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2021年のニュース

2021.05.01 education

スポーツ健康科学部・研究科10周年サイトが開設 


立命館大学スポーツ健康科学部・研究科2020年に10周年を迎えました。

10周年サイトでは、これまでの軌跡や学生、卒業生の様子を掲載しております。また、記念式典の情報を更新していく予定です。是非ご覧ください。

 

立命館大学スポーツ健康科学部・研究科10周年サイトはこちら https://www.ritsumei.ac.jp/shs/10th/


(ニュース)20201209-1

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2021.12.20 education

中京大学准教授の森嶋琢真先生に「運動生理学」の講義をしていただきました

20211218日の1限、「運動生理学」の授業に、中京大学准教授の森嶋琢真先生を招聘し、「これまでの研究紹介」と題して、先生が精力的にされている血管内皮機能に関する運動生理学について講義いただきました。

 

森嶋先生は本研究科の1期生です。

https://www.ritsumei.ac.jp/shs/hakaseryoku/pdf/Hakushiryoku_Part3.pdf

本研究科在学中は、「低酸素環境での運動と健康増進」について研究を進められました。学位取得後、米国に留学され、本講義内容に繋がる研究を開始されました。

 

運動不足は不健康だと認識されていますが、さて、「座りすぎ」ということがどれほど疾患リスクを孕んでいるか、考えたことがあるでしょうか。

日常生活において、皆さんはどれくらい座位行動をとっているでしょうか。

そして、私たち日本人は、諸外国と比べてどれくらい座位行動を愛してしまっているか、ご存知でしょうか。

https://www.mhlw.go.jp/content/000656521.pdf

 

森嶋先生は、座りすぎの悪影響に触れながら、なかでも心血管疾患リスクを高めること、その理由に血管内皮機能の低下が示唆されること、その打開策として、いわゆる「貧乏ゆすり」の効果を実験的に証明した研究成果をご紹介くださいました(写真参照)。

 

この血管内皮機能は、運動習慣によって高まること、ただし運動の種類(例えば有酸素運動かレジスタンス運動か)や、運動中の血圧応答の影響を大きく受けることを解説してくださいました。特に、血圧上昇を来すレジスタンス運動は一過的な血管内皮機能の低下のみならず、恒常的な動脈硬化にも関わりますので、可能な限り血管内皮機能を維持しつつトレーニング効果が期待できるような運動様式を模索しているとのことです。そのひとつが、レジスタンス運動後に有酸素運動を10minでいいので実施することが挙げられていました。

さらには、血管内皮機能の向上が期待できる栄養素の紹介もされておりました。

 

こうした生理的応答に対して、想定されるメカニズムにも触れながら、大変有意義な講義をしていただきました。

 

また、最後に本研究科(大学院)で学ぶことの素晴らしさ、どっぷり「青春を謳歌」できることを力強く語ってくださりもしました。

 

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愉しくてあっという間に時間が過ぎた1コマでした。

森嶋先生、ありがとうございました!




 

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2021.12.17 education

特別講義:能島裕介氏(尼崎市理事) ボランティアマネジメント

去る2021122日に組織マネジメント論の授業において、尼崎市理事であり、特定非営利活動法人ブレーンヒューマニティ顧問の能島裕介氏に、「ボランティア組織のマネジメント」というテーマで特別講義をしていただきました。

能島氏は、1994年、関西学院大学在学中に学友とともに、家庭教師サークル「関学学習指導会」を設立されました。この組織を設立した翌年に、阪神淡路大震災によって被災され、学習指導会のメンバーも震災後、様々な苦労をされたようでした。そして、被災地などでの様子を目の当たりにし、学習活動のみならず、被災した子どもたちが少しでも生き生きと過ごすことができないものかと考え、設立された関学学習指導会のメンバーがボランティアで学習支援やキャンプなどのレクリエーション活動などを被災地の子どもたちを中心に展開されたとのことでした。当時は、200人以上ものボランティアが集まり、活動を進めていたとのことです。その後、大学を卒業し、一旦、就職されたものの、被災後から関学学習指導会が展開していた様々な活動を、持続的な事業化を図るために、法人を設立するということになり、就職した企業の職を辞して、学生が主体となって活動を進める特定非営利活動法人では日本初となるNPO法人Brain Humanityを設立されました。

