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2016.03.03 research

2016/02/24 本研究科特任助教・大塚光雄先生の研究が「Journal of Strength and Conditioning Research」に原著論文として掲載されました.


本研究科特任助教 大塚光雄先生が,本研究科教授 伊坂忠夫先生,同学部卒業生 川原泰祐さんとの共同研究の上, その研究内容がJournal of Strength and Conditioning Researchに原著論文として掲載されました.この短距離走選手を対象とした研究では,トレーニング時におけるスプリント走の足跡データと試合におけるスプリント走の足跡データを比較しました.その結果,トレーニング時と比較して,試合時では短距離走選手のステップ頻度は増加し,その結果,疾走速度も高まることが明らかとなりました. つまり,たとえ練習時では全力疾走をしていたとしても,試合時でスプリント走では,さらに高い強度となることが示唆されました.

 

Otsuka M., Kawahara T., Isaka T. (2016) Acute Response of Well-Trained Sprinters to a 100-m Race: Higher Sprinting Velocity Achieved With Increased Step Rate Compared With Speed Training. Journal of Strength and Conditioning Research. 30(3): 635-642.


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2016.02.09 research

2016/02/09 日本学術振興会特別研究員(ポスドク)の樋口貴俊先生の研究が「PLoS One」に原著論文として掲載されました。


日本学術振興会特別研究員(ポスドク)の樋口貴俊先生が伊坂忠夫教授らと共同で取り組まれた研究が、「PLoS One」に原著論文として掲載されました。

本研究では、電子制御の視界遮蔽ゴーグルを野球打者に装着させ、投球を視認できる時間と投球をバットの芯でとらえる正確さとの関係を検証しました。その結果、バット座標系におけるバット短軸方向の打球位置のばらつきは投球視認時間の増加に伴い減少する一方で、同座標系におけるバット長軸方向の打球位置および空間座標系における投手-捕手方向の打球時のボール位置のばらつきに投球視認時間による違いは認められませんでした。また、バット短軸方向のばらつきはバット長軸方向および投手-捕手方向のばらつきより小さいことが明らかになりました。これらのことから、投球リリースから約0.15秒以降の視覚情報はバット短軸方向のインパクトの精度向上には有用であり、野球打撃の正確さはバットの形状的特性とタイミング一致に関する誤差の影響を受けることが示唆されました。

 

Higuchi T., Nagami T., Nakata H., Watanabe M., Isaka T., & Kanosue K. (2016). Contribution of Visual Information about Ball Trajectory to Baseball Hitting Accuracy. PLoS One. 11(2):e0120579. doi: 10.1371/journal.pone.0.48498.

 

PlosONE open access

http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0148498

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2016.02.09 research

2016/01/26 本研究科博士課程前期課程1回生鳥取伸彬さんの研究が「Journal of Physiological Anthropology」に原著論文として掲載されました。


本研究科博士課程前期課程1回 生鳥取伸彬さんが同研究科 伊坂忠夫教授、栗原俊之助教、大塚光雄特任助教と共同で取り組まれた研究が、「Journal of Physiological Anthropology」に原著論文として掲載されました。

 

この研究論文は、左回り及び右回りにカーブを走る際のタイムの差と各筋横断面積の左右差との関係を検討しました。その結果、股関節屈曲の主働筋である大腰筋の左右差がタイムの左右差と関係があり、カーブに対して外側の大腰筋が大きい回り方のほうが速いことが明らかにしました。

 

Nobuaki Tottori, Toshiyuki Kurihara, Mitsuo Otsuka, Tadao Isaka (2016) Relationship between lateral difference in the cross-sectional area of the psoas muscle and curve running time. Journal of Physiological Anthropology, 35(1): 3

DOI: 10.1186/s40101-016-0086-6

http://jphysiolanthropol.biomedcentral.com/articles/10.1186/s40101-016-0086-6

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2016.02.01 research

2016/01/20本研究科博士課程後期課程3回生(日本学術振興会・特別研究員DC2) 土屋吉史さんの研究が、国際誌「Metabolism」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程3回生、土屋 吉史さんの研究が本研究科 後藤 一成准教授と共同で取り組まれた研究内容が、「Metabolism」に原著論文として掲載されました。

本研究論文では、骨格筋由来の生理活性物質「Irisin」の安静時における血中濃度が、4 週間のスプリントトレーニングを実施した後に減少することを明らかにしました。また、合計のトレーニング回数を統一した条件下では、一日一回のトレーニングの実施と二日に一回のトレーニング (2 回分) 実施では血中Irisin濃度は同様に減少することが示されました。

 

Yoshifumi Tsuchiya, Toshiaki Ijichi and Kazushige Goto. Effect of sprint training on resting serum irisin concentration — Sprint training once daily vs. twice every other day. Metabolism 65(4): 492-495, 2016.


