長めに書きます。それで今日は「その2」を書きたいと思います。
その2:単純な Procrastinate
Procrastinate の意味は「引き伸ばす」ですが、我々言語学者(生成文法家)はしばしば「先延ばし」の意味で使います。というのも僕がやっている生成文法の 90 年代の理論的枠組みで Procrastinate という名前の原理が文法モデルで使われていたからです。具体的には、「統語操作において顕在的 (overt) な素性照合 (feature checking) は、 照合される素性に随伴 (pied-pipe) して XP 全体の Agr などの機能範疇 F の指定部 (Spec-FP) への移動を誘発するため、非顕在的 (covert) に XP の素性のみを移動させて素性照合した方が経済的である。よって、素性照合はできるなら構造は音声的に排出(Spell-Out)する後まで先延ばしにして、非顕在的に実行する方が経済性の原理 (Economy Principle) に合っている」というものです。何のこっちゃ?(笑)
まあとりあえず、統語(文法)操作はあとの方がいいよって話です。こんなこと言うと他の研究者に怒られそうですが、このブログを読んでる言語学者なんて多分いないので、こんな感じでいいです。1995 年当時のチョムスキーという言語学者の文法モデルでは(今日の写真)、辞書 (Lexicon) で単語を選んできて統語(文法、Syntax)部門で構造を作って、Spell-Out という操作でそれを PF(音、つまり発話)と LF(意味、つまり解釈)に送るって感じです。ここでのミソは LF へ送ってもその後音には反映されない文法操作ができちゃうってことです(LF は統語の一部と考えられているので)。でさっきの話はなるべく発話では表現されない文法操作をしましょうっていうことなんですが、つまり、実際に我々が耳にする発話とは合わないとような文構造を Spell-Out 後に何かしらの文法操作で作っても大丈夫なんです。で、90 年代に(今でもですが)、「まあね僕の理論は言語現象を解釈をうまく説明できるけど、実際の発話の語順とはあわないんだよね。だから LF やってんじゃね?」的な仮定が様々な論文で乱発し、LF(PF も)は分析でうまくいかなかった部分のゴミ箱的な存在になってました。。。まあ今はもう少しマシだと思います。
それで、まあ以上のことを P 風に言うと「P の研究内容や英語を先生に見てもらうのは、先生に見てもらう原稿とともに自分の身体を随伴した先生の研究室への移動を伴うため、メールで見てもらうファイルを送った方が経済的である。さらに細かく分けて送るよりも最後に一気に送った方が、オレさま(アタシ)の手間が省けてより経済的である」的な原理が働いているのでしょうってことですね(笑)。ただし、これは僕の負担がすごく大きなって大変困ります。
ちなみに先ほどのゴミ箱の話にもつながりますが、「やはり統語構造の派生(derivation)が経済的と言っても、LF や PF で修正してくれるって仮定すること自体がまずいんじゃないの?」って、だいたい 2000 年代になって研究者が気づいたので、大きく文法モデルが変わりました。で大雑把にいうと「構造を細かく分けて LF/PF に送ろうぜ!」ってことなんですが、その細かい単位を位相 (phase) と言います。なんで、P も derivation by phase でやって欲しいですね(笑)。
ここまで書いて「僕、何やってんだろう?」ってなったので、これでやめます。多分疲れてますね。じゃ、自分の論文に戻ります、てか家に帰ります。。。
2019.06.27
体育会男子バスケットボール部のパラスポーツプロジェクト
体育会男子バスケットボ-ルの地域貢献活動について、マネ-ジャ-の遠藤杏乃(スポ-ツ健康科学部2回生)さんにお話を伺いました。
チ-ムは、3年前からパラスポ-ツプロジェクトに取り組んでいます。
滋賀県立草津養護学校(高等部)のバスケットボールチ-ム(課外活動)の支援(技術指導)に、毎週2回の頻度で1年間継続して行っています。