NPO法人Brain Humanityは、「子どもたちに多様な価値を提供し、子どもたちが多様な選択肢を持つ社会をつくる」ということをミッションに掲げ、現在でも学生を主体とした経営を続けており、950人を超えるボランティアを束ねる大所帯となったようです。ユニークなのは、定款に定められているとのことですが、過半数の理事は学生であり、学生が職員の採用や雇用を担うということです。大学生を主体とする組織であるため、4年間でほとんどの構成員が入れ替わってしまうため、経験に基づく、知識とスキルの蓄積が困難であるという課題を抱えているとのことですが、このような組織特性を踏まえて、NPO法人Brain Humanityでは、組織をマネジメントするにあたり、様々な工夫が凝らされています。例えば、学生主体の組織であるため、事業の構造を理解させるために、毎週、学生理事による定例の役員会が開催され、職員の採用や事務局長の選任といった人事案件から様々な事業企画や予算編成などについて、審議、議決が繰り返されているとのことです。とりわけ、ユニークな取り組みは、「徹底した文書化と記録化」を図り、短期間で組織が刷新されていく組織特性を踏まえて、ルールやマニュアルを作成するに余念がなく、このような文書化や記録化された、ある種、形式知化する作業によって、事業運営や活動の遂行に支障を来さないような工夫を施していることです。事務所には、過去14年間にわたる役員会の議事録を誰もが閲覧可能な状態にしてあり、学生が新規事業の企画や事業運営の手がかりとして活用できるようにしているとのことでした。またアクティビティを志向する学生の気質を踏まえて、彼らのモチベーションを維持するために、活動後の「評価」を重視し、学生の取り組みにどのような意味があったのか、それが子どもたちの成長にどのように貢献していたのかを頻繁にフィードバックするとのことでした。つまり、学生の活動を、認め、讃え、そして報いるという連鎖を繰り返しながら、学生に明確なキャリアパスを示しながら、役割や業務を変化させて、活動に対するモチベーションの維持を図っているとのことでした。


学生を主体としたボランティア組織であるが故に、事業運営や活動を安定的に維持するためには、バックアップ機能を構築する必要があるものの、そのような組織体制を強化することが、逆に学生の主体性や責任感を脆弱にさせてしまうというジレンマも抱えているとのことでした。つまり、「その人にしかできない→自分がいないといけない」という責任感を醸成する一方で、各々の負担が大きくなり、バーンアウトに陥れば、事業運営に支障を来してしまう。そのため、バックアップ機能を構築するようにしているものの、それが逆に、「誰にでもできる→自分がいなくても大丈夫」という役割意識や責任感を低下させてしまうという事態も招いているとおっしゃっていました。学生を主体とした組織であるが故に、学生とどうのように向き合い、支援することが、学生の自律性と主体性を促しながら、責任を持って活動に取り組むのかは、難しい課題だとおっしゃっていました。

あっという間に時間が経ち、前のめりであった学生、とりわけ、課外活動で中核的な役割を果たし始める3回生にとっては、タイムリーな話題であり、多くの学生から質問が寄せられ、大盛況のうちに特別講義は終わりました。


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2021.12.16 education

⾏動変容を⽀援する科学:⾝体活動・運動を題材として



スポーツ健康科学科の授業である健康増進科学特論において、東京大学⼤学院医学系研究科 公共健康医学専攻の講師である鎌田真光先生に「⾏動変容を⽀援する科学:⾝体活動・運動を題材として」というタイトルで講義をしていただきました。身体活動・運動行動と健康に関わるエビデンスから、行動科学の理論やモデル、また、鎌田先生が実際に行ってきたソーシャル・マーケティングを用いた地域でのクラスタ-ランダム介入研究の詳細など、多岐にわたる内容でした。地域を対象にした身体活動介入の難しさを知るとともに、その困難な課題に対して、どう解決していくかを提示していただいた大変濃い内容でありました。講義中、講義後においても、様々な質問が出され、学生にとっても非常に有意義な時間になりました。