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2016.01.26 research

2016/02/11 2015年度後期:スポーツ健康科学研究科修士論文公聴会を開催します


下記の通り、2015年度後期の修士論文公聴会を開催します。
公開型で実施しますので、興味がある方はぜひ積極的にご聴講ください。
当日スケジュール・報告テーマ等の詳細については、下記のリンク先からご確認ください。

<当日スケジュール・報告テーマ一覧>


■2015年度後期:スポーツ健康科学研究科 修士論文公聴会■
 日時:2016年2月11日(木・祝)8:45~17:00予定
 場所:立命館大学びわこ・くさつキャンパス
     インテグレーションコア1F アカデミックラウンジ

  ※公共機関を利用してお越しください。
  ※当日は、スポーツ健康科学部事務室は閉室していますので、ご注意ください。     
  ※ご自由に参加頂けますが、発表途中の入退室は避けて頂き、
    開始時間からご参加される場合は、8:40には着席してください。
  ※当日は公聴会終了後17:30からユニオンスクエア2階にてスポーツ健康科学研究科
    同窓会を開催します。


◇参加申込方法◇
 下記メールアドレス宛に必要事項を明記の上、お送り下さい。
 申し込みを確認次第、確認メールを送らせて頂きます。
 携帯電話等から申し込み頂く場合、パソコンからのメールを受信できるように設定してください。

     申込先:  spoken3@st.ritsumei.ac.jp
        必要事項:氏名、所属、連絡先、興味がある研究分野・テーマ、
           今後受験を考えている場合は受験予定の入試方式・時期・希望の研究指導教員名等



問い合わせ先:スポーツ健康科学部事務室 大学院担当

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2016.01.20 research

第6回Sports Performance Enhancement Community(SPEC)が開催されました。


2016/1/16(土)立命館大学びわこ・くさつキャンパス(インテグレーションコア)にて日本のスポーツ界を取り巻く環境を向上させるため第6回Sports Performance Enhancement Community(SPEC)が開催されました。

今回は女子ラグビー日本代表チームでヘッドアスレティックトレーナーをされている平井晴子氏、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科で脳震盪を研究されている熊崎昌氏、立命館大学スポーツ健康科学部から整形外科医・スポーツドクターである篠原靖司教授の3名に講演をしていただきました。

参加者は関西圏を中心に現場で活躍されているアスレティックトレーナー、ストレングス&コンディショニングコーチ、パーソナルトレーナーや大学院生、学生トレーナーなど様々なバックグラウンドを持った51名に上り、それぞれの視点、現場での疑問などの答えにつながるヒントを見つけようと、質疑応答やディスカッションの時間も大いに盛り上がりました。

・平井晴子氏(米国認定アスレティックトレーナー:ATC、本学2004年経済学部卒)

女子ラグビー日本代表(さくらセブンス)で取り組まれている具体的な選手のケアの例など、2016年リオデジャネイロオリンピックで金メダルを取るために年間260日を超える代表合宿でのアスレティックトレーナーの活動を報告していただきました。質疑応答ではさくらセブンスで行っている前十字靭帯損傷予防エクササイズを参加者を交えて実演していただきました。

・熊崎昌氏(日本体育協会認定アスレティックトレーナー)

近年注目を集めている脳震盪の最新の知見(メカニズム、評価法、脳震盪が抱える短期的・長期的問題、管理法など)をご本人の研究や最新のエビデンスに基づいて講演していただきました。特に脳震盪の評価法など、現場で活躍されているアスレティックトレーナーにとっても、チームに所属している学生トレーナーにとっても大変有用な情報を軽快な語りで説明していただきました。

・篠原靖司先生(整形外科医:スポーツドクター)

臨床医・スポーツドクターの視点から学生トレーナーに必須の足関節の解剖学・バイオメカニクス・組織学から現場のトレーナーが知っておくべき代表的な足関節のスポーツ疾患の病態・診断法・治療法についてまで幅広く講演していただきました。