立命館大学体育会の中で、これだけの頻度で社会貢献、地域活動を行っているチ-ムは、他にないだろうと自信を持ってお話されていました。
空き時間の多い上回生を中心とした支援(指導)体制を作り、4時限目から5時限目の時間帯に草津養護学校で指導支援を行っているようです。
日々の練習は、5時半からなので十分間に合うようです。
昨年からSDGsの「3.全ての人に健康と福祉を」という目標を掲げ活動に取り組んできたようですが、今年から「4.質の高い教育をみなに」「17.パ-トナ-シップで目標を達成しよう」も加えているそうです。
遠藤さんは、上級生や多くの仲間らが支えてくれるので、楽しく活動を継続できることに感謝していると言っておられました。
6月23日土曜日に、この活動の一環として、草津養護学校の生徒さんと野洲養護学校の生徒さんをBKCに集め、交流イベントが行われました。生徒さんたちは、年間2回BKCに来ることを楽しみにしておられるようです。
午前中は、技術練習、そして選手ら全員と生徒さんらがチ-ムを組んで生協食堂で昼食、午後から交流試合が行われました。
交流試合では、選手らと生徒さんらが混じってのチ-ムをいくつも作り、リ-グ戦が行われました。凄いなと感心したのは、選手たちが上手にパスを回し、そのボ-ルを受け取った生徒さんらが、ドリブルシュ-ト!と華麗なプレ―を連発していたことです。
また選手の三木遼馬君(スポ-ツ健康科学部2回生)がマイクを握り、必死で実況中継をしてくれました。養護学校の生徒さんらも、実況中継のリズムに乗り、リバウンドシュ-トなどのプレ-を披露してくれました。
日頃から指導に関わった選手らは、生徒さんらのシュ-トする姿に大声で応援していました。
生徒さんらの決めたゴ-ルに、選手らが駆け寄ってハイタッチする姿は感動しました。
閉会式で、大村和輝君(4回生)が「バスケットボ-ルを通じて交流できたことに感謝しています。私たちは、今日のイベントで、いろんなことを考え準備してきました。そのことで、私たちも成長できましたことにお礼を申し上げます。本当にありがとう!」と挨拶されていました。
選手らが皆同じ気持ちで取り組んでいたのだなと伝わってきました。
(nao)
2019.06.26
パーフェクトリーダー
2019.06.25
研究相談&レポート相談・デスク開設
こんにちは、かわいです。
スポーツ健康科学部では、BKCの経済学部・食マネジメント学部とともに、
学生のライティングをサポートする活動を展開しています。
書くということは、それまでに読んだこと、考えたこと、聞いたこと、
学んだことを結晶化させることです。書いていくプロセス自体にも、
学びがあります。自分が書いた文章を印刷して、読み直し、吟味し、
読み手に伝わるかどうか考え抜いて欲しいと思います。
そのプロセスで、批判的思考力や多元的思考力といった考える力が
養われます。
スポーツ健康科学研究科で研究に取り組む大学院生さんとお待ちしています。
6/25 7/2 7/ 9 7/16 (火) 16:20-17:50 @図書館・ぴあら(アクロス2F)
スポーツ健康科学部では、少なくない学生が、学部生の段階で研究活動に取り組んでいます。
大学教育の研究の世界でも、学生が力をつける教育活動として、「研究活動に取り組むこと」
が挙げられているほどです。研究の世界に足を延ばすことで、今学んでいることの意味も
より深くつかめることでしょう。
先輩方、+R奨学金に取り組んだ学生さんの中には、1回生から、先輩や先生方に助言を
いただきながら、研究に取り組んでいます。
サポートデスクは、
「自分も何か研究に取り組みたいんだけれど」
「先輩の研究を聞いてみたい」という学生さんの相談ブースでもあります。
ぜひ、足を運んでみてください。
かわい
2019.06.24
研究科パンフ作成中
2019.06.23
スポ健学生広報部
2019.06.22
神戸大学発達科学部へのご訪問
今年は、いよいよ9月20日からラグビーワールドカップが、