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2021.12.16 activity

2021年度秋学期 奨学金給付証書授与式を実施しました

20211214()2021年度秋学期立命館大学西園寺記念奨学金(成績優秀者枠)及び+R学部奨学金給付証書授与式を開催しました。スポーツ健康科学部では、今年度秋学期は、西園寺記念奨学金15名(13回生)、+R学部奨学金15名の計30名が奨学生として表彰されました。

学部生のロールモデルとして、奨学生の皆さんのますますの活躍を期待します。

なお、スポーツ健康科学部・大学院スポーツ健康科学研究科のFacebookページ(https://www.facebook.com/rits.spoken/)にて、奨学生自身の学びやチャレンジ、日々感じていることなどをリレーブログとして配信予定ですので、是非ご覧ください。

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■奨学生の決意表明一覧

約束

自分との約束を守る

チャレンジしない方がわがまま。

Stay hungry, stay foolish

失敗を糧に

伝える

不撓不屈

心堅石穿

Believe in my potential

生きとし生けるものへの畏敬の念

一点一画もゆるがせにしない

進取果敢

歳月不待

温己知新

canではなくdoを求める

諦めない人間力

常に前進

容易い道に意味はない

Lose my self

My way is on your way

不昧不落

迷ったらGO

初志貫徹

So life is fun

「なぜ」をつきつめる

理解

学びの先にあるもの

信念と報恩


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2021.12.09 activity

『スポ健卒業生の現在の挑戦』vol.4 ~相手に寄り沿い、話を聞くことで関係性や信頼を築いていく。人との関わり方を理論でも、実践でも学んできた~


2020年にスポ健は10周年を迎え、スポ健で学び成長した卒業生が様々な分野で活躍しています。

そんな卒業生たちに「現在の挑戦、Challenge your mind. Change our future.」をインタビューしました。第4回は損害保険ジャパン株式会社にて、中小企業向けに支援をされている中村寿太郎さんにお話しを伺いました。


中村寿太郎さんのインタビューはあいコアCaféで紹介しています。

是非こちらをご覧ください!

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2021.12.06 research

橋本健志教授の『ブレインヘルスに対する運動効果:筋由来の生理活性物質としての乳酸の役割について』に関する総説が「Metabolites」に掲載されました

スポーツ健康科学部・同研究科の橋本健志教授が、塚本敏人助教、電気通信大学の安藤創一准教授、東洋大学の小河繁彦教授と共同で「Metabolites」に総説を公表しました(Title: Effect of Exercise on Brain Health: The Potential Role of Lactate as a Myokine)

https://www.mdpi.com/2218-1989/11/12/813

 

  「Exercise is the real polypill」といわれるように、運動が健康増進に対して万能薬の働きをすることに異論はないでしょう。近年深刻な問題となっている認知症に対しても、運動は有効な対抗策であるとされています。

 実行機能をはじめとした認知機能は、習慣的な有酸素運動やレジスタンス運動によって向上し、運動習慣などの環境変化に対して可逆的に変化することが示唆されています。また、精神疾患に対しても運動効果が認められています。しかしながら、背後の生理学的なメカニズムについて未解明な部分が多く、ブレインヘルス向上のためのより効果的な方法論の確立は途上です。運動習慣は、一過性の運動の繰り返しです。そして、一過性の運動も脳機能を高めること、一過性あるいは慢性の運動効果の作用機序の共通点と相違点が整理されていないことが、統合的理解を阻んでいるのです。