次回第7回SPEC研究会は2016年夏開催を予定しています。次回もスポーツを取り巻く環境を整えるために有益な情報を提供したいと思います。


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2016.01.12 research

2015/12/23 本研究科博士前期課程卒業生、井門さんの研究が「PLos One」に原著論文として掲載されました。


本研究科博士課程前期課程卒業生の井門あゆみさんが、本研究科 真田樹義教授と共同で取り組まれた研究が、「PLoS One」に原著論文として掲載されました。

この研究論文は、肥満者ではメタボリスクへの影響が高い筋組織厚として腹部が抽出され,さらに,腹部の筋組織厚で分類したサルコペニアはメタボリスクならびに身体機能や筋力との関連が認められ,肥満者に対するサルコペニアの評価方法として超音波法が有用であることを明らかにしました。


Ido A, Nakayama Y, Ishii K, Iemitsu M, Sato K, Fujimoto M, Kurihara T, Hamaoka T, Satoh-Asahara N, Sanada K. Ultrasound-Derived Abdominal Muscle Thickness Better Detects Metabolic Syndrome Risk in Obese Patients than Skeletal Muscle Index Measured by Dual-Energy X-Ray Absorptiometry. PLoS One. 2015 Dec;10(12):e0143858.


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2016.01.08 research

2016/01/01 本研究科博士課程後期課程1回生 塚本敏人さん(日本学術振興会 特別研究員(DC1))の研究が「Physiology & Behavior」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程1回生の塚本敏人さん(日本学術振興会 特別研究員(DC1))が同研究科 橋本健志准教授、同研究科 伊坂忠夫教授、立命館グローバルイノベーション研究機構専門研究員 菅唯志さんと共同で取り組まれた研究が、「Physiology & Behavior」に原著論文として掲載されました。

 この研究論文は、従来、認知機能を亢進させるために効果的な運動処方とされてきた中強度定常運動と比較して、高強度運動を間断的に繰り返し実施する高強度間欠的運動を実施した方が、運動後の認知機能の亢進がより長い時間持続することを明らかにしました。この研究により、高強度間欠的運動は、認知機能を効果的に改善させるための運動処方となりうる可能性が示されました。

 

Tsukamoto H, Suga T, Takenaka S, Tanaka D, Takeuchi T, Hamaoka T, Isaka T, Hashimoto T (2016). Greater impact of acute high-intensity interval exercise on post-exercise executive function compared to moderate-intensity continuous exercise. Physiol Behav, Vol. 155: pp 224-230.


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2015.12.16 research

2015/12/11日に、第22回 NS研αが開催されました。



当日は、谷口圭吾先生(北海道公立大学法人 札幌医科大学 保健医療学部 理学療法学第二講座 講師)が、「超高速超音波技術が斬り拓く骨格筋評価の新たな可能性」のタイトルで、発表されました。

谷口先生がこれまでに行ってきた研究を概観したうえで最新の機器を用いた現在進行形の研究成果もご紹介していただきました。谷口先生の研究は、生体画像診断評価のツールである超音波装置を骨格筋の形態・機能・性状の測定に利用して、骨格筋を評価しようとしております。

谷口先生は、理学療法士としてだけでなく研究者としての視点も持ち続けており、最新の機能に誰よりも早く着目して日本にいち早く導入し、測定結果についての信頼性を得るために屍体を用いた基礎的な研究を行い、その知見を臨床でも応用できるようにと常に考えておられる点で秀逸であり、当日はスポーツ健康科学部の教員・院生に加え、近隣の大学から教員や理学療法学部の学生も多数参加し、先生のご発表に対して活発な質疑応答が交わされました。

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2015.12.11 research

本研究科博士課程前期課程2回生の 藤江 隼平さんが本研究科教授、家光素行先生と共同で取り組まれた研究が、「American Journal of Physiology Heart and Circulatory Physiology」に原著論文として掲載されました。


この研究論文は、血管拡張物質であるadropinの血液中の濃度は動脈硬化リスクと関連し、体力レベルによって増大する可能性を示した後、8週間の有酸素性トレーニングにより中高齢者の動脈硬化リスクは改善し、その運動による動脈硬化改善効果にはadropinの血液中の濃度の増加が関連していることを明らかにしました。

Fujie S, Hasegawa N, Sato K, Fujita S, Sanada K, Hamaoka T, Iemitsu M.: Aerobic exercise training-induced changes in serum adropin level are associated with reduced arterial stiffness in middle-aged and older adults. (2015). Am J Physiol Heart Circ Physiol,15(10): H1642-1467

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2015.12.08 research

樋口貴俊先生の記事が"Yahoo!ニュース"へ掲載中です!


