2021年9月16日（木）の午後、第2回SSPピア・サポーター集合研修を開催しました。集合研修は3キャンパスのSSPピア・サポーターが集って行われる研修で2019年度から実施しています。例年年1回の開催でしたが、今年度は3回実施予定で今回はその中でも最も規模の大きな回です。コロナ禍ではありますが、感染症対策を取りながら衣笠キャンパスにて対面形式で実施し、41名のSSPピア・サポーターが参加しました！
プログラムは2部制で、第1部ではダイバーシティ＆インクルージョンを、第2部では課題発見と課題解決のプロセスをテーマに行われました。
第1部では、衣笠学生オフィス支援コーディネーター片山愛さんによる特別講義「ダイバーシティ＆インクルージョン×学び：カエルさんとウサギさんのピア・サポート論」が行われました。
多様性と聞くと、つい“誰かの”多様性を考えてしまいますが、実は自分自身も多様性の中の一人です。立命館大学には32000人を超える学生がいますが、そのそれぞれに事情があり、普通があり、当たり前があります。自分の「フツー」を前提とした関わりではなく、大学生というご縁を活かしながら寄り添ったり助け合ったり同じ方向を眺めたりすることや、一人で抱えず立命館というご縁を活かして教職員も頼りながら活動していくことが、ダイバーシティ＆インクルージョンの理念を意識したピア・サポートを実践するうえで大切であることを学びました。
第2部では、チームで協働し課題を発見し解決するための企画を立てるプロセスを体験するプログラムが行われました。事前アンケートをもとにした関心別のグループ編成で他キャンパスのピア・サポーターと一緒に、自分たちに何ができるかを考えていきました。
ワークは①ブレインストーミング、②他のグループのブレストを見て回る＆いいねやコメントを付ける、③いいねやコメントを参考にしながら企画立案、④発表とフィードバックの順で行われました。同じテーマで集まったメンバーでも課題意識や課題解決のプロセスや発想が異なることを楽しみながら、チームで一つの企画書を書き上げていきます。企画立案から発表まで、短時間ではありましたが、普段実施していた企画や相談会ではなかったような発想も多く見られました。前例踏襲ではなくその時々で相手の立場に立って考えることでより効果的な企画が生まれていくことが感じられました。
研修の最後にはa.企画そのものについての振り返りとb.チームメンバーのふるまいについての振り返りを実施しました。a.について話し合った後、b.ではメンバーそれぞれにメッセージを書き、手渡してお別れとなりました。また、研修後には自分自身の学びについてもじっくり振り返りました。
SSPピア・サポーターは秋学期もさまざまなイベントや相談会を考えています！ぜひお楽しみに！！