私たちは、一過性の運動が認知機能を高める効果において精力的に研究を進め、効果的・効率的に認知機能を亢進させる運動強度、時間、様式を整理してきました。興味深いことに、乳酸産生を促すような様式の運動(筋収縮)が効果的に認知機能を亢進することが明らかとなり、それは脳の乳酸取り込みとその利用が関係している可能性が示唆されたのです。本総説は、そうした私たちの一連の知見に基づき、ブレインヘルス向上にとっての広義のマイオカイン(骨格筋由来の生理活性物質)としての『乳酸の役割』について、その他の考慮すべき分子とともに検討する機会としたいと願う、渾身の記事となっております

 

Hashimoto, T.; Tsukamoto, H.; Ando, S.; Ogoh, S. Effect of Exercise on Brain Health: The Potential Role of Lactate as a Myokine. Metabolites 2021, 11, 813.

https://doi.org/10.3390/metabo11120813


(ニュース)20211206-1

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2021.12.03 education

スポーツマーケティング領域における高校野球を対象にした研究プロセスの紹介


 3回生の専門演習Ⅱに現在、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科の博士課程に在籍するロシア人のLATYPOVA Endzhe(ラチポワ・エンジェさん)をお招き「研究プロセスの紹介」としてご講義いただきました。エンジェ先生はロシアの大学で卒業論文も日本の全国高等学校野球選手権大会(以下「甲子園大会」)を扱われており、その後来日し修士課程、そして博士課程も甲子園大会のようなトーナメント方式の大会におけるスポーツ消費者の研究に携わっていらっしゃいます。
 ロシア人のエンジェ先生にとっては、学生スポーツがみるスポーツの対象であることがそもそも大変興味深く、チームが地域を代表する甲子園大会では、毎年出場チームが変わること、応援しているチームが負けた場合でも大会を見続けるのはどのような要因によるものなのか、といった疑問が研究の原点であったようです。
 ゼミ生たちは、馴染みのある甲子園大会を対象にしたユニークな研究の着眼がとても新鮮で、「面白い!」と思えたようで、これから本格的に卒業研究に着手していく上で、エンジェ先生の研究に親近感を持ち、自分たちが見つけてきた理論的な概念がこんな風に使えるんだという発見があったように見受けられました。
 その後エンジェ先生は4回生のゼミ、演習Ⅳにも残ってくださり、提出直前の4回生の卒業論文のご指導もしてくださいました。
 LATYPOVA Endzhe先生、ありがとうございました。

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2021.12.01 activity

立命館×カシオ・アシックスのイベント「スポーツと健康をサービスにする力」に学生広報部が参加しました!


728日に行われた立命館×カシオ・アシックスのビジネスアイデア創出イベント「スポーツと健康をサービスにする力」について、参加学生が広報部SNSに記事を投稿しました。

 

詳細はこちらをご覧ください。

https://www.instagram.com/ritsumeikan_sports/


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2021.11.30 education

スポーツ栄養教育学 ゲストスピーカー講義


2021年11月18日木曜日のスポーツ栄養教育学にて、株式会社まちおこし代表取締役社長、西川興様をゲストスピーカーにお迎えしました。株式会社まちおこしでは、『野洲のおっさんおにぎり食堂 (滋賀トヨペット株式会社との共同事業) 』や、『アミンチュプロジェクト(びわ湖放送株式会社との共同事業)』など、地域に根差した事業を幅広く展開しています。
 株式会社まちおこしの事業の一環である『野洲のおっさんおにぎり食堂』にて提供しているおにぎりの原価率の話の中で、原価率40%を超えるおにぎりが数多く提供されていることに驚きました。そこには、地元の食材にこだわった美味しいおにぎりを提供するという熱い想いと、原価率を上げても利益をしっかり出すという経営戦略の工夫があることについてお話しいただきました。また、このおにぎり食堂はその収益で、こども食堂や無料塾を運営しています。これらの活動はSDGs(持続可能な開発目標)につながる活動であり、おにぎり食堂のおにぎりを購入することで個人だけでなく、企業も含めた様々な人々がSDGsに参加することにつながります。周囲を巻き込み、地域のために全力で事業に取り組む西川社長のお話に、受講生達も熱心に耳を傾けていました。
 最後に、西川社長からの課題として受講生に与えられた「おにぎり」及び子供食堂で提供する「五平餅」のメニュー案から、今後商品化可能、と西川社長から選ばれたメニュー案を以下に紹介します。自由な発想に西川社長だけでなく、受講生同士でも興味深くそれぞれのアイデアを見ることができたと思います。おにぎり食堂での今後の商品化が楽しみです。
西川社長の地域活性にかける想いと熱心な姿勢が周囲を巻き込み、より大きな繋がりとなって地域に還元されている事を強く感じました。西川社長、この度は貴重なお話をありがとうございました。

