試合会場は神戸市総合運動公園ユニバー記念競技場。対戦する箕面自由学園は今季、大阪勢の大阪産業大学附属と並び優勝候補と評されるチーム。
1週間前には、関西学院を相手に31-0で完封勝利している。
力あるチームを相手に昨年優勝の立命館宇治がどう仕掛けるのかが注目された。
試合は立命館宇治のキックから開始。箕面自由学園は中央に選手を集めた体型で1プレー目は中央のラン。それを立命館宇治は難なく止める。
しかし、2プレー目にはロングパスを投じ、それがタッチダウン。開始早々に7点を奪われる。
返す立命館宇治のオフェンスはシャットアウトされパント。
その後、箕面自由はパスを多用。宇治ディフェンスそれを止められず、ゴール前25Yまで入り込まれる。
しかし、4thダウンまで耐えきり、箕面自由はフィールドゴールを選択するも失敗。0-7のまま。
続く立命館宇治の2度目のオフェンスも前進を封じられパント。
箕面自由3回目の攻撃はフィールド中央から。
立命館宇治はランを止めるも要所でパスを通され、2つ目のタッチダウンを奪われる。0-14。
2ポゼッション差を追いかける立命館宇治は、アイランド体型、パントフェイクなどを多用し、次第にランプレーで前進し敵陣29Yまで突入。
しかし、タッチダウンを狙うパスも強烈なブリッツの圧力に抗することができず、得点につながらない。
後半は、立命館宇治のオフェンスから、体型を様々変化させながら、ランプレーで1stダウン更新を続ける。
6分以上の時間を費やし敵陣24Yまで踏み込むも、痛恨のファンブル、ターンオーバー。
この後、立命館宇治ディフェンスがQBサックのビッグプレーで士気の強さを感じさせる。
箕面自由は安全策で3rdダウンパントで陣地を戻す。
再び、立命館宇治のオフェンス。ランプレーで刻んで更新を続けてフィールド中央まで戻すも、箕面自由の壁を崩せず、パントで敵陣14Yへ。
その後、立命館宇治ディフェンスは反応よく、箕面自由は自陣14Yから前進できずパント。ボールはさほど飛ばず、立命館宇治は敵陣28Yからの攻撃。
残り時間6分。タッチダウンを狙うパンサーズはパスを投じようとするも、箕面自由の圧に押されて前進できず。4thダウンギャンブルも成らず。
残り時間4分半。箕面自由はランプレーで細かく刻み時間を費やし、ボールを確保したまま勝利を確定した。