 本学部で研究をされている、本学総合科学技術研究機構・樋口貴俊特別研究員の
研究内容が、「Yahoo!ニュース」へと掲載されました。
 「素振り支援システム(VR打撃装置)」について紹介されています。

 素振りが科学で進化した!立命大連覇の原動力 バーチャル装置で打撃向上

http://goo.gl/4SAsXw

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2015.12.07 research

2015/12/01 本研究科博士課程後期課程3回生の佐々木裕人さんの研究が「Growth Hormone & IGF Research」に原著論文として掲載されました。


本研究科博士課程後期課程3回生の佐々木裕人さんが本学部准教授の後藤一成先生、教授の海老久美子先生、助教の栗原俊之先生と共同で取り組まれた研究が、「Growth Hormone & IGF Research」に原著論文として掲載されました。

慢性的な高脂肪食摂取(脂肪摂取量の増加)は成長ホルモンの分泌を抑制することで知られています。一方、この研究論文は、3日間の高脂肪食摂取によって運動時における成長ホルモンの分泌応答は変化しないことを明らかにしました。

 

Hiroto Sasaki, Aya Ishibashi, Yoshihumi Tsuchiya, Nobuhiro Shimura, Toshiyuki Kithara, Kumiko Ebi and Kazushige Goto. A 3-day high-fat/low-carbohydrate diet does not alter exercise-induced growth hormone response in healthy males. Growth Hormone & IGF Research, 25(6). 304-311, 2015.


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2015.11.27 research

2015/11/06 本研究科特任助教・大塚光雄先生の研究が「PLoS ONE」に原著論文として掲載されました.


本研究科 特任助教・大塚光雄先生が,本研究科教授・伊坂忠夫先生,助教・栗原俊之先生との共同研究の上, その研究内容がPLoS ONEに原著論文として掲載されました.この短距離走選手を対象とした研究では,左右の足の間隔を広げたクラウチング姿勢がその後のスタートダッシュのパフォーマンスに与えた影響が検討されました.その結果,両脚でスターティングブロックをキックする動作局面では,足の間隔を広げた試技において股関節の伸展パワーが有意に向上したものの,その後の動作局面では,そのパフォーマンス向上に個人差があることが明らかとなりました.


Otsuka M., Kurihara T., Isaka T. (2015) Effect of a wide stance on block start performance in sprint running.  PLoS ONE, 1-13.


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2015.11.25 research

2015/11/20 第21回NS研究会が開催されました。


当日は、小林吉之先生(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人間情報研究部門 デジタルヒューマン研究グループ 主任研究員)が、「産総研DHRGにおける人のロコモーションに関する研究-高齢者の転倒リスク評価を中心に-」のタイトルで、発表されました。

小林先生のご研究は、200数名におよぶ被験者の歩行動作の解析から転倒リスクに関連する歩行動作の特徴を見出し、その特徴を活かした歩行特徴評価装置を開発するというもので、研究成果を企業との連携を通じて広く社会に普及して役立てようとしています。

研究成果を社会に還元しようとするその姿勢は、スポーツ健康科学部が目標としているものでもあり、歩行研究や転倒予防の研究を行っている教員・院生から活発な質疑応答が交わされました。


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2015.11.19 research

スポーツ健康科学研究科博士課程後期課程1回生の 長谷川 夏輝が同研究科教授、家光素行先生と共同で取り組んだ研究が、「American Journal of Hypertension」に原著論文として掲載されました。


この研究論文では、骨格筋細胞内に蓄積する脂肪であるIMCLおよび骨格筋細胞外に蓄積する脂肪であるEMCLと動脈硬化度との間に関連性が認められ、その関連性は年齢や性別によって異なり、特に中高齢の女性においてIMCL含有量の低下やEMCL含有量の増加が動脈硬化リスクの増大に関与していることを明らかにしました。[o1] 


Hasegawa N, Kurihara T, Sato K, Homma T, Fujie S, Fujita S, Sanada K, Hamaoka T, Iemitsu M. Intramyocellular and

and Extramyocellular Lipids Are Associated With ArterialStiffness.Am J Hypertens 28(12):1473-1479、2015


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2015.11.19 research

2015/11/06 本研究科特任助教・大塚光雄先生の研究が「Biomedical Human Kinetics」に原著論文として掲載されました.