西川社長が「今後商品化の可能性あり」と選ばれた、受講生のおにぎりメニュー名
・赤ワイン香る鴨のおにぎり
・近江しゃもの親子おにぎり
・サーモンユッケおにぎり
・タテボシ貝のだし香るビワマスの炊き込みおにぎり
・レンコンとそぼろのおにぎり

「五平餅メニューアイデア」
・チーズ五平もっち
・キャラメル風五平餅
・みたらしで食べる五平餅

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2021.11.19 research

全身を用いたコオーディネーショントレーニングによる パフォーマンス向上の神経メカニズムを解明  -スポーツパフォーマンスを規定する神経要因の解明につながることが期待-


立命館大学スポーツ健康科学部の上田憲嗣准教授、杉山敬特任助教、伊坂忠夫教授、大友智教授、総合科学技術研究機構の水口暢章助教の研究グループは、全身を用いたバランストレーニング(スラックライントレーニング)を実施し、バランス能力獲得と関連する脳領域を3テスラの磁気共鳴画像装置(MRI)を用いて明らかにしました。本研究成果は、2021年11月10日、「Medicine and Science in Sports and Exercise」(オンライン版)に原著論文として公開されました。

【本件のポイント】
〇バランス能力を含むコオーディネーション能力はあらゆる運動・スポーツに重要な要素である。
〇バランストレーニングを行うと、背外側前頭前野と第一次運動野間の情報伝達が増加した。
〇バランストレーニングおよび対照条件として行った有酸素運動後には、記憶に関わる海馬、認知機能に関連す る背外側前頭前野、気分に関連する前帯状皮質の活動が変化した。
〇これまでは、機能的磁気共鳴画像法は頭部を固定する必要があることから、全身運動中の脳活動計測は困難であったが、運動前後に安静時脳活動を計測・比較する手法を用いた。
〇様々なスポーツや有酸素運動の実施が脳活動に及ぼす影響を評価できるようになった。


プレスリリース全文は、以下をご覧ください。


立命館大学HP TOPICS



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2021.11.16 activity

「スポ健卒業生の現在の挑戦』vol.3 ~学びは大学卒業後も続いていく! 相手からのフィードバックと自分の興味を掛け合わせた継続的なスキルアップ~」


2020年にスポ健は10周年を迎え、スポ健で学び成長した卒業生が様々な分野で活躍しています。

そんな卒業生たちに「現在の挑戦、Challenge your mind. Change our future.」をインタビューしました。

3回はパーソナルルトレーニング等で活躍されている西川亜沙美さんにお話しを伺いました。


西川亜沙美さんのインタビューはあいコアCaféで紹介しています。

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2021.11.22 research

本学部4回生友尾圭吾さんの研究が「Frontiers in Physiology」に原著論文として掲載されました。


本学部4回生友尾圭吾さんが、総合科学技術研究機構菅 唯志准教授、スポーツ健康科学部・同研究科塚本敏人助教、橋本健志教授、伊坂忠夫教授、北翔大学生涯スポーツ学部高田真吾講師と共同で取り組まれた研究論文が「Frontiers in Physiology」に原著論文として掲載されました。

