4年間の学び
4YEARS LEARNING
4年間を通した小集団教育を軸に、
社会問題と向き合う確かな力を身につけます。
産業社会学部では、1965年の創設以来一貫して、教学理念に基づいたカリキュラムや多様なプログラムが設計されてきました。産業社会学部における教育・研究のユニークな特徴は、常に同時代の社会的諸問題との関わりにおいて複数の学問分野の知識や経験を総合し、臨機応変にその社会的諸問題の科学的解明と実践的解決に活用しようとすることにあります。
ただ単に学術的な興味や関心に基づいて異なる学問分野の知見を切り貼りするといった、恣意的な性格の学際性を追求するのではありません。例えば、産業社会学部にはいくつかの資格課程が設置されていますが、それらは単なる職業能力訓練のためにあるのではなく、産業社会学部が目指している社会的な実践能力の養成を目指しているものなのです。産業社会学部が目指し、また学生のみなさんに提供しようとしているのは、そのような機動的かつ実践的な「社会力」を獲得するための4年間なのです。
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小集団科目 |
専門科目 | 教養科目 | 外国語 | |||
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1 回生 |
基礎的な力をもとに 専門へのゆるやかな導入 4年間大学で研究をおこなっていく上で必要な基礎力を修得していきます。基礎的知識に加え、幅広い教養、問題構造の理解や情報収集力などを磨いていきます。 |
基礎演習Ⅰ・Ⅱ 1回生全員が指定されたクラスに分かれ、それぞれのクラスで学生が協働して学んでいく演習スタイルの小集団科目です。4年間、産業社会学部で学びを深めていくために最低限必要とされる知識と技術を習得していきます。具体的には、5つの基礎的能力(多様な他者を尊重しつつ協働する、問題設定を行う、調査する、発表する、討論する)を身に付けることを目標としています。 |
専門導入科目 |
教養・キャリア形成科目 |
※3外国語科目英語副専攻 |
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2 回生 |
学びのスキルを高める ゼミ選択に向けて 専門科目の履修が本格的になり、専門性を高めるとともに学際的な学びを進めます。また、より緻密に考え発信する力をつけるため、アカデミックスキルを高めます。 |
プロジェクトスタディⅠ・Ⅱ 基礎演習での学びを踏まえて、“専門性”と“学際性”を深め、立体的な学びを展開していくための基礎的な能力を養成することをねらいとした小集団科目です。それぞれの専攻における基礎的な文献・資料を、根拠をもって批判的に読解し(アカデミック・リーディング)、論理と根拠をもって主張を表現する(アカデミック・ライティング)という2つのスキルを習得することを主要な目標としています。 |
専門展開科目 |
英語副専攻、展開英語、全学副専攻 |
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3 回生 |
基礎的な力をもとに専門的な 将来の進路を定める 1・2回生で得た知識やアカデミックスキルをもとに、専門テーマを深めます。また、卒業を見据え、進路目標を明確化していきます。 |
ゼミナールⅠ・Ⅱ 担当教員の専門的な指導が行われる演習形式の小集団科目(定員15名)です。クラスごとにテーマが設定されており、2回生時にゼミ選択を行うことで所属クラスが決定し、2年間継続して履修し学びを深めていきます。1・2回生で培った知識やアカデミックスキルをもとに、個人または集団的な学修・研究を進め、その成果を論文や作品として発表できる力量の形成を目指します。 |
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4 回生 |
4年間の学びを社会で 学びの成果を卒業論文・制作に 学びをさらに深めながらゼミでの研究を進め、卒業論文(もしくは卒業制作)を仕上げます。就職・進学など、次のステップで活躍する力に高めていきます。 |
ゼミナールⅢ・Ⅳ、 「ゼミナールⅠ・Ⅱ」のクラスを継続して履修します。「ゼミナール」の成果を土台に、専門科目などの学修を踏まえ、個人または集団的な学修・研究を進め、各自の研究テーマと研究計画をもとに、担当教員の指導を受けながら、学修・研究のまとめとして成果物(卒業論文もしくは卒業制作)を作成します。「ゼミナールⅣ」と「卒業研究」は、卒業するための必修科目です。2年間のゼミナールを通じて、自分にとっての「問題」を発見し、教員や学生との活発な議論の中で、その「問題」への自分なりの回答を見つけ、4年間の学部での学びを総合的に「紡ぎ上げ」ていきます。 |
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小集団教育について
各回生に小集団科目を配置し、4年間を通して小集団クラスを中心としながらきめ細やかな履修指導・学習指導を行い、学生を育てるしくみを導入しています。1回生時に基礎演習、2回生時にプロジェクトスタディ、3・4回生時に演習(ゼミナール)と4年間一貫してゼミを開講します。各回生での小集団教育を経て、段階的に専門研究へ進めるようにします。
基礎演習Ⅰ・Ⅱ
1回生全員が指定されたクラスに分かれ、それぞれのクラスで学生が協働して学んでいく演習スタイルの小集団科目です。4年間、産業社会学部で学びを深めていくために最低限必要とされる知識と技術を習得していきます。具体的には、5つの基礎的能力(多様な他者を尊重しつつ協働する、問題設定を行う、調査する、発表する、討論する)を身に付けることを目標としています。
プロジェクトスタディⅠ・Ⅱ
基礎演習での学びを踏まえて、“専門性”と“学際性”を深め、立体的な学びを展開していくための基礎的な能力を養成することをねらいとした小集団科目です。それぞれの専攻における基礎的な文献・資料を、根拠をもって批判的に読解し(アカデミック・リーディング)、論理と根拠をもって主張を表現する(アカデミック・ライティング)という2つのスキルを習得することを主要な目標としています。
ゼミナールⅠ・Ⅱ
担当教員の専門的な指導が行われる演習形式の小集団科目(定員15名)です。クラスごとにテーマが設定されており、2回生時にゼミ選択を行うことで所属クラスが決定し、2年間継続して履修し学びを深めていきます。1・2回生で培った知識やアカデミックスキルをもとに、個人または集団的な学修・研究を進め、その成果を論文や作品として発表できる力量の形成を目指します。
ゼミナールⅢ・Ⅳ、卒業研究
「ゼミナールⅠ・Ⅱ」のクラスを継続して履修します。「ゼミナール」の成果を土台に、専門科目などの学修を踏まえ、個人または集団的な学修・研究を進め、各自の研究テーマと研究計画をもとに、担当教員の指導を受けながら、学修・研究のまとめとして成果物(卒業論文もしくは卒業制作)を作成します。「ゼミナールⅣ」と「卒業研究」は、卒業するための必修科目です。2年間のゼミナールを通じて、自分にとっての「問題」を発見し、教員や学生との活発な議論の中で、その「問題」への自分なりの回答を見つけ、4年間の学部での学びを総合的に「紡ぎ上げ」ていきます。
※1 さんしゃリテラシー科目とは、1回生時に履修する「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」「入門社会学」「情報リテラシーⅠ」のことで、産業社会学部で学ぶためのアカデミックスキルの基礎を修得することを主な目標としています。
※2 専攻コア科目とは、専攻ごとに設定されている専門的な知識への導入科目です。
※3 必修:英語 選択必修:ドイツ語/フランス語/中国語/スペイン語/朝鮮語から1言語英語と選択必修の内の1つの言語を合わせた2つの言語が必須。国際社会で通用する高度な外国語運用能力を身につけることを目標とします。
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