今年度新たに大学生活を送る新入生、そして初の対面授業を送る新2回生に向けて作成したブックレット『失敗は成功の“素”』を衣笠キャンパス、びわこ・くさつキャンパス、大阪いばらきキャンパスの3キャンパスとmanaba+Rにて配布しました！
本紙のタイトルにある「失敗」というテーマ設定には、同じ学生という立場にある私たちの経験が背景としてあります。その経験とは「新入生や低回生に向けて発信される先輩たちの経験談や大学生活の送り方は成功体験がベースとなっているものが多く、なかなか自分事として捉えにくかった」というものです。
新入生の多くは新たに始まる大学生活に期待すると同時に沢山の不安を抱えて入学します。自分たちが新入生の時に「先輩たちも失敗を経験しながら、大学生活を楽しんでいるんだ」ということを知ることができていれば、漠然としていた不安が少し薄まっていたのではないかと考えました。
この背景をもとに「新入生が抱える不安を少しでも解消すること」を目的として、インタビューを実施し、大学生活での失敗談をベースとしたブックレットを作成することにしました。
インタビューにはSSPピア・サポーターとして活動している大阪いばらきキャンパス所属の学生4名に参加してもらいました。同じSSPピア・サポーターとして活動していても知ることがなかったお話が聞けてすごく楽しかったのと同時に、自分の目にはすごい人や完璧な人に見えていても、どこかで失敗を経験して、その失敗を糧にして大学生活を充実させているんだということを知ることができました。そしてこのインタビューを通して「失敗」は成長に欠かせないものなのだと改めて感じることができました。インタビューに応じてくれたSSPピア・サポーターの皆さん本当にありがとうございました！
ブックレットでは新入生と初めて本格的に対面授業を経験する新2回生に向けて、大学生活を送るうえで重要となるポイントを正課と課外に分けて紹介しています。紙面は気軽に読んでもらえるよう、座談会風にしました。コラムのコーナーでは先輩たちの経験談を惜しみなく掲載し、大学生活の多様なあり方を伝えるものになっています。
本紙は衣笠キャンパス、びわこ・くさつキャンパス、大阪いばらきキャンパスの3キャンパスのSSPピア・サポーター計6名で企画・作成を行いました。企画の構想に約2か月、作成に取り掛かかり完成まで約5か月を要しました。3キャンパス合同で企画を行うのは初めてで、お互いに対面での面識がない状態ではありましたが、それぞれに意見を出し合い、納得できるものにするために懸命に取り組みました。表紙のイラストから編集後記としての「みんなへのメッセージ」まで、メンバー全員の思いが詰まったブックレットを完成させることができました。
配布にあたって、一人でも多くの学生に届くよう、各キャンパスの図書館や学部事務室などにもご協力いただきました。この場をお借りしてご協力いただいた皆様に感謝申し上げたいと思います。またmanaba＋Rでも配布したことで、OICで4月の頭に実施した相談会では、「ブックレットを見たよ！」という声を聞くことができました。新入生や新2回生の手に届いていることが実感でき、非常に嬉しかったです。
本紙の企画・作成を行ったチームメンバー自身にとっても、試行錯誤を繰り返す中で成長する良い機会となりました。そして「失敗」を悪いものと捉えるのではなく、「失敗」があるから、より良いものにしていくことができるということを本企画を通して改めて実感することができました。
最後になりますが、本紙は今からでも遅くない、いつ読んでも発見があるブックレットになっています。この文章を読んでくださっているのも何かの縁かと思いますので、是非ブックレットに手を伸ばしていただけたらと思います！
【ブックレット『失敗は成功の“素”』】
※ブックレットの中身は下の画像をクリック（立命館のIDとパスワードが必要です）
【ブックレット配布場所一覧】
■衣笠キャンパス：学生オフィス・産業社会学部事務室
■びわこ・くさつキャンパス：メディアセンター・メディアライブラリー・学生オフィス・学生サポートルーム
■大阪いばらきキャンパス：学生オフィス・OICライブラリー