 

本研究は、低強度レジスタンス運動であっても、運動セット間の休息時間を短縮させることで、効果的に運動後の認知実行機能を亢進させられることを明らかにしました。

近年、運動により人々が健康的な生活を送るために重要な認知機能を向上・改善できることが明らかにされています。これまで、本研究グループは、一過性のレジスタンス運動後に認知実行機能が亢進することを報告しています(Tomoo et al. Physiol Rep, 2020; Tsukamoto et al. PLoS One, 2017; Dora et al. Heliyon, 2021; Dora et al. J Physiol Sci, 2021)。また、このようなレジスタンス運動誘発性の認知実行機能の亢進程度は、低強度運動と比較して高強度運動において大きいことを報告しています(Tsukamoto et al. PLoS One, 2017)。しかしながら、高強度レジスタンス運動は、高齢者や有疾患者に施行することがしばしば困難です。したがって、本研究が明らかにしたような、低強度運動であっても認知実行機能を亢進できる知見は、脳機能の維持・改善に効果的な運動処方を開発する上で重要であると考えられます。


Tomoo, K., Suga, T., Dora, K., Sugimoto, T., Mok, E., Tsukamoto, H., Takada, S., Hashimoto, T., & Isaka, T. (2021). Impact of Inter-Set Short Rest Interval Length on Inhibitory Control Improvements Following Low-Intensity Resistance Exercise in Healthy Young Males. Fronters in Physiology, 12, 741966.

https://doi.org/10.3389/fphys.2021.741966

(ニュース)20211122-1

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2021.11.11 research

「第27回日本バイオメカニクス学会大会」にて 桜井洸くんが若手奨励賞(1位)を受賞しました!


2021年11月6-7日に順天堂大学さくらキャンパスにて開催された「第27回日本バイオメカニクス学会大会」にて博士前期課程M2の桜井洸くんが若手奨励賞(1位)を受賞しました!


発表演題:

「等尺性トレーニングの効果におけるトレーニング実施角度の影響 ―最大筋力発揮の至適関節角度 vs. 筋伸張位となる関節角度―」


(ニュース)20211111-1

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2021.11.08 education

本学部助教・塚本敏人先生が国際セミナーを行います


Cerebral Autoregulation Research NetworkCARNet)は、脳循環代謝・認知機能研究の将来を担う若手研究者をスピーカーとして「Cerebral Blood Flow Virtual Seminar Series 2021」を毎月主催し、世界最先端の研究・トピックを発信しています。CARNetは、11月回で“Nutrition and Cerebral Blood Flow(栄養と脳血流)”を企画し、本学部助教の塚本敏人先生をスピーカーとして招待しました。実施されるセミナーの詳細は以下の通りです。

 

20211122日午後10時開始(日本時間)>

 

1. Catarina Rendeiro, MSc, PhD. (Lecturer, University of Birmingham, UK) “Food for thought: Can plant flavonoids modulate cerebral vascular function?”

「レンデイロ・カタリーナ博士,バーミンガム大学・講師(イギリス)“フラボノイドは脳血管機能を調節し得るか?”」

 

2. Hayato Tsukamoto, MSc, PhD. (Assistant Professor, Ritsumeikan University, Japan) “Cerebral blood flow regulation following breakfast”

「塚本敏人博士,立命館大学・助教(日本)“朝食後の脳循環調節”」

 

3. Gabriella Rossetti, PhD. (Research Fellow, University of Reading, UK) “Dietary nitrate supplementation and neurovascular function”

「ロゼッティ・ガブリエラ博士,レディング大学・研究員(イギリス)“硝酸サプリメント(一酸化窒素)と神経血管機能”」

 

4. Kamila Pollin, PhD. (Research Scientist, Washington DC VA Medical Center, USA) “The impact of dietary sodium on cerebral blood flow regulation in healthy adults”

「ポリン・カミラ博士,ワシントンDC退役軍人医療センター・研究員(アメリカ合衆国)“脳循環調節に対するナトリウム摂取の効果”」

 

日本時間22時開始と、遅い時間に開始されるセミナーですが、脳循環代謝・認知機能分野における将来を、栄養生理学の視座から築く世界中の研究者が集い議論する貴重なセミナーになっております。この機会に是非、ご参加ください。

 登録はこちらからできます。


(ニュース)20211108-1

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2021.10.27 research

本学部教授・真田樹義先生の記事が2021.10.26.読売新聞に掲載されました!