特任助教・大塚光雄先生が,本校スポーツ健康科学部研究科教授・大友智先生,教授・伊坂忠夫先生,助教・栗原俊之先生,東大阪市立池島中学校の阿久津千尋先生との共同研究の上, その研究内容がBiomedical Human Kineticsに原著論文として掲載されました.この学校体育における中学生を対象とした研究では,スポーツバイオメカニクスの知見に基づき,高いハードルを跳び越えることを学習内容として定めた教材「ハイジャンハードル走」の有効性が検討されました.その結果,一般的に用いられている教材と比較して,ハイジャンハードル走を用いた実験的な単元では,走・跳を繰り返す基本的運動能力が身につくだけでなく,ハードル走の記録も有意に向上することが明らかとなりました.

 

Otsuka M., Otomo S., Isaka T., Kurihara T., Isaka T. (2015) Teaching material based on biomechanical evidence: ‘high-jump hurdles’ for improving fundamental motor skills. Biomedical Human Kinetics, 7: 147-155.


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2015.10.27 research

第20回 NS研α 開催報告


2015年10月23日 (金) に、インテグレーションコア1F アカデミックラウンジにて、第20回 NS研αが
開催されました。当日は、岡本尚子先生(立命館大学 産業社会学部 准教授)が、「数学教育研究に
 おける生理学的アプローチ」のタイトルで、発表されました。岡本先生のご研究は、「数学教育の現
 場で重要な問題」を基に、学習者の学習過程と指導者の指導過程を、NIRS (近赤外線分光法) や視線
 計測などの生理学的なアプローチで解明しようとするものです。教育現場と研究の融合を目指す先生
の研究姿勢については、スポーツ健康科学部のアプローチと通じる点も多く、フロアからも活発な質
 疑応答が交わされました。

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2015.10.27 research

2015/12/1(火)・グランフロント大阪にてシンポジウムを開催いたします。


2015年12月1日(火)14:00~・グランフロント大阪北館4Fナレッジシアターにて、
 本学部・伊坂忠夫教授が研究リーダーを務める、「文部科学省・確信的イノベーション
創出プログラム」に採択されたプロジェクトのシンポジウムを実施いたします。

 当日は、「続かなかったあなたへ」との題目で、2015ラグビーワールドカップ
日本代表メンタルコーチの荒木香織氏に"運動を始める・続けるための
 レジリエンシー"についてお話頂いた後、拠点関係者の発表を行います。

詳しくは下記HPをご覧下さい。
http://www.activeforall.jp/

みなさまのご参加をお待ちしております。

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2015.10.16 research

2015/05/03 本究科博士課程前期課程2回生木戸康平さんの研究が「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました。


スポーツ健康科学研究科博士課程前期課程2回生 木戸 康平さんが同研究科教授伊坂忠夫先生、藤田聡先生、東京医科大学医学部主任教授浜岡隆文先生、及び、立命館グローバルイノベーション研究機構専門研究員菅唯志先生と共同で取り組まれた研究が、「Physiological Reports」に原著論文として掲載されました。

この研究論文は、持久性運動に先立って運動肢に虚血/再還流を繰り返す虚血プレコンディショニングを実施することで、運動持久力が向上することを明らかにし、さらに、その効果機序として局所骨格筋におけるミトコンドリアエネルギー代謝の活性化が関与している可能性を示しました。

 

Kohei Kido, Tadashi Suga, Daichi Tanaka, Toyoyuki Honjo, Toshiyuki Homma, Satoshi Fujita, Takafumi Hamaoka, Tadao Isaka, (2015). Ischemic preconditioning accelerates muscle deoxygenation dynamics and enhances exercise endurance during the work-to-work test, Physiological Reports, Vol. 3 no. e12395, 7


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2015.09.02 research

2015/08/19本研究科博士課程後期課程3回生 土屋吉史さん(日本学術振興会・特別研究員DC2)の研究が「Metabolism」に原著論文として掲載されました。


本研究科博士課程後期課程3回生、土屋 吉史さんが本研究科准教授、後藤 一成先生と共同で取り組まれた研究成果が、「Metabolism」に原著論文として掲載されました。

本研究の結果から、肥満の予防・解消の効果が期待されている骨格筋由来の生理活性物質「Irisin」の分泌には、レジスタンス運動が有酸素運動および混合運動 (レジスタンス運動 + 有酸素運動) に比較して効果的であることが示唆されました。

 

Tsuchiya Y, Ando D, Takamatsu K. and Goto K. (2015). Resistance exercise induces a greater irisin response than endurance exercise. Metabolism 64(9): 1042-50.


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