プロフェッショナルに学ぶ
PROFESSIONAL
読売マスコミ講座
「メディアの公共性から新聞・テレビの課題と役割を考える」
本学担当教員: 柳澤 伸司
科目の概要
読売マスコミ講座は、日本を代表するメディアである読売新聞大阪本社、読売テレビ放送(ytv)によるマスコミの活動について学ぶ科目です。新聞・テレビの最前線で活躍する講師による講義からマスコミの現在と未来について学んで行きます。テーマとしては、公共的役割を担う新聞、テレビの現在を中心に、新聞活用の利点をはじめ、政治・経済や事件取材と報道、国際報道、テレビ局の経営、テレビ番組制作の実際など、ジャーナリズム、マスメディアの実務に携わる方々による話題提供を通して幅広い知見を培って行きます。
2024年度の講師・講義テーマ
| 授業回数 | 担当者・講師 | テーマ |
|---|---|---|
| 第1回 | 立命館大学産業社会学部教授 |
イントロダクション 概説~日本の新聞とテレビ、現状と課題~ |
| 第2回 | 読売新聞大阪本社 「新聞のちから」委員会事務局 |
【新聞】 新聞活用法とメディアリテラシー |
| 第3回 |
読売新聞大阪本社 科学医療部記者 |
【新聞】 巨大災害報道 |
| 第4回 |
読売新聞大阪本社 編集局編集委員 |
【新聞】 科学医療報道 |
| 第5回 |
読売新聞大阪本社 科学医療報道 |
【新聞】 国際報道(グローバル・サウスの視点から) |
| 第6回 |
読売新聞大阪本社 生活教育部記者 |
【新聞】 SNS全盛時代における新聞の投稿欄の役割 |
| 第7回 |
読売新聞大阪本社 写真部記者 |
【新聞】 写真報道 |
| 第8回 |
読売新聞大阪本社 社会部記者 |
【新聞】 情報パンデミックを生きる知恵 |
| 第9回 |
読売テレビ放送株式会社 コンテンツ戦略局 |
【テレビ】 地上波編成からコンテンツ戦略へ |
| 第10回 |
読売テレビ放送株式会社 営業局 |
【テレビ】 テレビ局の営業って? ?半世紀続いたビジネスモデルの今後とは? |
| 第11回 |
読売テレビ放送株式会社 報道局 |
【テレビ】 これから必要とされる報道とは |
| 第12回 |
読売テレビ放送株式会社 制作局 |
【テレビ】 テレビ番組制作の裏側 |
| 第13回 |
読売テレビ放送株式会社 報道局 |
【テレビ】 報道カメラの仕事について |
| 第14回 |
読売テレビ放送株式会社 ESG推進局 |
【テレビ】 サステナビリティ・プロジェクトから見るytvSDGsの戦略 |
| 第15回 |
読売テレビ放送株式会社 コンテンツ戦略局イベントビジネスセンター |
【テレビ】 「読売テレビのイベントビジネス」 |
授業の特徴
この講座は、新聞社、テレビ局の第一線で活躍されている講師の方々によるオムニバス形式の講義です。講義は受講生にとって新聞、テレビの身近なテーマ(新聞の読み方、取材と報道、番組制作、放送局の経営など)からジャーナリズムや放送の役割に関わるものまで毎回の講師の方々たちと学んで行きます。講義を通じて新聞、テレビの現在をダイレクトに学びながら、これからのメディアの役割について知見を深めていきます。メディア関連分野で活躍する人材の育成だけでなく、新聞やテレビといったマスコミに関心を拡げてもらうことを目標としています。
受講者へのメッセージ
本学担当教員: 柳澤 伸司
この講座で目指すのは、社会の公共的な役割をもつ新聞・テレビの活動から、ジャーナリズムの基本的な問題、社会に起こる事象を取材し伝えることの実務者の活動について学ぶことにあります。メディアに携わる講師の方々による取材や報道、番組制作などの各テーマは、社会(世界)と関わる大切さ、面白さを考えさせてくれるでしょう。この講義を通して学ぶことの意義はそれぞれの受講生にあるといえます。受講生には、ただ授業を聞くというところに留まらず、質疑においても積極的に発言し、それを自らの学びにフィードバックさせながら考えていくことを期待しています。