2021.10.26. 読売新聞全国版「フレイル講座」にて、スポーツ健康科学部教員によるフレイル予防のための早期のサルコペニア対策についての記事が掲載されました。

<記事引用>

加齢などで筋肉量が減った状態を「サルコペニア」と呼びます。サルコペニアは、フレイルの引き金になると言われています。筋肉を構成する筋繊維の本数が減ったり、筋肉が細くなったりし始めるのは40歳頃から。ですから、この頃から、筋トレをして筋肉量を維持することが、フレイル予防に効果的なのです。

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2021.11.10 education

本学部助教・前大純朗先生が「筋力と筋量の増加に効果的なトレーニングの方法」に関する講演を行います

日時

2021年12月10日(金)16:30~17:30

プログラム

16:3017:00 前大先生のライトニングトーク
17:00
17:30 参加者を交えたディスカッション

開催形式・定員

①京都リサーチパーク 東地区 KISTIC 2階「イノベーションルーム」: 5名
②オンライン(ZOOMによる開催):20名程度(増席決定)

 

詳細や申し込みはこちらから。

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2021.10.11 research

伊坂忠夫教授が日本アスレティックトレーニング学会学術大会にて特別講演(一般公開)を行いました


10回日本アスレティックトレーニング学会学術大会(オンライン開催)にて、スポーツ健康科学部 伊坂忠夫教授が、特別講演を行いました。

一般公開(10月末まで)されていますので、どなたでもご覧いただけます。

 

10回日本アスレティックトレーニング学会学術大会

特別講演(一般公開)

『ポスト・コロナ時代におけるスポーツの価値とアスレティックトレーニングの貢献可能性』

動画視聴はこちらから!


講師:伊坂忠夫(立命館大学)

座長:倉持梨恵子(中京大学)

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2021.10.08 activity

「スポ健卒業生の現在の挑戦』vol.2 ~選手自身が考えられるチームづくりと適切なトレーニングの知識を通じて、甲子園出場に挑戦~」


2020年にスポ健は10周年を迎え、スポ健で学び成長した卒業生が様々な分野で活躍しています。

そんな卒業生たちに「現在の挑戦、Challenge your mind. Change our future.」をインタビューしました。第2回は教員として生徒指導を行なう傍ら、甲子園出場に向け、野球部監督として活動している西純平さんにお話しを伺いました。


西純平さんのインタビューはあいコアCaféで紹介しています。

是非こちらの記事をご覧ください!

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2021.10.06 research

書籍出版記念 特別インタビュー・山浦一保教授


山浦一保教授が、「武器としての組織心理学」を上梓されました。
スポーツ健康科学部は、「グローバルな視野とリーダーシップを備えて、スポーツ健康科学の理解をもって社会に貢献する人材育成」を目指しており、その基盤となる「リーダーシップ」についての専門的な知識、実践的な研究を学生、院生、関係する先生方、企業の方などと積み上げられてきた山浦先生が、この間の英知を一般書としてまとめられました。
 この本についての特別インタビュー(聞き手・伊坂忠夫教授)を、ZOOMで行いました。本の内容の紹介にとどまらず、著者・山浦先生ご自身の深い見識も披露してもらっています。本を読んでからインタビューを観てもらっても、インタビューを観てから本を読まれてもどちらも楽しめます。 

書籍出版記念 特別インタビューのYoutubeリンクはこちら

(ニュース)20211006-1

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