来年は東京オリンピック・パラリンピック大会が、
再来年は、ワールドマスターズゲームズ関西が開催されます。
このように3年間、我が国では大規模な国際的スポーツイベントが開催されるわけですが、
ワールド・マスターズゲームズは、前者2つの大会と少し異なる特徴を持っています。
まず何よりも、ワールドマスターズゲームズは、
概ね30歳以上であればだれもが参加できる「するスポーツ」の大会ということです。
そしてもう一つのポイントは、「関西」で開催されるということです。
「みるスポーツ」から「するスポーツ」へと人々の意識と行動を向けさせることは大変難しいといわれていますが、
せっかく関西で開催されますので、何かしら役に立てそうな研究や実践はないかと考えることが多くなってきています。
その一つとして、3月にマスターズラグビーの大会の調査を実施しましたが、
こういった活動にアドバイスをいただくため、
時々マスターズスポーツをご専門とされる神戸大学発達科学部の長ケ原誠教授の研究室に足を運んでいます。
今回特別だったのは、ゼミ内で同行の希望者を募ったところ、
「他大学の学生と交流したい!」「他大学にも行ってみたい!」ということで
3人のゼミ生と研究室をご訪問してきました。
長ケ原先生をはじめ、研究室の、院生と学部生の方々が歓迎してくださいました。
ゼミ生には、神戸大学に赴く前にくつか課題を出し、学生だけで情報収集するようにと伝えておりました。
やや緊張しているのかなとは思っていたのですが、私が長ケ原先生と二人でお話をしている間、
別室から拍手やら笑い声やらなんとも楽しそうな学生たちの声が聞こえていました。
後で聞くところによると、課題うんぬんよりも楽しく談笑していたようです。
ゼミ活動の一つとして、11月のマスターズ甲子園の参加も予定しています。
今回同行した3人が中心となって進めていってくれることでしょう。
「スポーツをする」ことでの他大学との交流の機会はなかなか作れないのですが、
先々週にアップした観戦者調査もしかり、
「スポーツ」というキーワードを通じて、他大学の学生との積極的な交流ができる場も作っていきたいと思います。
その中で、自発的な活動に結びつけてくれればと期待しています。
ゆ
写真は神戸大学発達科学部での交流の様子
撮影:ゆ
写真の無断転載はご遠慮ください。
#長ケ原先生、研究室の皆さんありがとうございました。
2019.06.21
ちょっと忙しいです。。。
みなさん、こんにちは、嶋村です。さて今日もしっかりブログを書きたいのですが、今ちょっとやらないといけない事が溜まってまして、今日は簡単に済ませたいと思います。
今週は水曜日に東京の大学に勤める友達に頼まれまして、出張授業と研究発表をしてきました。このためのスライド作りでめちゃくちゃ時間かかって結局色々な事ができておりません。ただし最近新しく始めたトピックで話してきたんですが、割とウケが良かったのでこれから論文を書いたり学会で発表したりするのが楽しみです。まあしかし、それで全ての学校関係の仕事を Procrastinate していたので、先ほども研究部から早く書類を出せとのメールが来てました。。。そして明日も学会で研究発表であるのですが、そのスライドを今作っております。一応共同研究なので他にもメンバーがいるのですが、僕が一人でスライドを作ってます。。。 P の授業でグループのみんなで協力してやるべきなのに何もしてくれないヤツがいる、なんかそんな気分ですが、僕が「ダサい PPT は使いたくない。Beamer (LaTeX) じゃないと嫌だ!」とゴネたのでこれはこれで仕方ありません。まあ、発表は他に任せて僕はゆっくりしておきます。
まあこんな感じで忙しいんですが、なんとメインで使っていた MacBook が故障しました。。。今日は旧型 MacBook Pro を持って大学に来ております。15 インチで **(自粛)重たい(笑)。
とりあえず今日はこんな感じでご勘弁。。。来週の日曜日も研究発表があるのですが、来週はちゃんと書きます。あと写真も特にないので、二条城で(笑)。
ではでは。